あの日からと言うもの 僕はみんなを避けていた
否 、避けようとしていた
それでも何故か 、みんなは 異様に僕に付きまとうようになった
以前もそうだったが 、 今では倍付きまとうようになった
最初は嫌で嫌で仕方が無かった どれだけ拒否ってもみんな 僕を見つけては干渉をする
それに最近は僕も 嫌がらなくなってしまった
また 、あんな事が起きるかもしれない
また傷付くかもしれない
それでも 、みんななら
また僕を愛してくれるんでしょう
綾 _ "
兵 _ "
綾 _ "
綾 _ "
兵 _ "
兵 _ "
言ったじゃないですかぁっ
綾 _ "
綾 _ "
伝 _ "
兵 _ "
この馬鹿力野郎ッ!
伝 _ "
伝 _ "
連れて来いと
お願いされただろう!!
兵 _ "
兵 _ "
戻ったんだよ〜?
兵 _ "
構ってもらいたいよ!
伝 _ "
兵 _ "
伝 _ "
綾 _ "
綾 _ "
兵 _ "
伝 _ "
綾 _ "
綾 _ "
言っておくから....ね?
兵 _ "
伝 _ "
何百年振りに遊んだだろうか
今時代ではしないであろう 絡繰づくりや花札をしたりした
鬼ごっこをしたりかくれんぼをしたり
少し汗をかいてきた頃 、 みんなで穴を掘って みんなで休憩をしていた
綾 _ "
兵 _ "
これ以上痩せては!!
伝 _ "
綾 _ "
ペットの餌になっちゃうよ〜
そうふざけていると 、 背筋が凍る声と共に 穴は影ができ一気に寒くなった
竹 _ "
竹 _ "
遊ばしてやろうか?
綾 _ "
久 _ "
伝 _ "
兵 _ "
久 _ "
久 _ "
久 _ "
綾 _ "
久 _ "
久 _ "
綾 _ "
竹 _ "
竹 _ "
綾 _ "
兵 _ "
呼ばれてるんだッ!
兵 _ "
伝 _ "
伝 _ "
綾 _ "
竹 _ "
竹 _ "
綾 _ "
そんな簡単に ついていくわけないじゃん
そう思いながら 指の腹で土をすくっていると
ひょいっと体が浮かぶのがわかる
綾 _ "
久 _ "
竹 _ "
竹 _ "
普段は竹谷先輩がおんぶや僕を担いで 連れてってくれるから 今回もそうだと思って油断していた
気づくと僕は久々知先輩に お姫様抱っこをされている
ひょろいと舐めていた 自分が馬鹿馬鹿しくて
本当は五年生では竹谷先輩の 次ぐらいにガタイがよく 力だって負けていないのだ
そんな先輩に勝てるわけもなく 諦めて身を小さくした
ガラガラと入る前から漂う むさ苦しい気配に嫌気がさす中 竹谷先輩が勢いよくドアを開けた
綾 _ "
鉢 _ "
姫抱きさせるなんて 、
鉢 _ "
てか俺も姫抱きしたいっ
雷 _ "
雷 _ "
勘 _ "
勘 _ "
久 _ "
久 _ "
尾浜先輩にちょっかいをかけられて その上僕を抱き抱えているから 上手く体幹を維持できず 先輩は床に倒れ込んだ
そんな先輩の中で僕は下敷きになる と思ってた
するとどしんっと音がなるも 、 僕自身は全くの無傷で 浮遊感を感じた
綾 _ "
仙 _ "
綾 _ "
綾 _ "
久 _ "
久 _ "
文 _ "
文 _ "
トレーニングだ!!!
久 _ "
勘 _ "
留 _ "
留 _ "
鉢 _ "
勘 _ "
小 _ "
小 _ "
長 _ "
雷 _ "
長 _ "
雷 _ "
綾 _ "
綾 _ "
伊 _ "
綾 _ "
綾 _ "
藤 _ "
孫 _ "
あの作法コンビの後輩に
会いに行ったり
孫 _ "
久々知先輩に姫抱きされたり?
綾 _ "
_ "
竹 _ "
綾 _ "
竹 _ "
仙 _ "
そう怒ってやるな 。
綾 _ "
委員会の仕事してるし
綾 _ "
孫 _ "
一年の所に行くなんて!!!
孫 _ "
藤 _ "
藤 _ "
伊 _ "
ほんとに愛されてるね
仙 _ "
綾 _ "
愛されてるとは思ってなかった
ただ 、僕があの時みたいに 倒れちゃうのを防ぐために 仕方なくしていた事だと思ってた
愛されてる
どれだけ待ち侘びていた言葉だろう
けれど、実際は あまり嬉しくも無ければ 心が満ちるわけでも無かった
前のように戻った感じがしても
でもどこかぎこちなくて
それを隠すために 生活しているみたいだった
僕にはよくわからない
だから考えることをやめた
竹 _ "
竹 _ "
綾 _ "
竹 _ "
綾 _ "
行く意味ないでしょう??
竹 _ "
仙 _ "
仙 _ "
綾 _ "
伊 _ "
伊 _ "
綾 _ "
トラップを仕掛け無い
わけが無いでしょう??
仙 _ "
仙 _ "
伊 _ "
孫 _ "
藤 _ "
雷 _ "
聞かないだろうし、、
雷 _ "
綾 _ "
言葉はありませーん
綾 _ "
今のみんなは僕のしたい事を できる限りやらせてくれる
だから今はだいぶ怒られなくなった
滝の部屋に三木の部屋には びっしりとトラップを仕掛けてきたし
タカ丸さんには甘めの 守一郎にはギャクマンガ いっぱい置いてきたし
疲れた僕は食堂でご飯を食べに行った
お盆を受け取って空いている席を 探しているとふたつの方向から 名前を呼ばれた
勘 _ "
竹 _ "
勘 _ "
鉢 _ "
雷 _ "
久 _ "
痛む所はあるか??
綾 _ "
綾 _ "
御三方は平気なんですか?
勘 _ "
鉢 _ "
久 _ "
文 _ "
へこたれてるようじゃ
文 _ "
鉢 _ "
留 _ "
留 _ "
小 _ "
小 _ "
綾 _ "
綾 _ "
綾 _ "
竹 _ "
小 _ "
竹 _ "
竹 _ "
長 _ "
長 _ "
小 _ "
小 _ "
綾 _ "
仙 _ "
仙 _ "
五年生と食べるというのか?
久 _ "
綾 _ "
決めてないですけど
伊 _ "
食べようじゃないか !
綾 _ "
分かりやすく肩をすぼめる 五年生の皆さんを放って行くほど 人の心を持っていない訳でもない
悩んでいると 、後ろからひょいっと 首を掴まれた
滝 _ "
滝 _ "
まみれの廊下や部屋は!!!
タ _ "
困っちゃうよ〜
三 _ "
あんなトラップなんだよ!!
三 _ "
部屋に置いてきたんだぞ!
綾 _ "
綾 _ "
滝 _ "
三 _ "
説教だからな 。
三 _ "
タ _ "
綾 _ "
話の長い説教は大っっ嫌いな為 オネダリをしてみた
これをすれば五、六年生は イチコロだった
滝達も見ての通り 、 動きが固くなった
滝 _ "
私達は先輩達のように 、
許してはやらんからな!!!
三 _ "
可愛い顔していられるのも
今のうちだぞ!!
タ _ "
勘 _ "
鉢 _ "
竹 _ "
伊 _ "
食べちゃいなー??
留 _ "
ここで喧嘩しては食堂の
おばちゃんに迷惑だ 。
三 _ "
滝 _ "
免じて今は保留だが
滝 _ "
説教が待っているからな
綾 _ "
綾 _ "
勘 _ "
久 _ "
雷 _ "
鉢 _ "
仙 _ "
喜八郎を行かせてたまるか
伊 _ "
アブナイ気がするしー
小 _ "
滝 _ "
タ _ "
三 _ "
綾 _ "
綾 _ "
三 _ "
滝 _ "
気づきたくなかったけど 気きづかされちゃったよ
変わったのは 、僕の方だった
みんなはずっと 変わっていなかったんだね
そう思うとなんだかうれしくて
滝夜叉丸の後ろにがっついた
綾 _ "
終