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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

……

最近、朱綾がぴくとさんと会ってからは外に行くことが多くなった

多分、討伐?みたいな事をしてるんだろう

たまに怪我して帰ってくるから本当に心配だ。

クロノアさんとか、ぴくとさんが家に住むようになってからは賑やかになったなぁ……朱綾も楽しそうでよかった。

でも、天使とか……悪魔とか……本当に現実なのだろうか。未だに実感が湧かない。

あ、そういえば最近は蛍ちゃん達が家に来なくなったなぁ。

朱綾に聞いても、なんだか少し浮かない顔をして分からない。と言われるだけだった

何かあったんだろうな……そう思ってもアタシには何も出来ない。

色んな事が頭の中を駆け巡る

あぁ……なんだか眠いな……

眠さに抗えず、そのまま眠りに落ちた。

何故か分からないが、朱綾が前居た学校の教室に向かって私は走っていた

なんだろう。少し見覚えがある

私は勢い良く教室の扉を開けていた。

どういう事なんですか!!!!

自分でも驚くぐらい大きな怒号が出た

担任

っあ…こ、殊乃さんのお姉様……

私の剣幕に驚いたのか担任の先生は少し顔が青ざめていた

朱綾が虐められていたのは本当なんですね?

担任

……はい

……その子達がやったんですか?

担任

は、はい……

担任の少し離れたところに不貞腐れた顔の少女が二人と、親と思わしき女性が悲しそうに佇んでいた。

女子生徒

……

自分が何したか分かってる?

冷たい声が口から出てくる

女子生徒

……

ねえ、黙ってたら分からないよ?

人は完全に怯えきって何も話さない。

女子生徒

.......殴った。蹴ったりもした……

面倒臭いとでも言わんばかりの声色だった

その他にも色んな事してるよね?

そんなことして楽しかった?

女子生徒

……

自分がどれだけ酷い事したか分かるかな。もうすぐ中学に入るぐらいだよね?

そんな事も分からないの?その歳で?

やっていい事と悪い事が有るだろうが!!!!

ダンっ!!!!と机を思いっきり叩く

相手は体をビクッと震わせ下を向いている

善悪の判断も付かないのか!?

少しだけならやっても許されるとでも思ってたのか?

女子生徒

違……

違くないでしょ?もう行動に表されてるよね?

女子生徒

.......ごめんなさい

泣きそうな顔でそんな事を言われた

私は許す気なんて毛頭ない

何?謝れば許されるとでも思ってるの?

考えが甘すぎなんだよ!!!!

謝って許されることじゃ無いんだけど?

謝るぐらいなら初めからすんじゃねぇよ!!

女子生徒

……っ

女子生徒

アイツが……

朱綾が何。

女子生徒

アイツが全部悪い!!!!

女子生徒

あんな気持ち悪い色の髪とか、目とか!

女子生徒

気持ち悪いんだよ!この世に居なければこんな事……

女子生徒

アタシは悪くなッ……

ふざけるなッッッ!!!!!!!

ありえないぐらいの怒号が飛び出した

私の怒りは頂点に達してしまった

そして気付けば女子生徒の胸ぐらを掴んでいた

女子生徒

あっ……やめて……ごめんなさい!

声が震えて泣きそうになっているが、そんなことは構わない

やめてだと?

朱綾が言った時もあんたはやめたの????

さらに力を込める

担任

殊乃さん!!やめてください!

やめませんよ先生。

それにアンタにだって責任はある

気づいていたのに見て見ぬふりして、自分の職務を放棄した

救いの手を差し伸べなかった

担任

……ッ

教師ってもんは、教え子が間違っていたことをすれば正すんじゃねぇのか?元の道に戻してやるのが仕事じゃないのか?

それすらしないあんたは教師でもなんでもない。

人じゃない。人としての尊厳があんた達にはない

ただの外道だ。

ガタガタと怯え泣きながら謝り続ける少女

私の言葉に何も言い返せずにただ俯く担任

本当に申し訳ございませんでした……

許される事ではありません……

お金はいくらでもお支払いします……

とうとう相手側の親御さんが大泣きしながら土下座をしてしまった

親御さんは常識のある人で良かったです。

勿論、責任は取ってもらいます。

私は、この件を訴えるつもりです

.......わかりました。

後に弁護士をそちらに送りますので

女子生徒

.......ッッッ

女子生徒2人は、真っ青な顔で絶望していた。

「お姉.......ちゃん?」唖然とした朱綾の声が聞こえたのを境に

徐々に意識が薄れていく

クロノア

.......あ、おはようございます。

目が覚めたら隣にクロノアさんが居た。

そして私はいつの間にか私はソファで横になっていた。

.......あれ.......

私.......寝てた.......

クロノア

帰ってきたら床に倒れてたので驚きましたよ?

とても心配そうにこちらを見つめられてしまった

.......ごめんなさい

すぐ、掃除再開します.......から

立ち上がろうとしたら、足元がフラっとした

クロノア

おっと危ない.......

倒れそうになったアタシを咄嗟に支えるクロノアさん

あ、.......ご、ごめんなさい!!

すすす.......すぐ立ちます/////!!

年下.......?とはいえ男の人に触れられるのは慣れないので、なんだか恥ずかしくなってしまった

クロノア

.......お姉さん.......いや

クロノア

焔さん.......疲れてますよね

.......え

確かにあの出来事があってからは中々眠れなかった

あー.......ははは.......‪w

そうかも.......しれません

あははと笑うが、多分笑顔に余裕が無い

私は朱綾優先で今まで生きてきた

自分の体調なんか気にもとめてなかったけど

疲れてるのか、私

クロノア

.......焔さん

クロノア

俺.......同居させてもらってますし、出来ることあれば手伝ったりできます。

クロノア

俺、迷惑かけてるんで役に立ちたいですし、

クロノア

家事の仕方とか、教えてください

.......え?

思ってもいなかった事がクロノアさんの口から言われた

驚きが隠せなくって動揺してしまう

.......えっと.......

クロノア

.......

やる気に満ちた眼差しでこちらを見られた

これは断れないかな.......

じゃあ......今度からお願いしますね。

嬉しくなって微笑んだ。

クロノア

あ、やったぁ〜!

可愛らしくニコッと微笑み返された。

ふと、気が抜けてこんなことを言ってしまった

は〜ぁぁ.......クロノアさんみたいな人と結婚出来たら絶対幸せだろうなぁ.......

クロノア

.......ん!?()

あまりの衝撃でものすごく驚いているクロノアさん

あ、いや.....深い意味はないんだよ!?

クロノアさん誠実そうだし優しいし気遣いできるしかっこいいじゃないですか.......なので

クロノア

.......ちょっと照れくさいなぁ.......

クロノアさんは照れながらへへっと笑っていた

あはは.......‪w

また眠気が襲ってきた

瞼が重たくなってきた

クロノア

.......あ、眠いですか?

クロノア

寝ても大丈夫ですよ

優しい声を聞いた後、私の意識は遠のいて行った

クロノア

おやすみなさい。焔さん

〜おまけ〜

今日も天使の討伐疲れたな〜

ぴくとも私も今日は少し強い天使と遭遇してしまったので、疲労が溜まっている。

朱綾

ただいまー!

ぴくと

ただいまですー()

2人でリビングに入る

クロノア

おかえり〜。あ、おっきい声あんまり出さないでね〜

そこには し〜っと口元に人差し指を当てて笑いながらソファ〜に座っているクロノアさんとその横でクロノアさんの肩に頭を乗せて寝ているお姉ちゃんの姿があった

朱綾

.......ゑ?()

ぴくと

ファッ!!?()

ぴくと

……まさかリア充……???))))))

朱綾

え、そういう関係だったの?

クロノア

いや違うから!‪w

クロノア

焔さん、最近あんまり寝てなかったみたいだから……()

朱綾

……いやそれにしてもなんでくっついてんの?()

ぴくと

それな?()

ぴくと

何付き合ってるの?()

朱綾

お姉ちゃん渡さないからね?()

クロノア

違うってぇ!!‪w

その後猛弁解してから説明したけどお前ら付き合ってんのかって言われたらしいです

𝑒𝑛𝑑

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コメント

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いや最高かよもうブクマするね拒否権ないから() 焔お姉ちゃんが少しでも幸せそうで良かった…… そして多分、過去の夢を見てたんだろうなぁ……凄く怒ってたの、マジでこっちもビクってした() にしてもいじめっ子クソだなぁ……あんな状況で赤い目がキモイだなんて言って自分は悪くないってやべぇな……誰だそんなキャラ作ったやつ←記憶喪失してるみたいなのでそっとしておいて下さい

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