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僕の思ひ出 __

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僕の思ひ出 __

6 - しつこいくらいが丁度いい 。

♥

303

2025年04月10日

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あの日からと言うもの 僕はみんなを避けていた

否 、避けようとしていた

それでも何故か 、みんなは 異様に僕に付きまとうようになった

以前もそうだったが 、 今では倍付きまとうようになった

最初は嫌で嫌で仕方が無かった どれだけ拒否ってもみんな 僕を見つけては干渉をする

それに最近は僕も 嫌がらなくなってしまった

また 、あんな事が起きるかもしれない

また傷付くかもしれない

それでも 、みんななら

また僕を愛してくれるんでしょう

綾 _ "

... ふふ 、

兵 _ "

せ、先輩??

綾 _ "

あ 、ごめんね 。

綾 _ "

なんだっけ 、

兵 _ "

もう〜!!

兵 _ "

作品見てくれるって
言ったじゃないですかぁっ

綾 _ "

んぁ 、そうだっけ ..

綾 _ "

ごめんいまいく (

伝 _ "

違うだろこのアホ!!!

兵 _ "

い " っだいだろ!!
この馬鹿力野郎ッ!

伝 _ "

うるさいっ!!

伝 _ "

久々知先輩に綾部先輩を
連れて来いと
お願いされただろう!!

兵 _ "

だってぇ 、、、

兵 _ "

せっっかく記憶が
戻ったんだよ〜?

兵 _ "

久しぶりに
構ってもらいたいよ!

伝 _ "

んなッ 、それは ...

兵 _ "

ほら揺らいでるじゃんっ

伝 _ "

いや 、!僕はちがっ...

綾 _ "

じゃあ 、一緒にサボっちゃおっか

綾 _ "

委員会

兵 _ "

へ 、いいんですかっ!

伝 _ "

ダメですよそんなのッ

綾 _ "

いいのいいの 、

綾 _ "

後で叱られないように
言っておくから....ね?

兵 _ "

やったーー!!!

伝 _ "

...な 、なら僕も 。

何百年振りに遊んだだろうか

今時代ではしないであろう 絡繰づくりや花札をしたりした

鬼ごっこをしたりかくれんぼをしたり

少し汗をかいてきた頃 、 みんなで穴を掘って みんなで休憩をしていた

綾 _ "

はぁー痩せるねぇ

兵 _ "

む 、ダメですよ
これ以上痩せては!!

伝 _ "

骨になっちゃいますよ!?

綾 _ "

骨になったら竹谷先輩の
ペットの餌になっちゃうよ〜

そうふざけていると 、 背筋が凍る声と共に 穴は影ができ一気に寒くなった

竹 _ "

サボり魔には骨になって貰って

竹 _ "

俺が一生動物の玩具として
遊ばしてやろうか?

綾 _ "

うげぇ 、ぜったい嫌です 。

久 _ "

... 兵太夫 、伝七 。

伝 _ "

久々知先輩っ 、これはあの!

兵 _ "

えぇっと〜....

久 _ "

笑笑

久 _ "

言わなくてもわかるよ

久 _ "

綾部が来ないなんていつもの事だ

綾 _ "

うんうん

久 _ "

だ か ら

久 _ "

こうして俺が来てやったんだ

綾 _ "

... え 、あの 、、

竹 _ "

向こうで藤内と孫兵に ...

竹 _ "

五年生や先輩方も揃っているぞ

綾 _ "

.... ふ 、ふたりも行くでしょ?

兵 _ "

あ 、俺土井先生に
呼ばれてるんだッ!

兵 _ "

伝七行くぞ!

伝 _ "

あ 、うんっ ... !

伝 _ "

では先輩っ..ご愁傷様ですッ

綾 _ "

... ち ッ

竹 _ "

あ 、コラ!!!

竹 _ "

穴から出てきなさいっ

綾 _ "

いやでーす

そんな簡単に ついていくわけないじゃん

そう思いながら 指の腹で土をすくっていると

ひょいっと体が浮かぶのがわかる

綾 _ "

... は 、 ??

久 _ "

八左ヱ門 、行こうか

竹 _ "

おほー 、また珍しいな

竹 _ "

でもずるいんだが!?

普段は竹谷先輩がおんぶや僕を担いで 連れてってくれるから 今回もそうだと思って油断していた

気づくと僕は久々知先輩に お姫様抱っこをされている

ひょろいと舐めていた 自分が馬鹿馬鹿しくて

本当は五年生では竹谷先輩の 次ぐらいにガタイがよく 力だって負けていないのだ

そんな先輩に勝てるわけもなく 諦めて身を小さくした

ガラガラと入る前から漂う むさ苦しい気配に嫌気がさす中 竹谷先輩が勢いよくドアを開けた

綾 _ "

うぅ 、目線がいたい 。

鉢 _ "

ブハハ!!兵助に
姫抱きさせるなんて 、

鉢 _ "

一体何をしでかしたんだよ!
てか俺も姫抱きしたいっ

雷 _ "

僕も気になるかも 、笑

雷 _ "

僕も喜八郎を抱きあげてみたいな

勘 _ "

ちょっと兵助ぇ!?

勘 _ "

抜け駆け許さんッ!!!!!

久 _ "

わっ 、ちょ!

久 _ "

綾部落としちゃうからっ

尾浜先輩にちょっかいをかけられて その上僕を抱き抱えているから 上手く体幹を維持できず 先輩は床に倒れ込んだ

そんな先輩の中で僕は下敷きになる と思ってた

するとどしんっと音がなるも 、 僕自身は全くの無傷で 浮遊感を感じた

綾 _ "

あれぇ 、立花先輩ー

仙 _ "

大丈夫かッ ...

綾 _ "

はい 、僕は無傷ですけど ..

綾 _ "

久々知先輩はぁ 、、、

久 _ "

あぁ 、大丈夫だよ

久 _ "

体幹が弱い俺の責任だ ... ぐぇッ

文 _ "

あーあぁ 、その通りだなァ

文 _ "

鍛錬が必要だろう??
トレーニングだ!!!

久 _ "

..え 、!?

勘 _ "

アハハ!!兵助がんば!!

留 _ "

何言ってんだよ

留 _ "

お前と 、お前もだ

鉢 _ "

え "

勘 _ "

嘘 、、、

小 _ "

私達は嘘をつかないだろうー!

小 _ "

行くぞお前らー!!

長 _ "

...雷蔵 。

雷 _ "

はい 、中在家先輩?、

長 _ "

綾部を頼んだ 。

雷 _ "

...はい 、笑

綾 _ "

おぉ〜 、半べそかいてますよ?

綾 _ "

あ 、走ってっちゃった

伊 _ "

はいはーい 、見ない見ない

綾 _ "

ところで 、

綾 _ "

この面子は何故 。

藤 _ "

さて 、どうしてでしょうね?

孫 _ "

僕達差し置いて 、
あの作法コンビの後輩に
会いに行ったり

孫 _ "

僕達差し置いて 、
久々知先輩に姫抱きされたり?

綾 _ "

....ふたりとも怒ってる?

_ "

いえ??ぜーんぜん笑

竹 _ "

おほ〜 、、怖ぇなー

綾 _ "

竹谷先輩のせいですよー

竹 _ "

え、、オレ!?!

仙 _ "

まぁまぁ 、喜八郎
そう怒ってやるな 。

綾 _ "

それに僕は朝に
委員会の仕事してるし

綾 _ "

やることはやったんだもん〜

孫 _ "

だからって僕達を置いて
一年の所に行くなんて!!!

孫 _ "

先輩は生物委員のなのに!

藤 _ "

いや 、そこじゃないだろう 。

藤 _ "

それに植物委員の方だし

伊 _ "

あははっ 、喜八郎は
ほんとに愛されてるね

仙 _ "

あぁ 、私達が妬いてしまうほどな

綾 _ "

はぁ 、、

愛されてるとは思ってなかった

ただ 、僕があの時みたいに 倒れちゃうのを防ぐために 仕方なくしていた事だと思ってた

愛されてる

どれだけ待ち侘びていた言葉だろう

けれど、実際は あまり嬉しくも無ければ 心が満ちるわけでも無かった

前のように戻った感じがしても

でもどこかぎこちなくて

それを隠すために 生活しているみたいだった

僕にはよくわからない

だから考えることをやめた

竹 _ "

よしっ

竹 _ "

最後に委員会に顔出しに行くか!

綾 _ "

あー 、僕寮戻りまーす

竹 _ "

はぁ!?なんで??!

綾 _ "

仕事が終わったのに
行く意味ないでしょう??

竹 _ "

うぐ 、、

仙 _ "

寮に戻って何をするんだ?

仙 _ "

今時間だとまだ誰も 、、

綾 _ "

だからでーす

伊 _ "

、?

伊 _ "

どういうこと??

綾 _ "

誰も居ない寮に
トラップを仕掛け無い
わけが無いでしょう??

仙 _ "

はぁ 、、笑

仙 _ "

程々にな 。

伊 _ "

怪我人は出したら怒るよ〜?

孫 _ "

え 、いいんですか??

藤 _ "

そっそうですよ!?

雷 _ "

んん 、でも言っても
聞かないだろうし、、

雷 _ "

やるからにはしっかりと、??

綾 _ "

僕に手を抜くと言う
言葉はありませーん

綾 _ "

じゃあ行ってきまぁす

今のみんなは僕のしたい事を できる限りやらせてくれる

だから今はだいぶ怒られなくなった

滝の部屋に三木の部屋には びっしりとトラップを仕掛けてきたし

タカ丸さんには甘めの 守一郎にはギャクマンガ いっぱい置いてきたし

疲れた僕は食堂でご飯を食べに行った

お盆を受け取って空いている席を 探しているとふたつの方向から 名前を呼ばれた

勘 _ "

おぉ〜い!!喜八郎〜

竹 _ "

喜八郎!こっち来いよ!

勘 _ "

こっちで食べよーぜっ!

鉢 _ "

さっきはお世話になったしなぁ?

雷 _ "

いいトラップはできたかい?

久 _ "

ごめんなぁ 、綾部 。
痛む所はあるか??

綾 _ "

あ 、くくちせんぱい

綾 _ "

僕は平気ですけど 、、
御三方は平気なんですか?

勘 _ "

筋肉痛確定

鉢 _ "

あ " 〜いってぇよ 。

久 _ "

鍛錬不足って自覚出来たよ 。

文 _ "

ふん 、これくらいで
へこたれてるようじゃ

文 _ "

お前らもまだまだだな

鉢 _ "

げ 、六年生 ....の皆さん 。

留 _ "

げ 、とはなんだ!!

留 _ "

全く 、、

小 _ "

あーやべ!

小 _ "

明日は私と遊ぼうな!!

綾 _ "

えぇ〜 、、

綾 _ "

あ 、僕委員会なんですよぉ

綾 _ "

ねぇ竹谷先輩??

竹 _ "

え、!俺なの!?!

小 _ "

本当か??竹谷八左ヱ門

竹 _ "

〜ッえぇっと 、、

竹 _ "

まぁ 、そうなりますね 。

長 _ "

...もそ 、

長 _ "

あまり怖がらせるのは良くない ..

小 _ "

そうだな!!

小 _ "

また遊ぼう綾部!!

綾 _ "

検討しまぁーす

仙 _ "

やれやれ 、所で喜八郎

仙 _ "

私達の誘いを無視して 、
五年生と食べるというのか?

久 _ "

た 、立花先輩...?

綾 _ "

僕まだ誰と食べるとか
決めてないですけど

伊 _ "

なら僕達六年生と
食べようじゃないか !

綾 _ "

えぇ〜どうしましょう

分かりやすく肩をすぼめる 五年生の皆さんを放って行くほど 人の心を持っていない訳でもない

悩んでいると 、後ろからひょいっと 首を掴まれた

滝 _ "

ア〜ホ〜は〜ち〜ろ〜!!

滝 _ "

なんっなんだあのトラップ
まみれの廊下や部屋は!!!

タ _ "

俺達5人部屋なんだから
困っちゃうよ〜

三 _ "

しかも何故私と滝夜叉丸だけ
あんなトラップなんだよ!!

三 _ "

守一郎は笑いすぎていて
部屋に置いてきたんだぞ!

綾 _ "

おやまぁ

綾 _ "

だぁ〜いせいこ〜

滝 _ "

えぇいお前はこっちだ!!

三 _ "

私達からのきつーい
説教だからな 。

三 _ "

楽しく飯を食べれると思うなよ

タ _ "

もー怒っちゃったよぉ??

綾 _ "

... 許して 、?

話の長い説教は大っっ嫌いな為 オネダリをしてみた

これをすれば五、六年生は イチコロだった

滝達も見ての通り 、 動きが固くなった

滝 _ "

そ 、そんな可愛い顔しても ..
私達は先輩達のように 、
許してはやらんからな!!!

三 _ "

そーだっ、、!!
可愛い顔していられるのも
今のうちだぞ!!

タ _ "

はゎゎ 、可愛くて怒れないよぉ

勘 _ "

可愛いと思ってるんだ

鉢 _ "

ただ褒めてるだけじゃねーか

竹 _ "

ツンデレだな〜

伊 _ "

もー 、喧嘩しないで
食べちゃいなー??

留 _ "

伊作の言う通りだぞ 、
ここで喧嘩しては食堂の
おばちゃんに迷惑だ 。

三 _ "

すいません先輩方っ ..

滝 _ "

ふん!先輩方に
免じて今は保留だが

滝 _ "

寝る前には
説教が待っているからな

綾 _ "

えぇ 、もういいじゃん〜 ...

綾 _ "

藤内のとこで寝ようかなぁ 、

勘 _ "

じゃ!!俺達んとこは!?

久 _ "

俺達は全然いいよ

雷 _ "

三郎の布団貸してあげるよ

鉢 _ "

え、!?

仙 _ "

そんなむさ苦しい部屋に
喜八郎を行かせてたまるか

伊 _ "

それに五年生はなんだか
アブナイ気がするしー

小 _ "

やっぱ六年生の部屋はどうだ!

滝 _ "

だ 、ダメですってば!!!

タ _ "

喜八郎は俺らと寝るの〜!!!

三 _ "

ほ、ほらもう風呂行くぞ!

綾 _ "

えぇ〜もう??

綾 _ "

ご飯食べたばっか〜

三 _ "

煩いアホっ!!

滝 _ "

いいから行くぞっ!!!!

気づきたくなかったけど 気きづかされちゃったよ

変わったのは 、僕の方だった

みんなはずっと 変わっていなかったんだね

そう思うとなんだかうれしくて

滝夜叉丸の後ろにがっついた

綾 _ "

滝ちゃん〜おんぶしてぇ

この作品はいかがでしたか?

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コメント

11

ユーザー
ユーザー

最高でした!この物語大好きです!(๑♡∀♡๑)

ユーザー

最後めっちゃ良い終わり方しててやばすぎます🥹🥹

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