私は普通高校に通う1年 夜桜はな(よざくら はな) 両親は2人ともプロヒーローである 私が1番尊敬している2人だ。 強くて優しくてかっこいい両親に憧れて ヒーローを目指したが 小さい頃から体があまり強くない私は ヒーローの厳しさを知っているからこそ 両親からはヒーローではなく 普通の女の子として 幸せになってほしいと言われ 今は普通の女子高生として 幸せな生活を送っている。
お父さん (夜桜 匠)
夜桜 はな
お母さん (夜桜 さゆり)
今日は私の誕生日 家族3人揃ってパーティーをしていた すると ブーッブーッ お父さんとお母さん 2人の携帯が同時に鳴った
お母さん (夜桜 さゆり)
お父さん (夜桜 匠)
お母さん (夜桜 さゆり)
お父さん (夜桜 匠)
夜桜 はな
夜桜 はな
お母さん (夜桜 さゆり)
お父さん (夜桜 匠)
夜桜 はな
いつものことだ 今回は敵(ヴィラン)による火災事件が起き 被害が広がり人員が足りず 緊急で呼び出されたらしい。 私の誕生日だけど尊敬している2人の 仕事の邪魔をするわけにはいかない… しかしもうすぐ夜12時になろうとしている
夜桜 はな
プルルルル プルルルル なんとなく嫌な予感がした
夜桜 はな
警察
夜桜 はな
警察
夜桜 はな
警察
涙が出なかった。 親戚という親戚もおらず 1人で全て手続きした お父さんとお母さんが亡くなってから 葬式までほとんど記憶が無い。 両親はとても優秀なヒーローで 沢山のプロヒーロー達が葬式に来て 涙を流しながら手を合わせていた。 その光景を見て とても愛されていたんだと感じた。 もう私を愛してくれていた2人はいない これからは1人なのだと 実感した途端に涙が溢れた。 最悪の誕生日になった。 一通りプロヒーロー達の参列が終わり しばらくその場から動けず放心状態だった その後1人で葬式の片付けをしていた
???
1人の男の人が声をかけてきた
夜桜 はな
???
夜桜 はな
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???
夜桜 はな
相澤消太
夜桜 はな
相澤消太
その相澤消太と名乗る人は 両親がどれだけ人の為に尽くしてきたのか どれだけ愛されていたか 話しながら一緒に片付けを手伝ってくれた また自分が最も尊敬する 2人なんだと話してくれた。 悲しい目をしてた その言葉は私を気遣っての 言葉だったのかもしれない。 だけどすごく嬉しかった そしてもうその2人には会えないのだと 実感してまた目の前が涙でぼやけた
相澤消太
夜桜 はな
相澤消太
夜桜 はな
相澤消太
今日初めて会った知らない人。 髪もボサボサで顔には傷 私のパパより少し若いくらい。
夜桜 はな
自分でもわからない でも気づいたら頷いてた なんとなくだけど大丈夫な気がした 声が優しくて 話し方がパパと少し似てると思った
その後パパとママの火葬が終わって 相澤という人の運転で 私の家まで送ってもらった
相澤消太
そう言って相澤さんが 連絡先が書かれている紙切れをくれた。 意外と綺麗な字だった
夜桜 はな
相澤消太
相澤さんは 素っ気ない返事をして車に乗った。 消太さん…… 素っ気ないけど優しい人 消太さんの車が見えなくなった後 その場の勢いで返事をしてしまったと 少し後悔した
夜桜 はな
車を発進させバックミラーを覗くと 悲しそうにこちらを見ながら 立っている少女が写っていた。
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お父さん (夜桜 匠)
相澤消太
お父さん (夜桜 匠)
相澤消太
あの子の父親は腕の中で息を引き取った。 母親も瓦礫の下敷きになって 見つけた時にはもう手遅れだった。 あの子…なんて悲しい目をするんだ 目に光がなかった それもそうだ15歳。 まだまだ子供だ。 両親をなくして…… その歳からすればこの世の終わりだろう これからは俺が支えていこう NEXT>>>>
コメント
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続き待ってます( *´꒳`* )(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク