この作品はいかがでしたか?
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𝐬𝐭𝐚𝐫𝐭 なんか順番バグってます うちの視点だけ?
先生
白尾 舞流(Brooook)
なんだか気だるげな表情
めんどくさいのかもしれない
ぶるーくは炎属性
空気も一緒に燃えてしまうため
魔力調整が人一倍必要となってくる
ぶるーくは手を的に向け
炎を創り出す
鳳 須磨(スマイル)
俺の目には
綺麗な青色の炎が浮かぶ
ゲームってこんな感じだったかな…?
鳳 須磨(スマイル)
俺がそうこぼすとぶるーくはニヤリと微笑み
勢いよく的に命中させた
鳳 須磨(スマイル)
辺りには熱風が舞う
先生
先生はまるで魚のように口を動かす
愕然としているようだ
白尾 舞流(Brooook)
白尾 舞流(Brooook)
そう問うと先生は焦りながら点数を口に出した
先生
鳳 須磨(スマイル)
俺は驚いた
ゲーム内ではもっと点数が低かった
どういうことなんだ
戸惑っているとぶるーくは
ニコッと笑いながら近づいてくる
何か安心感を覚えるような
暖かい笑顔
白尾 舞流(Brooook)
背の高い彼はわざわざ膝を曲げて耳元で囁く
白尾 舞流(Brooook)
ゾクゾクッ
俺は勢いよく囁かれた方の耳に手を添える
鳳 須磨(スマイル)
よく分からない感情に脳がぐちゃぐちゃになっている感覚
白尾 舞流(Brooook)
篠井 太陽(主人公)
先生
先生
篠井 太陽(主人公)
先生
ハッといつもの感情に戻った
鳳 須磨(スマイル)
白尾 舞流(Brooook)
そうだ
まず太陽の魔法を見なければならない
太陽は大体60点
そこからぐんぐんと伸びていく
太陽は姿勢をピンとたて
的に集中した
辺りに緊張感が走る
鳳 須磨(スマイル)
そんなことを思っていると
太陽は周りにたくさんの矢を創造する
鳳 須磨(スマイル)
どういうこと……?
風の音を立たせ一斉に矢を的に当てた
土煙が上がる
先生
先生
鳳 須磨(スマイル)
おかしい
明らかにシナリオ通りに進んでいない
俺はしばらくの間困惑していた
他の生徒が次々と魔法を放っていく
俺は考え事をしていて他の生徒に目をやれなかった
その間
1人の生徒の手元が狂ったのか
俺の方に岩が飛んできた
気づくのが遅かった
気づいた時にはもうぶつかっていた
ガツッ!!
鳳 須磨(スマイル)
もぶ
白尾 舞流(Brooook)
頭がクラクラとする
俺の額には赤い液体が流れ落ちていた
流れ落ちていくと同時に
だんだんと眠気が襲ってくる
白尾 舞流(Brooook)
鳳 須磨(スマイル)
フラフラとした状態でゆっくりと立ち上がる
篠井 太陽(主人公)
篠井 太陽(主人公)
篠井 太陽(主人公)
白尾 舞流(Brooook)
ぶるーくはフラフラと不安定な俺を支えてくれた
でも…
鳳 須磨(スマイル)
虚ろな目で言った
だんだんと呼吸が浅くなってゆく
俺は随分と出血しているようだ
歩いた道を見てみても
赤黒い液体がこぼれている
白尾 舞流(Brooook)
白尾 舞流(Brooook)
うそ
前頼ったばっかりだ
こんなに沢山迷惑…
鳳 須磨(スマイル)
白尾 舞流(Brooook)
ぶるーくは小さなため息をはくと
俺のことをおぶってくれた
鳳 須磨(スマイル)
白尾 舞流(Brooook)
俺の気持ちとは裏腹に
眠気はどんどんと酷くなっていく
鳳 須磨(スマイル)
そう言ったのを最後に
意識が途絶えてしまった
意識を取り戻し
辺りを見渡す
あぁ…また迷惑をかけた
そう思い俺は布団をグッと握る
俺は何故かあの人たちに嫌われたくないようだ
鳳 須磨(スマイル)
そう
俺はどうせ主人公を引き立たせる悪役
どんな未来があろうと
俺は命は長くない
鳳 須磨(スマイル)
むしろ嫌われるような行動をしようか
そしたらきっと楽になる
楽に…?
俺はあいつらが好きなのに?
鳳 須磨(スマイル)
そう呟いた
白尾 桐(きりやん)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
外からはあの人たちの声が聞こえてくる
あの人は俺のことどう思ってる?
嫌い?好き?
鳳 須磨(スマイル)
俺は覚悟を決めた
目を見る
そして…
諦めるんだ
白尾 なかむ(nakamu)
スマイルが魔術に当たったらしい
俺は許せないという気持ちがある
けどスマイルはそんなこと望んでいない…
そうだよね?
白尾 桐(きりやん)
白尾 桐(きりやん)
それまで俯いていたスマイルはパッとこちらに顔を上げ
俺らのことを見つめてきた
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
スマイルの顔が一気に赤くなった
あんなに拒絶していたのに
俺らの目を見てきた
でもすぐに目を離し沈黙を貫く
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 桐(きりやん)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 舞流(Brooook)
色々質問攻めをする
その間もスマイルの顔はずっと赤かった
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
俺は何故スマイルが目を見れなかったのかまでは知らない
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
俺は楽観視していた
どうせいつか見れるようになる
そう考えていたのだ
スマイルがそんな苦しんでいたなんて
あんなに息が上がっていた
いつも機嫌を気にするような態度
色々考えてみればそんな節
沢山あった
白尾 桐(きりやん)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
ずっと顔を赤くし俯くスマイルは
とても愛おしい
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
確かに
そう思った
一方的な恋愛感情は相手にも負担がかかってしまう
そう色々考えていると
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
と、言ってきた
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
鳳 須磨(スマイル)
フイッとそっぽを向く彼は
耳まで真っ赤に染まっている
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
俺は勢いよく手を挙げた
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
スマイルは頭を傾げる
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 なかむ(nakamu)
俺はスマイルの目を見つめて待つ
バチッとスマイルと目が合った
白尾 なかむ(nakamu)
今の俺は…
頭の中は全部ピンク色
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
必死に謝る俺の事を後目に フッと笑う君は本当に可愛らしい
白尾 桐(きりやん)
白尾 舞流(Brooook)
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
白尾 なかむ(nakamu)
その言葉を最後に俺たちはその場を後にした
初めて自分から目を見た
あいつらの頭の中は俺の事でいっぱい
それが堪らなく嬉しかった
そしてそれと同時に
鳳 須磨(スマイル)
そう考えた
本来なら制御できて、見たい時に見る
見たくない時は見ない
そういうことが出来た
でもそれを知る前に死んでしまった
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
そう呟いた途端
猫
隣に猫が座っていた
鳳 須磨(スマイル)
猫
猫
猫
そう言葉を並べる猫は
とても怪しく見えるがどこか信用できる
不思議な感じがした
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
猫
猫
鳳 須磨(スマイル)
後…
もちろん欲望は沢山ある
でも…
猫
猫
当然だ
そんなことずっと思っていた
あいつらがずっと俺の事好きだったらいいのに
そう思った
鳳 須磨(スマイル)
猫
猫は驚いた表情をしてこう呟いた
猫
猫
猫が手を伸ばすと眩い光に包まれた
鳳 須磨(スマイル)
光が消えると猫は口を開き
猫
猫
猫
鳳 須磨(スマイル)
確かに斬首などの処刑で大体亡くなるけど
まさかそんなピンポイントで付けてくれるなんて思わなかった
鳳 須磨(スマイル)
猫
猫
猫
猫
猫
そういい俺の手に指輪をひとつ乗せてきた
綺麗なアメジスト色
鳳 須磨(スマイル)
猫
猫
そう言って猫は姿を消した
俺は指輪を付けてみる
綺麗だし目立たない
凄く好みの物だった
猫と会話をしているうちに時間がかなり経ったらしく
外からはなかむ達の声が聞こえてきた
ガラガラ!!
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
鳳 須磨(スマイル)
鳳 須磨(スマイル)
そう口にすると
みんなの視線は指輪に移った
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
なかむは不機嫌そうな顔をする
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 桐(きりやん)
各々指輪について言ってくるがなかむは誰から貰ったかをすごく気にしていた
白尾 なかむ(nakamu)
俺があの猫のこと言ってもいいのか迷うと同時に
これ信じてもらえるのか…?という懸念が生じた
鳳 須磨(スマイル)
とりあえず正直に言うがあまり信じている様子では無い
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
明らかに混乱しているが証明しようがない
お互い悩んでいると
窓際にさっきの猫が現れた
鳳 須磨(スマイル)
猫
鳳 須磨(スマイル)
淡々と猫と会話していくが
みんなびっくりした顔で固まっている
白尾 桐(きりやん)
白尾 舞流(Brooook)
白尾 なかむ(nakamu)
鳳 須磨(スマイル)
どうやら皆には猫の声が聞こえていないようだった
猫
少し威張ったような格好で話している猫は
なんだか面白おかしく思えた
鳳 須磨(スマイル)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
何故か信じて貰えたようだ
鳳 須磨(スマイル)
指輪の説明をしていくと
白尾 桐(きりやん)
白尾 舞流(Brooook)
感心してるよう
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 なかむ(nakamu)
白尾 桐(きりやん)
俺はゆっくり頷いた
長くなり過ぎた
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝4/16
コメント
3件
猫と会話してるスマ様想像するだけで尊い…(*´ཫ`*)そりゃ誰から貰ったか気になるよな…