6人で一つ

この場所は俺のお気に入り

辛いときはいつもここにくる

こいつは紫

こいつも辛いときはこの場所にきているらしい

不意に聞いた

絶対嘘だと分かっていたが触れなかった

触れて欲しくなさそうだったから

1人にしてくれと言わんばかりの落ち込みようだったので、俺は足早に教室に向かった

適当に挨拶する

こいつは緑

いつも眠そうだ

こいつは水

俺たちのムードメーカーみたいなものだ

こいつは桃

リーダー的な感じ

気づいてたのか…逆に気遣わせたな…

キーンコーンカーンコーン

こいつは黄

天然であほ

だけど英語はめっちゃできる

このように俺たちは毎日”6人”で色んなことを乗り越えてきた

そんなある日

今日用事あるんだよな~…

気を使われても困るから俺は行きたい気持ちを殺し、遠慮した

次の日

いつもの5人が居ない

少なくとも紫と緑は来ているはずなのに

彼らは屋上にもいなかった

LINEを開く

やはり、何度みても休みのLINEは入っていない

教室にいるかもという微かな希望を胸に教室へ向かった

嫌な予感が頭を過ぎる

悲報でないことを願い、先生のもとへと向かった

俺は何かを察し息をのむ

ずっと6人で支え合ってきたのに

6人で一つだったのに

俺は必死に溢れ出す涙を堪えながら屋上へ向かった

涙が一気に溢れ出す

これからもずっと一緒だと思っていた

俺はみんなと一緒になるため

この世を去った

𝑒𝑛𝑑𓂃◌𓈒𓐍

ここまで見て頂いてありがとうございました🙌🏻︎‪💕

♡、💬、+👤してくれたら嬉しいです🫰🏻💗

それでは*˙︶˙*)ﾉ"