控え室
ころ💙
頭がボーっとする…
あつい…
軽い風邪だと思って一人で来たけど…付き添ってもらえばよかった。
ころ💙
早く自分の番が来ないかと待っていると、名前を呼ばれた。
少し不安定ながらも、急いで病室へと向かった。
ころ💙
ぺこりとお辞儀をしてから、お医者さんを見てみる。
すると、ニコリと笑ったイケメンさんと目が合った。
ころ💙
あぁ、あの人がお医者さんか、と思いながら椅子に座る。
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
そう言って差し出された体温計を受け取り、熱を測る。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
未だにくらくらする頭で、ゆっくりと立ち上がる。
そのまま、お礼を言って家へ帰った。
あれから数週間が経った。
具合はとっくに良くなっていて、今まで通りの生活を送っている。
でも、今までとは少し違う部分があった。
それは、心境の変化。
あの時、優しく笑ってくれた先生の顔が、頭から離れない。
先生のことを考えようとすると、胸がギュッとなって、苦しくて、でもドキドキする。
これは心臓の病気なのかな。
それとも、また別の何か?
ころ💙
半分は本当に心配だと思う気持ち、でももう半分は、先生に会いたいという邪な気持ちだった。
そんな複雑な感情を抱えたまま、外へ出る支度をした。
ころ💙
少し前に見た、控え室の風景。
またあの人に会えるのだと思うと、鼓動が早くなった。
その事に、更に不安を感じる。
ころ💙
暗い気持ちで俯いていると、あの時のように名前を呼ばれた。
少し重い足を引きずって、先生の所へ向かう。
ころ💙
さと💗
そう言って笑いかける顔は、前と変わっていなかった。
少し柔らかい口調から、向こうも僕を覚えているのではないか、と思った。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
前と、変わらない質問。
変わらない態度。
当たり前だけど、やっぱり覚えていないんだ、と思う。
ころ💙
さと💗
ころ💙
そう言いながら、先生の目を見る。
綺麗で、穢れなんて知らないような、真っ直ぐな瞳。
それを見ていると、また胸が苦しくなって。
目を、逸らした。
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ここで、先生だと言ったら、先生は気にしてしまうだろうか。
自分のせいで、悩ませてしまった、とか。
まぁ、普通、自分が原因で苦しんでると知ったら落ち込むよなぁ。
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
そう言いながら、頭の中で先生のことを思い浮かべる。
細身だけど体格よくて、身長高くて、瞳が綺麗。
笑った顔は柔らかくて、安心する。
でも、なんだか苦しい。
なんで?
嫌いじゃないのに。
むしろ、先生のことは好きなのに。
…あぁ、そっか。
好きだから、苦しいのか。
叶わないって、分かってたから。
届かない人だから、苦しいんだ。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
そう言われた時、何を言えばいいのか分からなくなった。
先生のたった一言で、失恋が確定してしまうなんて。
可哀想な、僕の初恋。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
そう言って、チラリと先生を見ると、先生の顔は引きつっていた。
あー、引かれたんだろうな。
分かってたけど、ダメージが大きすぎる。
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
溢れそうになる涙を必死にこらえて、ドアに手をかける。
だめ、絶対だめ、ここで泣くな。
せめて、この部屋を出てから泣け。
じゃなきゃ、気を遣わせるだろ。
さと💗
ころ💙
さと💗
今まで聞いていた優しい声とは、全く違う。
怒ってる?
先生を、怒らせた?
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
僕が、フラれて、終わるだけ。
そんなの、嫌だ。
聞きたくない。
ころ💙
さと💗
さと💗
さと💗
軽く拗ねながら、こちらを見る先生。
その意味が理解できなくて、僕は立ち尽くす。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ヤケクソだとでも言うように、顔を赤くしてそう告げた。
絶対に、ありえないと思ってた。
普通、医者と患者は救い救われる関係だから。
それ以上も、それ以下もなくて。
抱く気持ちは、感謝くらい。
でも、僕と先生は違った。
好きという感情を抱いた。
それは奇跡に近いもので、これから先起こりえないこと。
だから、僕は、この瞬間を忘れないだろう。
これから先、何があっても。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
さと💗
ーENDー
のの ❀
のの ❀
のの ❀
のの ❀
のの ❀
のの ❀
コメント
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ここで言うのもあれなんですけどファンマがなんか変になっちゃいましたwどれかわかんなくてw
ブクマ失礼します!
フォロー失礼します!