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ヒョンが亡くなって1ヶ月が経って

一人であの水族館に来た

僕の隣に、あなたはいない

水槽を見上げる

皮肉なほど綺麗な魚たちが僕の目の前を通り過ぎて行った

”おれ水族館好きなんだよね”

ジョングク

どうして?

テヒョン

おれたちから見れば、観賞用に水槽に閉じ込められているみたいだけど、

テヒョン

水槽の中では、みんな自由に泳いでる

テヒョン

すごく楽しそうに

テヒョン

おれたちと似てない?

ジョングク

似てる?

テヒョン

BTSに興味ない人からすれば、おれたちはただの見せ物で、

テヒョン

だけどおれたちは自分たちの意思でステージに立って、自由に表現して、アミ達を喜ばせるんだ

テヒョン

アミ達が喜ぶことが、何より嬉しいから

あぁ、僕は、この人が大好きだ

ジョングク

ふふ、

ジョングク

ヒョンらしい考え方ですね

ジョングク

ヒョンのそういう所、すごく好きです

頬を赤くしてはにかむあなたは、

すごく綺麗だった

ジョングク

僕は、

ジョングク

あなたが大好きです、

隣には誰もいない

だけど僕には見えてる

目を輝かせて水槽を見つめる、愛おしいあなたが

涙が溢れてきた

泣いてはいけない

僕は足早に水族館を出た

ジョングク

あぁ、これ、

ジョングク

あの時みんなで撮った、

ヒョンの部屋を整理していると、メンバー全員で撮った写真が出てきた

写真の中で笑顔を見せるヒョンは、

相変わらず綺麗だ

でもその笑顔は偽物だった

ジョングク

今見るとよく分かる、、

ジョングク

ヒョン、、

ジョングク

ずっと苦しかったんですね

ジョングク

気付けなくてごめんなさい

ジョングク

あんなにあなたの傍にいたのに、

写真に涙が落ちた

ジョングク

ヒョン、、会いたいよ、

この1ヶ月間、ずっと泣いていた

ふとした瞬間にヒョンを思い出して

もういないのに僕の隣に居てくれている気がして余計に寂しかった

涙を拭いて立ち上がろうとした時、ベッドの下に箱が置かれていることに気付いた

ジョングク

何これ、

手に取って蓋を開けると、中にはペアリングと手紙が一枚入っていた

本当は死ぬつもりなんて無かった

ジョングガを一人にしてしまうから、それにもう誰にも会えなくなるから

おれが一人嫌いなの知ってるでしょ

だけどね、おれもうダメだった。何してても生きてる心地がしなくて、練習もろくに出来ないお荷物だから、

死ぬなんて誰にも言えないから手紙で残すことにしたんだ

ベッドの下に置いたのはお前なら見つけると思ったから

ねぇジョングガ、

おれはみんなに愛されてたかな?

大切にされてたかな?

最後に、ちゃんと確認したかったな

お前の記憶が戻るのを待つべきだったよね。ごめんね

おれは先に逝って待ってるけど

後追いとかしないでね

そんなに早く来られても困る、、なんて嘘だけどお前にはもっと幸せになって欲しいから

おれはお前の幸せを願ってるよ

最後に、

何回言っても足りないくらい、

心の底からお前を愛してる

過呼吸になるくらい泣いた

悲しくて、悔しくて、苦しくて、

泣きすぎて何も聞こえなくなった

それでも泣いた

叫んだ

ヒョン、あなたは沢山の人から愛されていました

確かに愛されていたんです

僕がもっと証明してあげれば、

あなたを失わずに済んだかもしれない

だけどあなたはもういない

寂しさが埋まることはもう二度とない

ジョングク

ヒョン、

ジョングク

僕も愛しています

ジョングク

何回言っても足りないくらいに、

1年後

ジミン

ジョングギーお菓子食べよ

ジョングク

今ダイエット中なんです!

ジミン

えーいいじゃん今日ぐらい

ジミン

食べようよ

ジョングク

じゃあ少しだけ、

ジミニヒョンとソファーに座ってお菓子を食べながらテレビを見つめた

ジミン

雨に濡れると透明になる?

ジミン

どゆこと?

ジョングク

そういう花なんですって

ジョングク

あれじゃないですか?そういう風に見えるだけってやつじゃないですか?

ジミン

適当だなー

ジミン

サンカヨウっていうんだって

ジミン

へぇ、不思議だね

テレビに映されたサンカヨウの画像

何故かテヒョンイヒョンが思い浮かんだ

ジョングク

(儚い、、)

透明な花は今すぐにでも消えてしまいそうで、

ジョングク

せっかく綺麗なのになんだか勿体ないですね

ジミン

え?僕?

ジョングク

違いますよ。あの花

ジョングク

綺麗な白色なのに、透明になって見えなくなるなんて、

ジョングク

僕なら雨に濡れないように傘さしてあげます

消えてしまわないように、

ジミン

ずっとそこにいなきゃいけないじゃん!風邪ひいちゃうよ

ジョングク

確かに、笑

僕が傘をさしていれば消えない

僕があなたをずっと覚えていれば、あなたが消えることはない

だからあなたは僕の記憶の中で生き続けている

ジョングク

ただいま、ヒョン

ジョングク

今日はすごい賞をもらったんです

ジョングク

ヒョンにも見せたくて持ってきちゃいました笑

テーブルの上に飾られたヒョンの写真に向かってトロフィーを掲げる

ジョングク

すごいですよね

ジョングク

まさか僕たちがこんな賞を取れたなんて、、実感湧かないです

写真の前にはペアリングのひとつが置いてある

もうひとつは僕の指にはまっている

ジョングク

ヒョン、会いたいです

ジョングク

本当は死んで早く会いに行きたいんですけど、ヒョンはきっと怒りますよね笑

ジョングク

だから僕はヒョンの分まで生きて、

ジョングク

幸せになってみせます

ジョングク

見守っていてくださいね

ジン

ジョングク〜ご飯食べに行くよ

ジョングク

はーい

ジョングク

僕もう行かないと、

ジョングク

じゃあヒョン、また来ますね

ジョングク

愛してます

雨の日は不安になります

あなたが透明になってしまうかもしれないから

そういう時はあなたの写真の前で目を閉じるんです

僕の記憶の中で、あなたと二人になれるから

雨に濡れると透明になる花

サンカヨウの花言葉は

「親愛の情」

だけどあなたには消えない花をたくさんあげます

花で彩られたあなたはきっと、とても綺麗なんでしょうね

悲しい顔はしないでくださいね

あなたは笑っている時が一番綺麗なんですから

僕も、あなたの幸せを願っています

”親愛なる貴方に花束を”

END

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コメント

4

ユーザー

流石に天才すぎてびっくりした、、 初めてラノベの小説でこんなに面白いと思うの見つけた!

ユーザー

初めて小説を見て泣いてしまいました😭 本当に素敵な物語ですね、  これからも頑張ってください。

ユーザー

この物語を見るのが、3回目なのですが、物凄く素敵なお話で毎回毎回見る度に泣いてしまいます…。これからも頑張ってくださいね🍀

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