葉月
あああああああああ''
夜の悪魔
ほーれほれ
夜の悪魔
もっと苦しめニコッ
葉月
(体内に攻撃の物質がッッ)
葉月
あ''ッ
体内に大きい石が詰められてるみたい
葉月
あ
気づいたら私はもう、立てなくなってた
あー、はやくしにたい
もうやだなー、
痛い
誰か刺してくれないかな、
やば、い
意識…がッ
「葉月」
「人は1人では生きていけないんだよ」
え?
誰?北さん?
もう目が見えなくてなにがなんだか分からない
「誰かが欠けたらそれはもう修復できない」
「だから人は生きてるの」
誰…?
「葉月」
そっか…、
これ、
お母さんの声だ
お母さんは厳しいし優しかった
「紅谷 舞花」
私の憧れだった
お母さんは神社の娘で、
お寺の息子と結婚させられようとしていた
それが嫌で必死に逃げ出してお父さんと結婚した
けど
お父さんは脅しをかけられていた
だから、逃げた
それで、お母さんは病気になった
結構重症だった
だから、
自分がしぬって分かってて私に接した
紅谷 舞花
葉月
紅谷 舞花
人は馬鹿にしてはいけません
紅谷 舞花
人を見下してはいけません
紅谷 舞花
人は皆、平等です
紅谷 舞花
決して、その命が危険に脅かされないように
紅谷 舞花
貴方が、守っていくのです
紅谷 舞花
…私がいなくなっても
紅谷 舞花
よろしくお願いしますよ…
その一日後、お母さんは死去
30年のその灯火を、今まで灯してきた
妹弟は私が守る
そうこの時、決めたんだ
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