男か怪しい程の華奢な身体つき。 改めてみれば中性的な顔立ち。
翠
…綺麗ですね。
桃
そぉ…?嬉しいよ。(笑
翠
あの、…なんで俺を拾ったんですか…?
桃
ん~、冷たそうだったから?
翠
( 可哀想とか辛そうとかじゃなくて冷たそう?! )
翠
( 寒そうだったらまだわかるけど冷たそうってなんすか?!?! )
翠
そ、そうですか、…(苦笑
桃
?うんっ。
翠
おにぃさん、名前なんていうんですか?
桃
夜桜 藍、君は?
翠
綠緣 蘇魑と申します…。
桃
ふ~ん?歳は?
翠
19ですが…、
桃
ぁえっ?!俺より年上?!
翠
ぇ、…
らんさんって、喫煙してるよね? 法律って知ってる?
桃
だったら敬語外してよ、
桃
もとからちょっと違和感あったし、
翠
…、いい、けど…。
桃
やったっ!(抱
なんか、抱き付かれたら、 ちょっと意識しちゃうんだけど。
翠
( でも、… )
楽しそうに笑ってても、 目に、光は灯らないだな。
リビングに戻って、 一番に目に入ったのはある写真。 笑ってるらんさん。 目、光ある。
翠
ご家族の方、?
桃
…兄だよ。
桃
今も、あの中に居る兄。
翠
あの中?
桃
君は、まだ知らない方がいい。(笑
さっきの微笑みとは違う、 暗闇だけの微笑み。
桃
…………、(喫
翠
いいの、?…煙草。
桃
…落ち着くんだよね。
桃
あのこと、薄らだけど、
桃
忘れられるんだよ。
ソファに足を組んで座るらんさん。 その姿は廃人のようだった。 それは、俺の母よりも酷いものだ。
翠
家族、…好き?
桃
あんなの、好きになる方が難しい。
翠
…………。
お風呂に入った時、 わからない程度に隠してたみたいだけど ちょっと見えたんだよね。
背中に鞭を当てられたような傷跡。 あとは痣などの打撲痕。
俺が考え込んでいると、 らんさんは煙草を灰皿に擦り付け、 歩き始める。
桃
寝よ?もう遅い。
時計を見るともう一時を過ぎていた。
翠
ぁ、うんっ。
今はあんまりわからないけど、 いつか、らんさんが言ってくれる。 そう、信じよう。
桃
おやすみ…。(寝
翠
……、らんさん。
翠
貴方は、なにを隠しているんですか。
翠
俺にはわかりません…。(抱
翠
おやすみ…、なさい。
神髄 玩恋
サムネの絵出すの忘れてた(笑
神髄 玩恋
3時間半ぐらいかな?
神髄 玩恋
そんじゃまた~!







