私たちの出会いはきっと運命

一ヶ月後

6月6日 知らない女の子が声をかけてきた。幼稚園のころ仲が良かったことどこか似ている。作り笑いをしているみたいだった。何をしているのかと聞かれた。元気で可愛い子だった

作り笑いしてるってそんなすぐバレてた？私もかっこいいと思ってたよ ハンジ

6月7日 この子は幼稚園の頃仲が良かったハンジだった。また会えたなんてな、だが、ここでだけは会いたくなかったな……だがあいつは覚えていないようだ。もう、それでいい。死ぬのはこわくないのかと聞かれた。怖くないと答えた。本当に怖くなかったんだ

忘れててごめんね。覚えててくれたんだ。ありがとう。やっぱり運命かもね。 ハンジ

8月31日 ハンジと一緒に星空を眺めた。もう仲良くなってきた頃だ。嬉しい。この時間がずっと続けばいいのに。俺はハンジの願いが叶いますようにと願ったがハンジは何を願ったのだろうか。

星空を眺めた日のこと今でも懸命に覚えているよ。仲良くなれて私も嬉しかった。ありがとう。私の願いが叶いますようにって願ってくれたんだ。ありがとう。私はねリヴァイとずっと一緒に入れますようにってお願いしたよ。叶わなかったね。夏祭りの約束もしたね。疲れて書けなかったのかな ハンジ

9月10日 今日は夏祭りの日だ。まだハンジは目覚めそうな無い。俺は昨日も泣いたが、今日も泣きそうだ。ハンジは起きると信じて屋上に居たら、ハンジから電話がかかってきた。起きたって、ごめんって、言われた。本当に良かった。泣いてるのがバレたようだ。恥ずかしいな。

目覚めなくてごめんね心配掛けたね。泣いてたんだ。ごめん。屋上寒かったでしょ。ありがとう。泣いてるのなんかすぐバレるよ ハンジ

今日ハンジの病室に行くと、ペトラとオルオが居た、友達だそうだ。久しぶりに会えて良かった。元気そうでよかった。悲しそうな顔をしていた。申し訳ない

日付書き忘れてるしw久しぶりに会えてよかったね。ペトラ達も喜んでいたよ。悲しそうな顔してたね。しょうがないけどさ。 ハンジ

5月25日 もう、日記を書く力も無くなってきた。ハンジに手紙を書いておいた。後で見てくれ。もう見てるか？最後に俺が書いた絵貼ってるから見ろよ。ハンジ。ありがとう

ハンジへ この手紙を見ているということは、俺はもうこの世に居ないのだろう。ずっと死にたいと思っていた俺が、最近死にたくないと思うようになった、大切な人ちゃんと出来た。ハンジありがとう。あの時話しかけてくれて、ありがとう。孤独死だと思ってたけど、ペトラにもオルオにもイザベル、ハンジに最後に会えてよかった。お前があと生きれるのは1年半だと聞いた時はびっくりしたよ。言ってくれてありがとう。本当に感謝してるよ。ハンジは俺の希望だったよ。お前がいたから頑張ろうと思えた。次は俺が約束を破っちまう。ごめん。俺が死んでもどうか泣かないでくれ。できる限り生きてくれ。それでも死んだら、また天国で会おう。今度は余命に囚われることなく生きよう。今までありがとう。とっておきの絵を裏に貼っておく。見てくれよ。最後にハンジ。お前が……。

お前が……の後は「好きだ」という文字が1度書かれて消された跡が見えた。私は手紙の隅に「私も大好き」と書いておいた。死ぬ前に、お墓参りにも行くからね。あと、泣くなは無理かなぁ、