夢小説注意⚠
葵衣
私屋上で靴を脱ぎかけた時に、
マイキー
どうした?
葵衣
三つ編みの先客に
ちふゆ
先輩もっスよね…
葵衣
声をかけて
葵衣
しまった
ドラケン
優しいな
葵衣
『ねぇ…
辞めなよ…』
辞めなよ…』
場地
………?
葵衣
口をついて出ただけ
三ツ谷
本当はどうでも良かった
葵衣
先を越されるのが何となく癪だった
葵衣
三つ編みの子は語る
葵衣
どっかで聞いたようなこと…
三ツ谷
『運命の人だった…
どうしても愛されたかった…』
どうしても愛されたかった…』
マイキー
三ツ谷?
葵衣
ふざけんな!
そんなことぐらいであたしの先
を越そうだなんて!
そんなことぐらいであたしの先
を越そうだなんて!
三ツ谷
『!』
葵衣
欲しいものが手に入らない、
なんて……
奪われた事すらないくせに!
なんて……
奪われた事すらないくせに!
ドラケン
葵衣はあるのか?
三ツ谷
『話したららくになった』
葵衣
って…
葵衣
三つ編みの子は消えてった。
ちふゆ
どうしたんすか?
ちふゆ
2人とも?
葵衣
さぁ
今日こそは、
今日こそは、
葵衣
と靴を脱ぎかけたらそこに、
場地
何してんだ?
葵衣
背の低い女の子、
ドラケン
お前もな…
葵衣
また声をかけてしまった
葵衣
背の低い子は語る
葵衣
クラスでの孤独を、
三ツ谷
『無視されて、奪われて、
居場所がないんだ。』
居場所がないんだ。』
マイキー
三ツ谷、
葵衣
ふざけんな!
葵衣
そんなことぐらいであたしの先
を越そうだなんて!
を越そうだなんて!
場地
葵衣?
葵衣
それでもうちでは愛されて……
温かいご飯もあるんでしょ?
温かいご飯もあるんでしょ?
三ツ谷
『お腹空いた』
葵衣
と、泣いて、
葵衣
背の低い子は消えてった
マイキー
良かったな…
葵衣
そうやって何人かに声をかけて、
三ツ谷
追い返して、
葵衣
あたし達自身の痛みは誰にも
2人(三ツ谷、葵衣)
い え な い まま
ちふゆ
まじで
ドラケン
どうしたんだ?
場地
2人とも…
マイキー
大丈夫か?
葵衣
初めて見つけたんだ、
2人(三ツ谷、葵衣)
似たよな悩みの子
マイキー
……
葵衣
何人目かに会ったんだ
葵衣
黄色いカーディガンの子
場地
お前もな…
ちふゆ
ちょっと待ってください…
ちふゆ
これ…
全部先輩に当てはまります……
三ツ谷
『うちに帰る度に増え続ける
痣を消し去ってしまうため、
ここに来た。』
痣を消し去ってしまうため、
ここに来た。』
葵衣
と言った
葵衣
口をついて出ただけ
三ツ谷
本当はどうでも良かった
葵衣
思ってもいないこと
2人(三ツ谷、葵衣)
でも声をかけてしまった
2人(三ツ谷、葵衣)
ねぇ辞めてよ
葵衣
あぁ
どうしよう
どうしよう
三ツ谷
この子は止められない。
葵衣
あたし達には止める資格がない
マイキー
お、おい?
葵衣
それでも
三ツ谷
ここからは
2人(三ツ谷、葵衣)
消えてよ!
2人(三ツ谷、葵衣)
君を見ていると苦しいんだ…
ドラケン
今、
どこいる?!
どこいる?!
三ツ谷
『じゃあ今日は辞めておくよ。』
葵衣
って
葵衣
目を伏せたまま
2人(三ツ谷、葵衣)
消えてった
葵衣
今日こそは誰もいない!
三ツ谷
俺ら2人だけ!
葵衣
誰にも邪魔されない!
三ツ谷
邪魔してはくれない……
マイキー
待ってろよ?
葵衣
カーディガンは脱いで、
葵衣
三つ編みは解いて
葵衣
背の低いあたし達は
三ツ谷
今から
飛びます!
ドラケン
おい!
マイキー
は?