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『 _ お は よ う 、 桃 く ん 、 』

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『 _ お は よ う 、 桃 く ん 、 』

1 - 『 _ お は よ う 、 桃 く ん 、 』

♥

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2022年09月02日

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- ̗̀⚠︎ ̖́- 桃青 本人様とは一切関係ありません 私が不快に思った方は自衛のためブロックさせて頂きます

『 _ お は よ う 、 桃 く ん 、 』

_ おはよッ、桃くん、

起きて、朝だよッ、?

朝、誰かに呼ばれた気がして

目が覚めた

…えッ、、

俺を呼んだ主らしき青年は

俺が全く見覚えのない人だった

だ、れッ、?

思わず俺はそう言った

…あ~、、

……えっ、と…

青年は少し困ったように眉を下げると

……初めましてッ、

僕は青って言いますッ、

って、

急に言われても、びっくりするよね、笑

青、

どこかで、聞いた事がある名前だと

そう思った

……僕は、

君を助けに来たんだ、

…はッ、?

意味が分からなかった

助ける、とは一体なんの事だろうか

…えーっとね、

…信じられないかもしれないけど、

君は今、夢の中に居るんだよ、

普通の人ならば

起きたら知らない人がいて

急に夢の中にいる、なんて言われて

明らかに怪しいと思うだろう

でも俺は不思議と

青、という青年を

1ミリたりとも

怪しいとは思わなかった

あれから俺は

青から

俺は事故に遭って、

意識不明の重体だと

告られた

そして俺は今

生死をさまよっているらしい

なぜ俺に全てを話してくれたのか

そう訊ねると、

……んー、笑

…桃くんなら信じてくれるって、そう思ったからさ、笑

…へへ、ニコッ

なんて言って

微笑むもんだから

思わずドキッと

してしまった

…何回も言うけど、

僕は君を、

……桃くんを、助けたい、

さっきまで微笑んでいた青が

ふいに

俺に真剣な眼差しを向ける

でも、助けるには、

……桃くんの勇気が必要なの、

…勇気、?

そう、勇気

……この夢から目覚めるためには、

……自分の手で

自分を殺さなきゃならない、

自分を、この手で、

想像すると、嫌なものが思い浮かぶが

それしか、方法は無いのだろう

……そっか、

わかった

……そう言うと思った、笑

なら僕も、全力でサポートするねッ、

へへ、とかわいらしく青が笑う

……ねぇ、

……どうしてそこまでしてくれるのッ、?

ずっと、気になっていたこと

……んー

……桃くんが、世界一だいすきだから、かなぁ、笑

……もっと話してたいけど、

もう…時間みたい、笑

……青は、

どうなるの、?

……大丈夫、

……きっとすぐ、会えるよ、ニコッ

…ほら、桃くん、

そろそろ、決心ついた、?笑

……そんなの、

もうとっくについてる、笑

……へへっ、

言うと思った、笑

…青エスパー、?笑

……まぁね、

ずっと桃くんの隣に居ましたからっ、笑

俺は、キッチンから

包丁を手に取ると

自分の首元に

包丁を当てた

ゲームでみたような

簡単な死に方ではなくて

もっと残酷な

ものなのだろう

でも、それでも、

俺はやってのけるよ

俺は思いっきり包丁を首に刺した

痛くて、今にも倒れそうだったけれど

青の顔を忘れたくなくて、

ずっと青の透き通った目を

見続けた

段々、意識が薄れていって、

ついに俺は、ゆっくりと瞼を閉じた

……またね、ニコッ

目を開けると

さっきの痛さが嘘だったかのように

痛みは完全に、消えていた

それが少し寂しく感じて

そっと、首元に手を当てた

ガラッ

俺はふと、音がした方を見た、

青い髪に、透き通った目をした

間違いなく、俺の恋人がそこに立っていた

青は、少し目を見開くと、

目元に涙を溜めて、

_おはよう、桃くん、ニコッ

と言った

「 _ お は よ う 、 桃 く ん 、 」

この作品はいかがでしたか?

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コメント

10

ユーザー

鬼✘‎の刃のやつを再現したのかな…? 現実と夢の中で、初めと終わりが一緒なのめっちゃいいですね…!!

ユーザー

夢の中で起きた桃くんに対しての「おはよう」と、現実で目覚めた(?)ももくんに対しての「おはよう」で、同じこと言ってるのがなんか深そうですき(?)

ユーザー

フォロー失礼します💝

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