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すこすこのすこ!!!! 毎回思う....神さまですか?(΄◉◞౪◟◉`)
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蹴斗 目線
放課後。
特に部活も入ってない俺は
旧校舎の音楽室に向かった。
蹴斗
ピアノの音がかすかに聞こえる
しゃー
蹴斗
しゃー
しゃー
そう言ってあいつは微笑む
こいつは子供っぽくて、 何かと不幸体質なのだ。
でも、顔は学年1可愛い
しゃー
そう。 こいつには友達と呼べる存在が いないのだ
しゃー
しゃー
蹴斗
蹴斗
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
蹴斗
しゃー
蹴斗
しゃー
しゃー
そう。こいつのお姉さんはつい先月強盗によって殺された。
まだ、犯人は見つかってないみたいだけど‥
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
そう言って寂しそうに微笑む
そんなあいつを俺は守りたい
こんな不幸から俺が救ってやりたい
いつからかそう思うようになった
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー視点
しゃー
お母さん
お父さん
しゃー
しゃー
お母さん
お父さん
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
声を上げて話してるお母さんとお父さん。
きっと隣まで聞こえているだろう
お母さん
お父さん
お母さん
お母さん
お母さん
あ
まただ
私のせいで
私のせいで
お父さんが失業したんだ
また誰かを不幸にさせてしまった
私が、
私がお姉ちゃんの代わりに死ねばよかったのに
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
お母さん
お父さん
お父さん
お母さん
しゃー
蹴斗 視点
次の日。
蹴斗
旧校舎はシーンと静まり返っている
教室。
蹴斗
蹴斗
クラスの子
クラスの子
クラスの子
蹴斗
蹴斗
クラスの子
クラスの子
蹴斗
しゃー視点
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
あー。
身寄りのない私はどこに行くのだろう?
きっとお母さん達の借金は私が返すのだ。
その人達に引き取られるのだろう
水商売…風俗などと
自分には関係ないものと思っていたものが頭に浮かぶ。
しゃー
そんな夢をこぼした
蹴斗 視点
夕暮れの公園。
何ヶ月たってもあいつは 音楽室には来なかった。
どこかに引き取られたのか…、
死んだのか…
生死すら分からない。
そんな状況にため息をついた。
その瞬間
蹴斗
蹴斗
考えるより先にに声が出てしまった。
すると声をかけた相手は振り向き
しゃー
と小さく声を漏らした。
しゃー
蹴斗
蹴斗
蹴斗
蹴斗
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
蹴斗
俺の言葉を無視して話を続ける
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
蹴斗
蹴斗
しゃー
しゃー
しゃー
蹴斗
幸せにならせてあげなければあいつが…しゃーが可哀想だ
そう、心から思った
今は何も出来なくて 悔しくて涙がこぼれそうになったが俺は_
蹴斗
蹴斗
蹴斗
しゃー
蹴斗
しゃー
そう言って泣くあいつは
とっても嬉しそうだった
「約束」
Happy End…໒꒱· ゚
お母さんとお父さんが揉めている声が外にまで響く。
近所から見た私は
ひどく可哀想だったみたいで
私の家庭をよく知る人は 涙を流す私に 同情の目や 哀れみの目 でよく見られた
「可哀想…、」
「あんなおうちに生まれて……気の毒だわ…、」
「将来は幸せになって欲しいわね…、」
そんな言葉を並べられてきた
私は…
それがたまらなく好きで仕方なかった
可哀想な自分が1番だった
私の「可哀想」をみて優しくしてくれた人
「可哀想」でチヤホヤされてる"私"が好きで好きでたまらなくて。
ある日の強盗犯は私。
ある夜の放火犯は私。
どれだけ幸せであろうと
"可哀想な私"を演じるの
可哀想になれなくなるなら
理由を作ればいい。
それだけ
"本当の幸せ"
Happy end໒꒱· ゚
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー
しゃー