テラーノベル
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梅雨時、雨が降る季節に
貴方は僕に告白をしてくれましたね。
僕は告白を断りました。
「 そっか 」と笑う君は何処か寂しげな表情と
何故か清々しい顔をしていましたね。
雨の音で掻き消された僕の言葉。
綺麗でも、汚くも無い、僕だけが聞こえた言葉。
貴方は美しく、綺麗な言葉を投げ掛けてくれたのに。
貴方の方が輝いていたのに。
僕が貴方を守ってあげないといけなかったのに。
出来ないよ。
第二話 「 告白 . 」
コメント
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大切な人が消えた時 感情も、文章も、記憶も、 全部ぐしゃぐしゃになる。 言葉では表せられない状態に至る ただ純粋に、大切な人の命が無くなる絶望を。 僕は小説で、言葉で、表す。 貴方に会いたいと思う気持ちが一番強いから。