ニキりちょ

そらそうだここ2週間まともなご飯は食べてなかった

冷蔵庫は空っぽで 結局食べるのは辞めた

何言われるんだろう 怖くて仕方なかった

なんだ

そんなことかと思っていると

頭が真っ白で

ニキニキの話なんて入ってこなくなった

そう言って電話を切った

撮影までまだ時間あるけど

もうディスコ入っとこ

そこにはせんせーとキルちゃんがいた

話すこともなくて無言が続いた

ﾋﾟﾛﾝと音を鳴らしてせんせーは抜けた そこからはほんとに話すことがなくてただ無言が続いた

キルちゃんとニキニキが話し始めてから俺は何も聞こえなかったいや聞かなかった

みんなが集まって騒がしくなった

さっきまで静かだったのに…

あれ…おれさっきまで何考えてたっけ

分かんねぇや

頭痛いし…早く終わりたい

はぁ何も考えたくない

早く…

早く…早く…

撮影は順調に進んで行った

でも俺はほぼ喋れなくて

ニキニキが気にかけて話しかけてくれた時くらいしか喋れなかった

俺撮影にいる意味あるのかな…

なんで俺撮影なんかやってんだろ

あれ…なんで生きてんだっけ？…

そんなこんなで1時間に渡り撮影が終わった

ニキニキが抜けてから皆はゲームをしてて

俺は抜けるとも言えずずっとゲームを眺めてた

俺空気じゃん

抜けてもばれないか