恋笑
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玲流
不意に聞こえてきた男性の声
ゆっくり、声のした方を向くと、 スーツを着た男性が居た。
見た感じ、20代前半…くらいだと思う。 赤色の髪の毛に、紫色の目…綺麗… 人間離れしている美しい容姿に、私は手の痛みを忘れていた。
そして、その人はゆっくりと私に手を伸ばし、私の濡れた目元を拭う。
私の手をみて、眉をひそめた男性は 舌打ちをした。
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瀬鬼龍院(せきりゅういん)とは、妖の中で、最上位に位置する鬼。妖を取りまとめる、トップに立つ家だ。
玲流
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玲流
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そういうと、恋笑さんは私を抱き上げたまま歩き出した。そして、停められていた黒塗りの高級車へ向かうと、スーツの男性が一礼して、後部座席のドアを開けた。
恋笑さんは私を後部座席に乗せると、 一緒に席に乗り込んできた。
そして、車のドアを閉めて走り出した。
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スーーーー(痛みが引く
玲流
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玲流
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鬼は、妖の中で最も強く美しい妖と言われている。妖が人の世に現れるようになってからは、政治経済すら掌握しているのは誰もが知っている。
瀬鬼龍院は、人間も妖も含め、 日本のトップに立つ家柄だ。
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玲流
愛されたいと思った。 花梨や玖艿のように。
孤独を拭いきれないあの家で何度も願った。誰か私を愛してくれないかと。 でも、そんな都合のいいことなんてあるはずがないと諦めていた。孝志のことでさらにそう思うようになった。
でも…でもっ!
玲流
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恋笑
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コメント
1件
おぉ!ついに花嫁だぁぁ! 愛してくれる人はいるじゃん♪ 続き楽しみにしてる!