自殺志願 少年少女

僕は死のうとしてた

でも

今は少しそれが嫌だ。

魔理沙と会ってそこまで経ってないのに

僕は死ねるのだろうか…

それともこのまま 死にたくないままなのか

僕はさっき、金を稼いだ方法を隠した

僕は、人殺しだ。

僕は、“殺害”を生業としていた

でもある日、僕の前に一人の女が現れた

そいつは少し今の魔理沙と似ていた

バン……

ほぼ塞がれたこの空間に音が響く

僕は人を殺して金を得ている

写真は黒塗りです

ガタン……と音が鳴る

僕は音の鳴った方向に向かう

その瞬間

誘拐か……

ここらの地域はスラムだからな…

そりゃ女児が一人で居たら誘拐もされる

そして俺が歩き出した時だった

グレーの服の男

その瞬間、男が近づいてくる

男に俺の蹴りは直撃する

相当怯えている

捨て子か……

3年後

最終日

その時だった

バンッと銃声がなる

近くで誰か撃たれたようだ

人数は大体15人くらいか…

やれなくはないな

テロリスト、一般人 全員がこちらを見る

だがそれが間違いだ

俺に目が行くと座り込んだ一般人が 見えなくなる

ということは

一気に全滅すれば大丈夫… ということ

俺はまず近くの男の顎を叩き失神させる

俺は頬にかすり傷を負う

ドンドンドン…銃声が3度鳴る

俺はテロリストの足を撃った

バンッッッ！！！！

と大きな音がした

俺は左腕を撃ち抜かれる

俺は円香を狙った銃弾を殴り飛ばす

俺は銃弾が飛んできた方向を見る

ドン…と銃弾を鳴らす

俺は拳銃でスコープを壊す

ドン…と銃弾が鳴る

狙われたのは一般人…だが 距離が離れすぎている

俺は拳銃を撃ち、弾丸に弾丸を当てる

ドンドンドン…

また3発の銃声を鳴らす

俺は近くのARを拾う

ドドドドドドドドドド

ドンッ

ドンドンドン…

バンッ…と銃声を鳴らす

ドーンと…途轍もない音が響く

ｷｰｰｰｰﾝ

俺は見つけてしまう

その遺体を

金髪の…幼い少女の遺体だった

見るからに死んでいる

呼吸も止まっている

今まで殺してきた人間の復讐だろうか

円香…彼女は死んでしまった

もうその後は何が起きたか ほとんど覚えていない

テロの後、俺は依頼を断った

その後は2,3日、飲まず食わずで ただ泣きながら寝ていた

俺がやっとマシになったのは テロが起きてから2年後だった

だが今でも俺は 生きた心地がしなかった

事あるごとに思い出して吐きそうになる

俺は円香の元にはいけない

彼女は天国に行っている

俺はもう手遅れだった

今から何をしても 彼女の足元にすら行けない

そして、この物語の最初…

そこに魔理沙が来た

俺は、魔理沙の事を 成長した円香の様に感じた

円香が居たら今頃どうなっていたのか

あの時俺が死んでいたら 円香は喜んだのか

魔理沙は俺が居て面倒とは思わないのか

俺には何も解らなかった

今も思い出しながら吐きそうになる

でも“この事”はちゃんと割り切って 魔理沙に話した方が良いかもしれない

嗚咽はするが、吐けない

涙が溢れる

思い出すだけで悔しく、悲しくなる

優しい

俺には勿体ないくらいに

二十分後

俺は、人を殺して生計をたてていたこと 円香について

全て話した。

少し楽になった気がする

ドン…と音がする