夢
三ツ谷くんに、何がわかるのっ!!!

夢
私が…

夢
私があの日、どんな想いをしたかっ

夢
わかるはずなんてないっ!!

三ツ谷
…あぁ、そうだな

三ツ谷
俺には、夢の気持ちはわからないよ

三ツ谷
でもな、

三ツ谷
想像することも寄り添ってやることも出来る

夢
……

三ツ谷
夢がそれを望むのなら…だけどな

三ツ谷
俺は…俺だけじゃない

三ツ谷
柚葉も、八戒も

三ツ谷
支えたい、一緒に乗り越えたいって思ってるはずだ

夢
…そんなこと…わかってる…

夢
みんなが心配してくれてることも、

夢
わかってる!!

夢
でも…

夢
でもっ、怖いの!!

夢
もしかしたら、また同じことになるかも知れない…

夢
このまま何もせず、

夢
過ごせたらどれだけいいのかって…

三ツ谷
…夢はさ、どうしたいんだ?

三ツ谷
怖い気持ちはよくわかった

三ツ谷
無理しろなんて、誰も言ってねぇよ

三ツ谷
夢は、今後もこのままでいいと思ってるのか?

夢
…私は…

今のまま、みんなとの平和な日々が
続けばいいと思ってる
男の人がダメなままでは
いけないこともわかってる…
夢
…わからない、

夢
向き合わないといけないことはわかってる

夢
でも、どうしても怖くて…

夢
震えが止まらないのっ

三ツ谷
…1人で向き合う必要なんてないだろ?

夢
…え?

三ツ谷
さっきも言ったけど…

三ツ谷
夢には、俺も柚葉も八戒もいるんだぞ?

三ツ谷
1人が怖いなら、俺らが一緒に行くから

三ツ谷
もっと頼ってこいよ

夢
…けて…

夢
…たす、けて…

三ツ谷
あぁ、もちろんだ

三ツ谷
…一緒に明日どうするか考えようぜ

夢
…うん、ありがとう

三ツ谷
よし、あいつらも呼んで作戦会議だな(ニコッ

その時の三ツ谷くんの笑顔は、
絶対に忘れないだろう…