初めて伊織にローターを 入れられた場所。
花川 理玖
なぁ、ごめんって…
花川 理玖
男同士で付き合ってるって言ったら、なんて返されるか…怖かった…、
雨谷 伊織
、他の男といたから。
花川 理玖
え、
雨谷 伊織
だから、他の男と居るのが…嫌だった。
雨谷 伊織
他の人との記憶なんて消えちゃえばいいのに、
花川 理玖
あ、そういう事…!?
伊織は壁に手をついて、 俺の顎を軽く支える。
雨谷 伊織
ずーっと一緒にいたい、
雨谷 伊織
も、ほんと大好き…
花川 理玖
あ、え…、
雨谷 伊織
あ…ごめんね、怖い…か、
付き合ってから、伊織が 優しくなった気がする。
俺に離れてほしくない、とか?
花川 理玖
いや、違う…ほんとに違くて…!
花川 理玖
俺も、って…言いたくて、
雨谷 伊織
あぁぁあ、どーしよ…
花川 理玖
どした、?
雨谷 伊織
理性持たない……ッ
花川 理玖
は、!?え、待って…、
雨谷 伊織
すご、暑い…、
雨谷 伊織
トイレ行こーよ、
花川 理玖
トイレ…、ってまさか、
雨谷 伊織
そーだけど。
花川 理玖
バレたらどうすんだよ、!
雨谷 伊織
バレたら、ってことはしていいんだ?
花川 理玖
……ッ
ー個室内ー
花川 理玖
朝から汗かくのかよ、
雨谷 伊織
じゃあキスだけにしとく?
花川 理玖
そ、する……、
雨谷 伊織
ん、たまには理玖からしてよ。
花川 理玖
は、俺…から、!?
雨谷 伊織
たまには甘えさせて?
花川 理玖
わぁったよ…すりゃいいんだろ、
花川 理玖
目閉じろ、
雨谷 伊織
うん。
緊張する。
綺麗な顔してるよな… ここに俺、キス、なんて、
……全っっ然できねぇ。
よし、一瞬で終わらせよ、
ちゅ、
花川 理玖
、ッ!?
俺が一瞬で離れようと思ったら、 伊織が俺の後頭部の あたりを手で支えた。
ちゅ、くちゅ…
花川 理玖
ッん、
伊織とキスすると必ず長くなる。
しかも上手いのがムカつく。
花川 理玖
…伊織のばか、
雨谷 伊織
ごめん、慣れてないの可愛くて。
花川 理玖
……殴る
雨谷 伊織
ああぁほんとにごめん、
花川 理玖
、ならいいけど。
しばらくの沈黙が流れて、 伊織が口を開く。
雨谷 伊織
あ、ちょっとシャツいい?
花川 理玖
なんで、
雨谷 伊織
いいから。
花川 理玖
…ん、
雨谷 伊織
ありがと。
伊織は俺の制服のボタンを 外していく。
上の方のボタンを外し終わると、 俺の鎖骨あたりに口をつけた。
花川 理玖
何、して…!
少しじんじんし始めた頃、 伊織は顔を離す。
雨谷 伊織
ねー見て?
花川 理玖
は…!?
そこには、紛れもないキスマークが。
雨谷 伊織
もう僕のものだから。
花川 理玖
…ーーーッ、/////
かーっと顔が 真っ赤になるのが分かる。
雨谷 伊織
真っ赤だ笑
花川 理玖
だまれ…
雨谷 伊織
理玖は付けてくれないの?
花川 理玖
付けねーよ、
雨谷 伊織
そ。
ホームルームの時間に 付けときゃよかった、 と思うのはまた別の話__。
花凪多
今回短くてすみません💦
花凪多
終わったと思われそうな書き方なんですけど終わってませんからね!!
花凪多
続きもよろしくお願いします( ´ ` *)