とある静かな夜
星空が新たな訪問者達を歓迎する様に空に橋をかける
その頃、とある王国の城では
慌ただしく人々が動き回っていた
国王
警戒を怠るな!いつ現れて攻撃してくるか分からぬからな!
騎士
はっ!
騎士達の鋭い声が王宮の広間を貫く
その時、広間の中心が突然光り輝き
訪れを祝福する様に光の粒子が舞う
翼咲
っ……う〜ん……
莉緒
いった………
いろは
あれ……何処ここ…ていうか誰…?
光の中から5つの影が落ちる
それを確認すると素早く騎士が剣を構えた
京凛
お…何だ何だ、
來愛
…何これ、どういうこと
国王
…貴様らが今回の転生者か
その声は何処か、冷たい印象を与えるものだった
国王
まあ良い、説明してやれ
従者
かしこまりました、国王陛下(礼
翼咲
どゆことぉ……?
従者
時間をかける訳にもいかないので手短に
従者
あなた方はこの世界の魔王を討伐すべく召喚された転生者です。
莉緒
転生者、へぇ…
いろは
…漫画みたい…
京凛
それに魔王討伐なんて、
來愛
なろう系かな
国王
兎に角、役職を調べてもらう。
国王が手を振ると従者が水晶を持って歩いて来た
従者
此方に触れると貴方様の役職が分かります。お手を、
翼咲
え、っと……はい……(水晶に触れる
水晶が淡く赤い光を放つ
翼咲
まぶし…
従者
赤い光ということは……
迅速に進んでいく転生者に対する対応
その慣れた様子に感の良い転生者は違和感を感じるだろう
だがあまりの速さに突っ込みどころが見つからず、
結局、一晩を過ごし、また明日にと言われてしまった
莉緒
……
いろは
……えっと…
京凛
…とりあえず状況をまとめようか?
翼咲
まだ頭追いついてないよ…、
京凛
まず俺らは異世界に来たと
來愛
ぽいね
京凛
それで、魔王討伐しろと……
莉緒
……急展開すぎないかな
いろは
それはそうです
來愛
…自己紹介する?お互い面識ないっぽいし
翼咲
ですね、!
京凛
じゃあ俺から、俺は笹霧京凛だ。役職は…シーフだったよ
いろは
えっと、千歳いろはです。役職は僧侶です
莉緒
莉緒、役職は魔法士だった
來愛
ネクロマンサーの來愛、よろしく〜
翼咲
えと、翼咲です…!役職は勇者でした…!
京凛
……で、どうしようか
いろは
気まずいですね
莉緒
…とりあえず寝ない?
來愛
もう眠たい、
翼咲
詳しいことは明日って言ってましたもんね、!
初めての異世界での夜
彼らは心が鎮まらないまま眠りに落ちた






