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なおきりさん!偉すぎます!。・゜・(ノД`)・゜・。感動中
3日後
朝
ピピピ ピピピ ピピピ
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
湿布が貼ってあったところは
傷跡が無くなっていて
元から傷がなかったかのように 綺麗に治っていた
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
その時の俺は ちょっとパニックになっていた
あんな傷が3日で治るのだと思った
だが俺はそんなの嘘だと思ってる
こんなのたまたまだと
俺は心に言い聞かせた
朝
るな
るな
えと
のあ
りあ
はな
なおきり目線
学校の日
ピピピ
ピピピ
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきりー!朝ごはんよー!
なおきり
なおきり
なおきり
母
母
なおきり
なおきり
母
お母さんは
シングルマザーだ
俺のお父さんは小さい頃に離婚した
俺はまだ小さかったから 理由は知らない
俺のお母さんは離婚してから 仕事で忙しかった
俺は毎日おばあちゃん家に泊まってた
だが俺が7歳の時おばあちゃんは 大腸ガンで亡くなった
俺は泣いて泣いて泣きまくった
お母さんは悲しい思いをしながら 一生懸命働いていた
おばあちゃんが亡くなってから
学校に行く前と帰ってきた後は
いつも1人だった
いや"独り"だった
お母さんはいつも俺が寝た時くらいに 帰ってくる
10歳になってお母さんの 大変さを知った
これからはお母さんに迷惑をかけないと心の中で誓った
だがそれは無理だった
俺の体がなんだか調子悪くて
何度も体調を崩した
熱が出る度お母さんは仕事を休んだ
俺がなぜ仕事を休んだのだろうか
その理由を聞いた
「仕事よりなおきりのほうが 大事だからだよ」
と答えた
俺は嬉しかったがなんだか 申し訳なかった
これからはちゃんと毎日学校に行って
テストで100点を取って
いい大人になって
俺が迷惑をかけた分恩返しをする
と心に誓った
なおきり