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私は親友の女の子が好きだ

絶対に、この恋が実らないであろうことも知っていた

ただ、一緒にいられるだけで、話せるだけで十分だった

親友の立場で、その距離でいることが、ひたすら心地よくて

なのに、 突然その関係はある男によって壊された。

学校

~休み時間~

女子生徒1

…ねえ

女子生徒1

結局2人は好きな人いないわけ?

野入 はな

……はっ?

休み時間に入り、友達とのんびり話していた私は 突然発されたその言葉にぽかんとしてしまった

矢岡 あいり

えっと…急にどうしたの?

話し相手であり、親友のあいりも困ったように首を傾げている

女子生徒2

だーかーら…好きな人いるのかって聞いてるの!!

女子生徒1

2人って恋バナとか全然しないしさ、気になるんだよね〜

野入 はな

……そ、そんな事言われても…

私は…ともかく、あいりからそういう話は特に聞いたことはないし

しっかりしてて優しいから、モテているのかもしれないが…

きっと、いないはず…だよね

野入 はな

…私はいない、よ

野入 はな

…ね、あいりもいないよね—

矢岡 あいり

私はいるよ

野入 はな

………

…え?

女子生徒1

えっ、あいりって好きな人いるの!?

女子生徒2

意外〜!てっきり男子には興味ないのかと…

え?え?え?

矢岡 あいり

うん、先輩なんだけどね

矢岡 あいり

…ふふ、改めて言うとちょっと恥ずかしいな

………

えええええええええ!!

野入 はな

……あ、ああ、あいり!

野入 はな

そっ…そんなの私聞いたことないよ!?

矢岡 あいり

うん…黙っててごめんね

矢岡 あいり

どのタイミングで言ったらいいのか、わからなくて

矢岡 あいり

…えっと、応援してくれる、かな?

私の気持ちなんて目に留めず、照れくさそうに微笑む親友

その姿が、最高に、可愛くて…

恋する乙女の顔だった

野入 はな

………

野入 はな

……当たり前じゃん

野入 はな

応援するに、決まってるよ

私の声がかすかに震えたのには、良くも悪くも気づかれなかったらしい

私の親友……好きな人は、 嬉しそうにはにかんだ

矢岡 あいり

本当?…ふふ、ありがとう

女子生徒1

うわ〜、まじか〜…全力で応援するね!

女子生徒2

あ、それでそれで、名前は?

女子生徒2

好きな先輩の名前!!

矢岡 あいり

えっとね

島谷ふうまっていう人だよ

はなの部屋

野入 はな

…島……う…

野入 はな

…島谷ふうま、島谷ふうま…

私は自室の中で、狂ったようにその名前を繰り返していた

…私の好きな人を…大事な人の心を奪った…憎き奴…

野入 はな

…ううううう…!

野入 はな

…なんでなんでなんで…!!

やはり失恋というのはしんどい

別に付き合いたいつもりじゃなかったものの、 好きな人がいるとなればそれはそれで傷つくものだ

野入 はな

…やっぱ私のことなんて眼中になかったのか…

野入 はな

…いや、別に知ってたけど……

野入 はな

………

ふと頭の中に藁人形の姿が浮かび、慌てて揉み消す

いやいやいや、いくら憎い相手とはいえ好きな人の好きな人だろう

呪おうとするなんて……だめだ親友失格!!

野入 はな

うぁぁぁ…

私は言葉にならない声を上げてベットに倒れ込んだ

…とりあえず、明日のことは明日考えよう 今日はもう寝ないと…

野入 はな

……

野入 はな

…すー…

ベットに横たわったら眠気が襲ってきて、 私はすぐに眠りについた

その夜見た夢は、藁人形が私に告白してくるというものだった

……なぜ?

???の部屋

???

…やっぱ

???

告白するなら明日…かな

最後までお読みいただきありがとうございます!

次回も読んでいただけると嬉しいです👀✨

よかったら感想などのコメントよろしくお願いします…🖐️

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