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成宮
成宮
とある日のお昼過ぎ。 コトン、とテーブルに置かれた料理と共に、 成宮が希李菜に語りかけた。
希李菜はスマホから目を離し、 料理と成宮の顔に交互に視線を向ける。 運ばれたオムライスの匂いが希李菜の鼻腔をくすぐり、空腹を誘った。
楠山希李菜
楠山希李菜
楠山希李菜
楠山希李菜
たっぷりと時間をかけて返した希李菜の答えに、 成宮がおかしそうに笑みをこぼす。
何がおかしいと言わんばかりに睨み付ければ、 成宮がごめんごめんと首を振った。
成宮
成宮
記憶を掘り返すように目を瞑る成宮の横で、 オムライスに手を付けながら、希李菜も夏希の姿を思い浮かべる。
そういえばこの前、酔っ払った彼女が絵の具を床にぶち撒け、大変な事になったっけ。 その騒ぎを聞き付けてやって来た暁や一斗のウンザリした顔を、今でも鮮明に覚えている。
思い返してみると、天童夏希と言う人物は 「不思議な人」と言うより「変な人」と言うイメージの方が強い。
ランネも七緒もアビスも、皆口を揃えて 「天童夏希は変人だ」と言う。 勿論、永遠や秋だってそう思っている筈だ。
しかし、今さっき成宮は 「天童夏希は不思議な人だ」と言った。
「変な人」よりも先に、 「不思議な人」が来るのは何故だろう? そんな疑問を口にすれば、成宮はほんの少しだけ悲しそうな笑みを浮かべる。
成宮
楠山希李菜
昔、ベロンベロンに酔った彼女が言っていた。
「今までで一番辛かったのは、ママとパパが死んだ事と、真夏を引っ叩いた事なの」…と。 その後すぐに眠ってしまったから、希李菜は聞かなかった事にしたのだけれど。
この事を知っているのは、その場に居た希李菜とアビス、成宮一斗小山の三人組、そして恐らく、一番長く夏希と居るランネだけだろう。
いつも明るい彼女にそんな過去があっただなんて、希李菜は想像もしていなかった事だから、あの時の言葉が妙に印象に残っている。
楠山希李菜
成宮
成宮
楠山希李菜
頭上に大量のハテナを浮かべる希李菜に構わず、成宮は言葉を続ける。
成宮
成宮
成宮
楠山希李菜
………と
ここまで書いたはいいのですが、 「結局何が言いたいん?」と作者がよく分からなくなったので没です
でも折角ここまで書いたので、消すのは勿体無い! てことで投稿しときます。
この後の二人の会話は 皆様の想像力で何とかしてください
おまけ
天童夏希
天童夏希
天童夏希
天童夏希
天童夏希
天童夏希
天童夏希
天童夏希
短編 「成宮と希李菜が夏希さんの過去に触れる話(没)」 終 アイコン 使用メーカー…おさむメーカー 作者様…おさむくん
コメント
8件
自分の子(夏希)にボロクソ言われてるのもおもろい 個人的に忘れたくて演技してるというか…そんな気がする
夏希さん…救われたと思ってたけど、まだ闇の中なのか……!? 仕方がないので残りは脳内補完します 私たちオタクの特技
中人)……途中まで漫画で再生してた 口調知らずなので思い付かぬ、地の文上手いよヌッシー