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甘い恋の味

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甘い恋の味

1 - 甘い恋の味

♥

1,210

2023年07月27日

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こんぱる

未だに信じられませんが…

こんぱる

大先輩の春海暗さんから青い鳥のDMが届きまして:(;゙゚'ω゚'):

こんぱる

素敵なネタとリクをいただいきました
(*≧∀≦*)

こんぱる

仲良しさんにもなっちゃいました(՞ ܸ. .ܸ՞)︎

こんぱる

題名『甘い恋の味』は春海暗さんのをそのまま使わせていただいておりますっ!

こんぱる

書きます!

!注意!

BL/nmmn/irxs様 です 青桃 学パロ 青…高3 桃、赤…高2 青、赤は軽音部 桃はバスケ部 Rなし ご本人様には一切関係ありません です!苦手な方は閲覧をお控え下さい!

こんぱる

それではそれでは!

放課後

日は陰ってきたにも関わらず、纏わりつくような熱気に満ちた体育館

キュッ…キュッ!

硬いボールの弾む音とバッシュの擦れる音が飛び交う、部活の時間

真剣にボールを追いかける、ある生徒を目で追う

If先輩っ!

うわぁ!

りうらか…びっくりしたぁ…w

びっくりした!?ねぇねぇねぇ!

邪魔すんなやw今ええとこなんやから

また軽音サボって見にきてんの?

ええやん…別に…//

まぁカッコいいからね〜

分からなくもないけど

2人の目線の先の彼

俺が半年間片思いしてる人

だめやで…取ったら…

取らないよ…w

でもさぁ〜そろそろそういう人現れるかもよ?

え…?

女子にも人気だしね〜

顔良し、頭良し、運動良し

おまけに生徒会長も務めてんだから

モテないわけないじゃない

それは…

それにないくんだってよく言ってるよ?

「恋人欲しい〜」って

恋人にしたい人がいるのかは、りうらも知らないけど。

見てるだけで満足してんなら良いけどさ

人に取られたくないって思うなら動かないと

うるさいなぁお前は…w

ほんまに後輩か?

自分でも分かってんねん…!そんなん…

でも…

やっぱり告白って緊張するし、不安だらけだし…

第一、告白したからと言って付き合える事が確定しているわけではない

クスッ

な、何笑ってんねん!

めっちゃ大好きなんだね

ないくんのこと

耳打ちされる

離れろ!//

ったく…!

ガキは早よ部室行け!

そんな言い方しなくても良いじゃん〜

一応りうら、” 練習に来ない “If先輩を迎えに来たんだけどw

あーそれは先に行っといてや

今日も

「体調悪いから休みます」

でしょ?

分かってんなら来んな…!

ま、ないくんのことで胸が苦しい♡、って事にしとくよ〜

っるせぇ//

今度合わせるときにギター出来てなかったらもう手は組まないからね

ホンマにお前はクソガキやなw

両頬っぺたを軽くつまんで横に引っ張る

いあい、いあいよw

りうら!If先輩も!

休憩に入ったないこが駆け寄ってくる

ないこ!

パッと手を離す

部活お疲れ〜

軽音部は今日は休みなんですか?

俺らを見ながら首を傾けるないこ

少し汗ばんでいて、顔も淡紅色に火照った姿が愛おしい

あ〜、まぁ息抜きに、ブラブラしとるだけw

な!りうら!

全力で協力を求める

まぁ、しゃーなし

りうらは疲れてないけど、If先輩が休憩しよ、って言うから

コイツはまた…ギリギリな発言を…

クスッそうなんですねw

あ、ねぇ今日さ、3人で帰らない?

もちろん!

え…?//

何戸惑ってんのさ

普通に友達と帰ったらサボってんのバレるよ〜

っ!

じゃあまた後で!

じゃあ分かりやすいように体育館のドアの所で〜

おけ!じゃあ俺練習行ってきます!

いってらっしゃ〜い

ゆるゆると手を振り、桃色を見送る

おいりうら…っ

何〜?

お前、俺がないこの事好きなの、本人に言ってんとちゃうやろな

言ってないよ!それは絶対

だからこそ、チャンスを作ってあげてんじゃん

っ!//

クソガキ…

感謝して欲しいくらいだわ

コツン

いてっw

クソガキ

はいは〜いw

おいりうらどこまでトイレ行ってんねん…

荷物を片付けて、すぐに戻ってくると言ったりうらが戻ってこない

あれ…?If先輩1人ですか?

おぉ〜!ないこ!

突然後ろから聞こえた声に動揺する

りうら、トイレ行ったっきり帰って来うへんねんよなぁ

珍しいな〜

え?

いっつもめちゃめちゃ速いのにw

ふ〜ん

そんな事まで把握してんのか

暫く沈黙が流れる

あ〜あのさぁ

は、はい!

ないこって恋人とかおるん?

少しの期待と、自分の保険の為に聞いてみる

えっ…?//

恋バナ…ですか?クスッ

いや〜、まぁw

何となく…?やけど

そうですね〜

やっぱり欲しいとは思いますよね

曖昧な返事だなぁ

りうらの言ってた通り、か

でも…本気で好きな人じゃないとっ、ても思うので簡単には作れませんけど

ふ〜ん

そんならさ

俺にしなよ

あ!

えっ!?

ないこ!

はい!?

キャベツ!

遠くの空を指差す

え?キャ、キャベんぐっ!///

ちゅっ

ん…//

!!///

ドン!

な、何するんですか!//

いって…

突き飛ばされた背中が壁にぶつかる

あ…

あ…ご、ごめんなさいっ!

あ、ちょ、ないこっ!

掴もうとした手はギリギリで空を切った

一瞬で小さくなる影

1人体育館の側で立ち尽くす

はぁ…

自分が情けなくなって、前髪を掻き上げる

ちゃんと言葉で告白できないくせに

どうしても抑えきれなかった想い

もしかしたら、って過信して結局フラれてんの…

情けねぇなぁ…w俺って

一呼吸して、考え直す

俺はこのままないこと、友達や先輩後輩の関係なんかよりも、もっと遠い関係になっちゃうのかな

絶対…無理

せめて…せめて、ないこにとって ”仲の良い先輩” でいたい

楽しく笑い合える関係でいたい

謝んねぇと、な…

ポツンと一言吐き捨てて、学校を後にした

ごめ〜ん!遅れた…

ってみんなどこ!?

翌日

2年の教室前

ふぅ…

一呼吸して、教室のドアを開く

休み時間の教室とあって、扉を開けると、より一層多くの話し声が飛び交っていた

あ〜…あのさ

適当に近くにいた、クラスメイトらしき人に声をかける

女子

は、はい!///

ないこって今おる?

女子

あっはい!あそこに…//

女子

内藤くん〜!

ん?

あっ…!//

苦笑いと共にゆるゆると手を振ると、すぐに駆け寄ってきた

バッ!

ごめんなさい!

えっ!?

綺麗な90°の礼にこちらが萎縮する

女子

あ…えっと…

あ、ごめん…wありがとな

女子

あ、いえ…w?

ないこを呼んでくれた子に一言言って、彼の方に向き直す

な、ないこ?

怪我無いですか!?

昨日…俺、あのっ…びっくりしてっ…

ほんとっ…

ないこ

悪いのは俺や…

ないこの気持ちなんか考えんと、いきなりあんな事して悪かった…

本当にごめん

…///

耳まで真っ赤に染めたないこと目が合う

俺…ファーストキス…だったんです…//

え…

初めてで…びっくりしちゃって…

まじ…?

マジ…です…//

ほんまにごめん!!

こちらこそっ本当にごめんなさい!

教室の後ろで2人して謝り合う異様な光景に、こちらに視線が集まる

いや、だってこんなやつに大事な初めて奪われたら…そうなるて…

普通に気持ち悪いやろ…

ただでさえ同性というハードルがあるのに、ファーストキスを奪った先輩なんてもう絶望的な存在だろう

えっ…そんなこと!

あの…何度も言ってます、けど…

びっくりした、だけなんです…

その…気持ち悪い、とかそういうのは無いのでっ…

ほ、ほんま、に…?

ほんま、です…

下を向いてモジモジしているないこ

ただ…その、付き合ってからするものだと思ってたので…

っ!///

びっくり、しました…

嫌じゃ、なかった…?

嫌じゃ、なかった…です//

そっか…そんなら、まぁ…

良かった、って言うのも違う気がして語尾を濁す

クラスメイト

おいないこ!

クラスメイト

俺ら先行くぞ〜!?

あ!やばい忘れてた!今行く!

次移動やった?

何か、理科の実験するらしくて

ごめんなっ忙しいのに呼び止めて

いえ、気にしないでください!

また今度、3人で帰りましょ!

ではまた!

そう言い残して教室を出て行った

3人…か

でもホッとした。

嫌われてなくて。

だからこそ、もう一度触れたいと思った

今度は、ゆっくりと…

はぁ…

ぜってぇ他のやつになんて渡さねぇ

そう心に誓い、教室を後にした

翌朝

え〜?でさぁー…

ははっ何それっw

ドン!

おっはよ!

うわぁ!重い…

If先輩に後ろから抱きつかれた

おはよ〜ござぁまーす

そんな棒読みあるか!w

りうら…助けて…w

し〜らな〜い

この前2人して俺を置いて先帰ったでしょ?

お、俺は謝ったじゃんっ//

そんな顔真っ赤にして怒らなくてもw

…!//

If先輩も!

ご、ごめんて…w

あの日はちょっと考え事っていうか疲れてたっていうか…w

っ…

肩に乗せられた先輩の手に力が籠っているのを感じる

まぁまぁ…w

てなわけで〜りうらは知りませ〜ん

あ!ちょ、りうら!

俺とは違い、”大荷物” を背負っていないりうらは歩く速度を速めて先を行ってしまった

ええ匂いすんね

へ…?//

急に2人の空間になる

シャンプー

めちゃ爽やかで好き

ちょちょ…やめて下さいっ///

首筋にかかる息がどこか色っぽい

嫌?

じゃ、ないです…//

けど!//

後ろを振り返ると、少し不貞腐れた顔のIf先輩と目が合う

そんな顔しないで下さい!//

パッ

じゃあやーめた!

ぇ…?

またな〜

あ、ちょ!先輩っ…!

1人取り残された

急に軽くなった肩が、どこか寂しさを感じさせる

先輩…

伸びをしながら前を歩いていくIf先輩の背中を暫く見つめていた

別の日

図書室

えーっと…

目当ての本を、1人真剣に探す

〇〇…

ここら辺だと思うんだけどn

トン

ビクッ

急に後ろから伸びて来て、顔の横に置かれた手

これってバック壁ドン…?

やーほっ

If先輩!

何してるんですか!//

しっ…

ここ図書室やで?

っ!

忘れてた…恥ずかしい

何してんですか//(小声)

こんな所で

別に〜?

見つけたから来ただけやけど

だからって…!壁ドンなんかする必要無いじゃないですかぁ…!//(小声)

壁ドン…?

俺この本取りたかっただけやけど?

えっ…?///

やっと見つけられた〜

読みたかったんだ〜この本

は…//

ほな、またな〜

は、は〜!!!?

勘違い!?

見つけた、って本のこと!?

無理…///

恥ずかしすぎる…//

俺はその場にへたり込んでしまった

またまた別の日

屋上ええなぁ〜!

ここめっちゃ好きなんですよね〜!

俺も気に入ったわ

それより、珍しいな

りうらが昼飯誘ってくるなんて

別に〜

たまには良いかな、って思っただけだし

ふふ

お前のおかげで、同級生に友達おれへんのかって言われてんねんで?俺

ふははっ

あははっ

何で笑うんよ!w

りうらだけのせいじゃないでしょ、絶対w

自業自得

あ“ぁ?うるせぇっw

今日は普通だな、と感じていたその時だった

あ、ないここっち向いて?

は、はい!

スル…

え…?//

突如頬に添えられた手

優しく少し微笑んだ瞳

艶やかな唇

っ…!//

きゅっと目を瞑る

ビクッ

手が離れる

え…?

な、何…したんですか…?

お米、頬っぺたについとったから

ほら

え…?いや、見せられても

ペロ…

え…?///

ふふ、ごちそーさま

っ!///

マジで調子狂う…

もうっ…何なの!//

ベッドに潜り1人悶々とする

気がつけばIf先輩の事考えてるし…

俺ばっかり意識してるみたい…//

あの事件があって以来、余計に先輩のことで頭がいっぱいになった。

キスほどじゃない…けど

あんなの確実に狙ってるだろ…

キスなんかされたら、「俺の事好きなんだろう」って思っちゃうもん…

ってやば!明日体育祭なのに!

早く寝ないと!

急いで電気を消して、半ば無理矢理目を閉じた

翌日

いけー!いいぞ!

やった!綱引き一位じゃん!

沢山の応援の声と喜びや叫びが飛び交う体育祭

次は3年生の全員リレーです

あ…

長身の青髪が目に映る

パンッ!

スターターピストルの音と共に一斉に走りだしたが、If先輩のクラスはずっと3位だった

お願いっ…!

一位のクラスは大分先を行っていて、せめて2位に入ってほしい、と願っていた

If先輩!

ラストー!

もっと全力で来い!!

走者に、順番待ちをしながらエールを送る彼の姿を捉えた

アンカー…なんだ

パシッ!

ふっ

ぇ…?

バトンを貰ったIf先輩がかすかに笑ったのが見えた

ぇえ!?

速い…

速い!!

誰よりも猛スピードで走っていく先輩

か、…かっこよ//

あっという間に2位に浮上

遂には一位のクラスのアンカーと競り合って…

一位!◯組!

か、勝っちゃった…//

信じられない…//

あはっ!やったな!

クラスメイトに囲まれる先輩

大活躍すぎる…!

あっ!//

客席で見ていた俺と目が合った

ニコッ

ぇっ…!//

いつもみたいに、ゆるゆると手を振ってくれる

!!

全力で振り返した

客席の方へ戻った先輩の周りは女子だらけになっていた

女子

はちまき書いてください!

女子

私も〜!

分かったから…w

女子

おかえしに私からも書いていい〜?

女子

私も書きたい〜!

女子

私も!

毎年配られる、クラスカラーのはちまき

友達同士でメッセージを書き合うのが、体育祭の楽しみの一つでもあった

俺も…書きたいし、書いてほしい、な

でも、1人先輩の所は行くのは勇気いるし…

そんな事をしていたら、あっという間に1日経ってしまった

あ“〜づかれたぁー

おじさん…?

しゃーないやろ、年なんやから

一個差じゃん!w

ふははっ

例によってまたいつもの3人で帰っているわけだが

言わなきゃ…はちまきの事

ないこ〜?

…は、はい!

ないこもお疲れ

ぽんぽん(頭)

っ!///

優しくて大きな手…

んふ、可愛ええな

っ//

今しか、ない!

あ、あの!

ん〜?

はちまき…書いてくれませんか…?//

え、ええよ…?//

やっと言えた…!

はい

あ、ありがとうございますっ!

すげぇないこカッコよかったよ♡ 金メダル取ったIfより

何だ…これっ!//

あ!先輩の…は…

あー…俺な、もう書くとこ残ってへんねんな〜

表も裏も埋まってもうて…w

人気すぎでしょ

あ、そうなんですね…w

遅かった…のか…

でも…

待てよ…普通なら…

ふふ、気持ちだけで十分

ありがと

ぽんぽん(頭)

※本日2回目

またコイツはこうやって…。

もう…

もう……

我慢できない!

え!?

いきなり大声をあげたから、ビックリした表情を見せるIf先輩

何なんだよ!

何でそんなに俺のこと遊ぶんだよ!

キスまでしといて!

俺のファースト奪っておいて!

ぇ…//ちょ、ないこ、落ち着いて?

落ち着いてるわ!

だいたい!付き合ってからじゃないと、って俺が言ってんだから、普通あの場で告るだろ!

あ、あのときh

そんでもう一回キスするまでがテンプレじゃないのかよ!

ちょちょ、、ないこっ?//

思わせぶりな態度ばっか取って…

俺ばっか…

俺ばっかりIf先輩に踊らされてるみたい…

馬鹿みたいじゃん!グスッ

グイッ

お!?

ちゅっ

んっ!///

…//

ふふ

べーっ///

ないこっ…///

はちまきだって…俺のところくらい残しとけっての…!

最後まで言ってやった事で心が少し晴れた気がした

呆然と立ち尽くす先輩をおいて、先を歩こうとした時

ないこのはちまき、もう一回出してみてや…

腕を掴まれた

…は?

ええから

出した…けど

よう見てみ

何度見たって…

もう一度文字を読み返す

!!//

何が見えた?

「す、き」…

あったり…//

…///

いやっ!ほんとは気づいてたし…恥ずかしくて言えなかっただけだし…

ふふ嘘つき

嘘じゃ…ない、し…//

はい

え?はち、まき…?

ないこの書くとこ、残してないわけないやんか

ここ、返事…書いてくれへん?//

!!///

1番目立つ真ん中だけ空白になっていた

しゃーなし…//

だいこん いくら すずき きんめだい

ほぼ寿司のネタやんかw

良いでしょ、これで…//

うん…//

満足すぎる…//

なぁ、ないこ。これから俺ん家来n

あの〜りうらいる事忘れてない?

突如横から呆れた声が聞こえて我に帰る

あ…

えっと…

てか、聞き逃さなかったんだけど

キスしたの、あんたら

えっ//

いやっ…えっと…//

ほんとブチギレそうなんだけど!

いつ!

どこで!

どんなシチュで!

あ、いや…だから、その…

If先輩がいきなりしてきたの

はぁ!?

ないこさん!?//

先輩うるさい!

はぁ!?//

どこで!

体育館の前…

ないこ!

いつ!

この前、りうらを置いて先に帰っちゃった日…

ないこ…//

…はぁ。

りうらね〜ずっとIf先輩から相談受けt

あかんやろ!それは!//

りうら!教えて!

何でないこまでそっち側やねん!//

部活の時間ないくんのこと見に、軽音サボってて〜

えっえぇ…!//

でもね、If先輩ずっと告白する勇気無いチキンだったんだよ〜ww

へ、へ〜ww//

…//

そんな人だったんだ〜先輩ってww//

ま、まぁ初っ端から手出してくるような人だし〜w

ないこ

ガッ…

痛っ…!

いきなり片手で顎を掴まれる

あに、するんれすか…

俺は “元” チキンなだけやから

ん!?///

ちゅ

「カッコ悪…」と聞こえてきたのは、一応無視しておく

んっ…//ふぁ♡

If先輩の熱い舌が絡んできて、頭の中がふわふわする

ビクッ♡

ん…

ふふ、顔真っ赤

目もトロンとしてる

ぁえ…//

何度でも言ったるよ

愛してる

っ!//

ないこは?

お、俺も…//

恥ずかしくなってIf先輩の袖をぎゅっと掴む

ほら、俺の目見てちゃんと言って?

す、…

す?

き…///

愛してる、ちゃうん?

っ…///

だ〜か〜ら〜!!

家でやれっての!!!

ほら!

ドン!

いてっ

いた…

りうらはこっち!あんたらバカップルはそっち!

え、俺の家もそっち…

じゃあね!

十字路で無理矢理バイバイされる

…はぁ

せ、先輩…?

行こ?

ぎゅ

手を繋がれる

俺よりも大きい手の長い指が絡まる

うぅ…///

ないこ?

どうしたん…?

心臓…もたないです…//

こんなもんで終わると思わんとってよ?

そ、それって…//

しーっ

言っちゃだめ

ん…///

夕日の強く照りつける中、ゆっくりと歩く

ここら辺は坂道が多くて、丁度上り坂の頂上を超えたところに先輩の家があるらしい

ねぇ、ないこ

はい…?

急に歩みを止めた先輩

ふぅ…

もう一回ちゃんと言わせて

え…?

半年前、初めて喋ったときからずっと好きやった

俺と、付き合って下さい

らしくもなく、真面目な顔を向けられる

先輩…

俺のファーストキス奪った罪は重いですよ

ちゃんと責任取って下さい

ないこ…

俺も…

If先輩が大好きです

お願い、しますっ…//

嬉しいっ…///

もう一度キスが降りる

さっきみたいに深くはないけど、

柔らかくって愛の感じる、優しいキスだった

ゆっくりと目を開けると

綺麗…

ちらほらと街灯がつき始めた商店街の景色が映った

気がつくと、俺たちは坂の頂上に立っていたのだった

ん〜だめ

え…?

ないこが見て良いのは俺だけなのっ

何ですか…それw

ほらぁ、もう暗くなるから

お家行こ?

っ…//

はい…//

恥ずかしくなって下を向く

なぁないこ

は、はい…?

もう敬語に戻しちゃうの?

えっ…

なんかキョリ感じて嫌…

さっきみたいにさ

素のないこで接してや?w

な、何笑ってんだよ…

俺本気で怒ってたんだから…!

ごめんごめん…w

でもさぁ俺も必死やったんよ?

な、何が…

ないこにキスされるにはどうしたらええかなぁ〜って♡

は、はぁ!?

焦らして焦らしまくったらないこ我慢できなくなってまうんやないかなぁ、って

さいってー!!

そこまで言わんでもええやんか!w

だって!まろの思い通りになっちゃったじゃん!!!

まろ…?

あ“っ…

俺…のこと?

りうらと勝手に呼んでたあだ名…

何やそれw

でも気に入った

これからはそう呼んで?

良いの?

もちろん

あーでもりうらには止めさせないとやなぁ

何で?

だって恋人と同じ呼び方で呼んでくる奴嫌やもん

りうらが可哀想になってくる…w

仮にもお世話になったんでしょ〜?

っるさいねん//

でもさ

俺の負けだね

え?

あんな事言っといて、俺からも付き合う前にキスしちゃった

ないこ…

“好き” って感情には逆らえなかった

微笑を彼へ向ける

まろの気持ち…今ならわかるよ

好きが止まらなくて、気がつくと頭ん中がまろで埋まってる

誰にも取られたくなくて、カッコいい姿は俺だけに見せてほしくて

こんな、自分が嫉妬するなんて知らなかった…

甘ったるい感情の奥に潜む独占欲とやきもち

それがちょっと嫌で、でもそれを感じさせないほど、まろでいっぱいだったの…

触れられたらそこが熱を持っt

んぐっ…

あかん…///

手で口を塞がれる

まろの顔は、夕日のせいか俺のせいか、真っ赤に染まっている

俺がおかしなるから、それ以上は言わんといて///

ふぁふぁった//

二つの長い影が一軒の家へと消えた

その後2人がどうなったかは誰も知らない

しかし翌日、ご機嫌な様子のIfと、終始欠伸が止まらず腰が痛いと辛そうにしていたないこを見て呆れたりうらがいたのは言うまでもないだろう

こんぱる

桃さんの秘密、分かりましたか…?

こんぱる

青さんが焦らして桃さんを落としたように見えますが…(やめておきますかw)

こんぱる

いや…最初に送られてきたネタメモ可愛すぎまして…ニヤケ止まりませんでしたね(((

こんぱる

ネタの時点で神作でしたww

こんぱる

本当にありがとうございます!!(˶'ᵕ'˶)

こんぱる

ではでは!

この作品はいかがでしたか?

1,210

コメント

10

ユーザー

待ってなんか埋もれてて見るのめちゃ 遅くなったぁああああっ!!!(泣) こんな神作を見逃すなんて… 私はなんて大罪を犯してしまったんだ…() てか待って!?春様とこんぱるさんの コラボ(?)とか最高かよ!!!(( もう大好きな作品でしかないんだが() 青桃…好き…尊い…やばい…(語彙力消滅) ちょっと続き想像してたら鼻血が(((( リクエストは全力待機で待っときます(?)

ユーザー

あんな雑すぎるネタメモからこんな尊すぎるお話を書いてくださってほんとにありがとうございますm(*_ _)mm(*_ _)mm(*_ _)m ぜひ、またよろしくお願いしますm(*_ _)m

ユーザー

うわぁぁぁぁぁ!!! 無理!尊い!可愛い!好き! なんだろこの感情...なんか言い表せれないほど凄かった!

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