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保健室

叶夢

……ん、んん………〔目を開ける〕

叶夢

………あれ、どうして俺……保健室に…?

与謝野 晶子

太宰達が倒れてるアンタを見つけて此方に駆け込んで来たのさ

叶夢

与謝野、先生……けど俺、倒れてなんて_

佐藤 天駆

『心の底から、友達とは思って無かったよ』

叶夢

っ!

叶夢

………〔眉間に皺を寄せ〕

与謝野 晶子

………2人の事呼ぶかい?

叶夢

………頼みます

与謝野 晶子

分かった、呼んでくるからアンタは安静にね

叶夢

うす……

ガラガラ

叶夢

………天駆…お前は一体……………

暫くして

双黒

叶夢/君 !

叶夢

吃驚したぁ……そんな声荒げんなって…(苦笑)

太宰 治

だってあんな……顔面グチョグチョにして倒れていたら心配になるでしょう?

叶夢

うっそだろ……そんな酷い顔して倒れてたのかよ俺………何か恥ず~……

中原 中也

んで……大丈夫なのか?

叶夢

おう、心配かけて悪いな

叶夢

この通り身体は元気だぞ〔ふふん、と誇らしげに〕

中原 中也

なんで誇らしげなんだよ………

太宰 治

それで叶夢君、単刀直入に聞くけど……

太宰 治

……何故通学路で倒れていたんだい?

叶夢

あー……それがな………

叶夢説明中

叶夢

………って事だ

太宰 治

成程……天駆君が動物殺しの犯人だったと………

中原 中也

ひっでぇ別れ方だな…そりゃ叶夢も顔面ぐっちょぐちょにしてた訳だ

叶夢

掘り起こすの辞めて貰って良いか??

太宰 治

……元気そうだね?

太宰 治

友人と思っていた人から裏切られて…酷い別れだった筈なのに

叶夢

……そう見えんだったら良かったわ………

叶夢

これは虚勢張ってるに過ぎねぇ……

叶夢

正直、まだ整理もついてねぇ………

叶夢

頭ん中ぐちゃぐちゃで、今にでも泣き喚きそうだ……

叶夢

………けど、今は耐える

叶夢

泣いたってどうにかなる訳じゃねぇしな

太宰 治

…それじゃぁ、今後は佐藤天駆の捜索からかな?(微笑)

中原 中也

暫くの間休む事も伝えとかねぇとな、結構探すだろうし

中原 中也

それに手分けしねぇと………

叶夢

………あぁ、頼むな(笑顔)

叶夢

(捕まえたら、質問責めしてやる)

叶夢

(質問してぇ事山程あるんだからな、天駆)

生徒会室

国木田 独歩

おい太宰、「至急生徒会室に集まれ」とは一体なんだ

国木田 独歩

大事でない限り許されんぞ

太宰 治

やだなぁ国木田くぅーん

太宰 治

大事だから呼んだんじゃないか~

太宰 治

実は、この間話していた動物殺しの犯人、分かったのだよ

中島 敦

ほ、本当ですか!?(驚)

太宰 治

本当さ、なんせ……

太宰 治

叶夢君が、本人に聞いたからね

3人以外

えっ/はっ!?〔目を見開いて〕

叶夢

……犯人は、佐藤天駆………

叶夢

……俺が、友人と思ってた奴だ

谷崎 潤一郎

「思ってた」…?

叶夢

本人が、俺の事を友人と思ったなかった様でな

叶夢

だから「思ってた」なんだよ

叶夢

………今から、天駆に聞くまでの流れを話す

またもや叶夢説明中

叶夢

………そういう訳だ

全員

………

中原 中也

あー……まそんな訳だから、手分けして佐藤天駆の捜索をする

中原 中也

教師にはもう休み取る事は報告済みだ

中原 中也

今日からでも明日からでも良いが、適度に休みつつ捜索するようにな

数日後

叶夢

クソッ……彼奴何処居んだよ………

叶夢

これだけ探し回っても居ねぇって相当だぞ…?

プルルル、プルルル

叶夢

あ?一体誰から……って太宰か……〔電話に出て〕

叶夢

どうしたんだ?

太宰 治

いや、実はね……

太宰 治

乱歩さんから佐藤天駆の居場所の情報を貰ったのだよ

叶夢

マジでか!?

太宰 治

本当さ、乱歩さんによると__

江戸川 乱歩

あー彼か~

江戸川 乱歩

何か企んでるって言うのは分かってたよー!なんせ僕は世界一の名探偵だからね!

江戸川 乱歩

居場所?空き地とか広場とか……広い所に居ると思うよー

江戸川 乱歩

唯、早く行った方が良いね、手遅れになり兼ねないから

太宰 治

<らしい>

叶夢

分かってたんなら言って欲しいっつぅのは一旦置いといて………

叶夢

そんでなんで俺に掛けてきたんだよ……

太宰 治

<君が居る場所が丁度広い空き地に近いから掛けたんだよ>

太宰 治

<早めに行かないといけないからね>

叶夢

……一寸待てなんで俺の居場所分かってんだ!?

太宰 治

<ご都合だよ、納得して貰えたかい?>

叶夢

こんな大事な場面でメタい事言うんじゃねぇっ!

太宰 治

<君も大概だけれど………>

太宰 治

<時間が無い、今から案内する通りに向かってくれ>

叶夢

わぁったよ………

叶夢

……ってか、俺以外に近い奴って居なかったのかよ?

太宰 治

<君以外の近い人なら今通話に招待したよ>

<太宰さん!急に通話だなんて吃驚するじゃないですかぁ!>

叶夢

その声……敦か!?

中島 敦

<えぇ、叶夢君!?>

太宰 治

<驚いているところ悪いけれど、敦くんと今から言う場所に行ってくれ>

中島 敦

<何も説明されてませんが分かりました…>

叶夢

説明されてねぇのかよ……

太宰 治

<叶夢君は右に曲がって、敦君は左に_>

ドゴーーーーン!!

3人

!?

叶夢が音のした方を見ると

そこには空に届くのでは無いかと思う程大きい銀と赤の配色の槍があった

叶夢

うっそだろ………(驚愕)

太宰 治

<叶夢君、敦君!槍のある場所が目的地だ!>

太宰 治

<他の者達も其方に集まって来ている!>

太宰 治

<急いでその場所n>〔電話が切れる〕

中島 敦

<太宰さん!?電話が切r>〔同じく切れる〕

叶夢

お前らっ!なんで急に電話が切れて…?

叶夢

………今はそんな事考えてる暇はねぇっ!急がねぇとっ!〔槍のある場所へ走り出し〕

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コメント

3

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見るの遅くなりました、叶夢くん、本当は泣き喚きたいのに耐える、強いですね、槍の正体がなんなのか気になりますね

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