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今世は連れ去ってね、

第1話 - 第1話前半

238

2025年11月18日

#桃源暗鬼

#四季受け

#むだしき

#逆行

#転生

ＡＡ

皆様こんばんは！

AAです！

前回カップルを募集の時たくさんのコメントありがとうございます!(´▽｀)

ランダムで決めた結果むだしきでした！

コメントで色んなカップルがあったのでそのカップルは別作品に使います

本当にありがとうございました！

では本編スタート！

一ノ瀬四季

無人〜！

一ノ瀬四季

どこにいるのー？

無駄野無人

ここにいる、

一ノ瀬四季

あー！見つけた！

無駄野無人

そんな走ると転ぶぞ

一ノ瀬四季

んなことねぇもん！

一ノ瀬四季は満面の笑みを浮かべた。己の騎士である無駄野を呼び、駆け寄る。無駄野は走ってくる彼女を心配し、注意するが...足を絡ませる。ドンッと大きな音立てて顔から床に滑り込む。

一ノ瀬四季

いｯ、ぅっ！(耐え)

無駄野無人

大丈夫か、···

一ノ瀬四季

大丈夫に見えるのかよ、？

無駄野無人

見えないな、

無駄野無人

医者を呼んでこよう···

一ノ瀬四季

んー、サンキュ！

無駄野無人

おい、誰か！

モブ(使い回し)

はい！

無駄野無人

四季様が怪我をした、見てやってくれ

モブ(使い回し)

え、！はい！

モブ(使い回し)

さ、！見せてください！

一ノ瀬四季

はいー、

四季は、医者に『見せて』と言われズキズキと痛むおでこと膝を見せた。傷はそんなに酷くはなかった。だが、真っ赤に腫れていた。

一ノ瀬四季

ん、どう？

モブ(使い回し)

、見る限りだとそんなにかな？

無駄野無人

骨までは逝ってないということか？

モブ(使い回し)

そうですね

一ノ瀬四季

良かったー！

無駄野無人

次からは、はしゃぐな

一ノ瀬四季

すみません、

無駄野無人

部屋を戻るぞ、俺も警備の仕事がある

一ノ瀬四季

えぇー、寂しい···

無駄野無人

すまない、明日会いに行く

一ノ瀬四季

！

一ノ瀬四季

わかった！待ってよ！

無駄野無人

あぁ、

一ノ瀬四季は表情を緩めた。楽しげに足を弾ませ、その場を去った。

一ノ瀬四季

父様ー、急に呼び出してどうしたんですか？

お父さん

あぁ、四季···

お父さん

お前には言わないといけないとこがらある

一ノ瀬四季

？

一ノ瀬四季

(なんだ？)

お父さん

お前には、隣国のモブ王子と結婚してもらうことになった

一ノ瀬四季

は、？ちょっと待ってよ！

一ノ瀬四季

私には、無人がいるんですよ！

お父さん

そうだったな、すまない···

一ノ瀬四季

すまないじゃないですよ！

一ノ瀬四季

(無人に伝えなきゃ！)

一ノ瀬四季

ﾊﾞｯ、(走る)

お父さん

ま、待って！

お父さん

ｯ、

お父さん

すまない、四季···

一ノ瀬四季

は、ｯぁー、(無人、どこにいるんだ？)

無駄野無人

、

一ノ瀬四季

あ、いた···ｯ

無駄野無人

四季、そんな慌ててどうした？

一ノ瀬四季

私、結婚することになったんだよ···ｯ

無駄野無人

、

一ノ瀬四季

だから、私を連れて逃げてくれ！ｯ

無駄野無人

、それはできない···

一ノ瀬四季

なんでだよ！

無駄野無人

俺は、国の騎士だ

一ノ瀬四季

けど、私の！

無駄野無人

言うな、

一ノ瀬四季

ｯｯｯ、

一ノ瀬四季

(なんでだよ！なんで逃げてくれないんだ！)

一ノ瀬四季

駆け落ちしてくれよｯ、

無駄野無人

、ｯ

無駄野無人

俺では、お前を守れない···

一ノ瀬四季

、そうかよ···ｯ

無駄野無人

(すまない、俺に出来ることは____)

無駄野無人

(お前の幸せをただ願うばかりだ)

一ノ瀬四季

(なんでよ、私はあなたしか愛せないのに···)

モブ(使い回し)

新郎モブさん、あなたは新婦四季さんを妻として

モブ(使い回し)

嬉しいときはともに喜び悲しいときは寄り添い、生涯四季さんを愛することを誓いますか？

隣国の王子（モブ）

はい、誓います

モブ(使い回し)

新婦四季さん、あなたは新郎モブさんを夫として

モブ(使い回し)

病めるときも健やかなるときもモブさんを支え愛することを誓いますか

一ノ瀬四季

はい、誓います···

教会では、令嬢四季と隣国の王子の結婚式が始まっていた。純白のレースが付いたドレスをまとっている。窓から太陽の光が教会に差し込み、大きな拍手とお祝いの声は止む気配がない。

一ノ瀬四季

ﾁﾗ､

無駄野無人

、ｯｯｯ

なんで、あんたが泣いてんだよ...ｯ

一ノ瀬四季

、(どうせなら、連れ去ってくれれば良かったのに···)

隣国の王子（モブ）

四季さん？

一ノ瀬四季

あ、なんでもないです

隣国の王子（モブ）

そうですか？

一ノ瀬四季

(来世では、”貴方”と)

無駄野無人

(来世では、”お前”と)

結ばれたい、

一ノ瀬四季

ん、ｯ

一ノ瀬四季

夢、か

一ノ瀬四季

懐かし夢をみたな···

皇后崎迅

うるせぇぞ、

一ノ瀬四季

別にうるさくねぇだろ？

皇后崎迅

ずっと唸ってんじゃねぇよ

一ノ瀬四季

あ、それはごめん

皇后崎迅

んで、何があったんだよ···

一ノ瀬四季

え！？相談に乗ってくれるの？

皇后崎迅

別に、この先ずっと魘されてたら俺がうるさくて寝れねぇんだよ

一ノ瀬四季

ごめんてぇー、

皇后崎迅

早くしろ、

一ノ瀬四季

えっとね、なんか···最近ずっと初恋の夢を見んだよ、

皇后崎迅

、ﾁｯ

一ノ瀬四季

お、ちょい！

一ノ瀬四季

寝ようとすんな！

皇后崎迅

くだらねぇ話じゃねぇか。

一ノ瀬四季

くだらなくねぇ！

皇后崎迅

はっ、どうだろうな？

一ノ瀬四季

くそー！人がせっかく初恋相手について話そうとしてんのに、

皇后崎迅

てめぇの初恋相手なんか興味ねぇよ、アホ

一ノ瀬四季

アホて言った方がアホなんですー！

???

うるさいぞ、

皇后崎迅

、

一ノ瀬四季

あ、

皇后崎迅

無駄野かよ

一ノ瀬四季

ムダ先！

無駄野無人

もう消灯時間だぞ、

一ノ瀬四季

すみません！

皇后崎迅

、ﾌﾝ

一ノ瀬四季

うゎ、ムカつく

無駄野無人

早く寝ろ、

一ノ瀬四季

はいー！

皇后崎迅

あぁ

一ノ瀬四季

(私は、死んで転生した···)

一ノ瀬四季

(転生した理由は分からないけど、今世の無人とはすでに会えた！)

一ノ瀬四季

(まぁ、もう諦めてるけどね、)

一ノ瀬四季

(男だし、もう無人にふさわしい人間じゃあない)

一ノ瀬四季

（きっと、無人には素敵な人が現れる···その邪魔をするわけにもいかないし）

一ノ瀬四季

(それでも、無人に褒めてもらった髪を伸ばしたりしている)

一ノ瀬四季

『俺って、未練がましいな···』

皇后崎迅

、ﾁｯ

一ノ瀬四季

んだよー、

皇后崎迅

うるせぇ

一ノ瀬四季

、（寝）

一ノ瀬四季

んー、よくねった····ｯ

皇后崎迅

遅刻するぞ、

一ノ瀬四季

は、？

一ノ瀬四季

もうそんな時間かよ？！

皇后崎迅

じゃあ、俺は先に行くぞ

一ノ瀬四季

待ってよ！

一ノ瀬四季

置いてくなー！

一ノ瀬四季

早く準備しねぇとじゃねぇか！

一ノ瀬四季

んー、荷物はこれくらいだよな？

一ノ瀬四季

よし！行くぞ！(走る)

一ノ瀬四季

セーフ！？

無駄野無人

アウトだ

無駄野無人

四季、お前は居残りだ

一ノ瀬四季

ええぇ！

無駄野無人

次からはちゃんと起きろ

一ノ瀬四季

はいー

一ノ瀬四季

(座り)

矢颪碇

おはよう

一ノ瀬四季

おはよう！

屏風ヶ浦帆稀

お、おはようございます、

一ノ瀬四季

おはよう〜

遊摺部従児

おはようございます！

手術岾ロクロ

おはよう、一ノ瀬君

漣水鶏

おはよう、ロクロ〜♡♡

手術岾ロクロ

ひっ

一ノ瀬四季

皆、！おはよう〜

無駄野無人

授業を始めるぞ

皆

はーい

無駄野無人

〜〜、

一ノ瀬四季

(無人、イケメンだな···)

一ノ瀬四季

(見ててあきねぇ、)

無駄野無人

〜〜～、

一ノ瀬四季

(、はぁ···諦めたくねぇなぁ、)

一ノ瀬四季

、

一ノ瀬四季 (前世)

無人！見て見て！

無駄野無人(前世)

？

一ノ瀬四季 (前世)

花の王冠！

一ノ瀬四季 (前世)

どう？似合う？

無駄野無人(前世)

あぁ、似合っている

一ノ瀬四季 (前世)

なぁ、もし私が死んで転生したらどうする？

無駄野無人(前世)

急だな、

一ノ瀬四季 (前世)

うん！ぱっと思いついたからね！

無駄野無人(前世)

、俺も死んでお前を探し出す

一ノ瀬四季 (前世)

！

一ノ瀬四季 (前世)

あは、笑

無駄野無人(前世)

なんだ？

一ノ瀬四季 (前世)

無人がそんなこと言うと思ってなくて、···笑

無駄野無人(前世)

いやか、？

一ノ瀬四季 (前世)

ううん、嬉しいよ！

無駄野無人(前世)

そうか、じゃあ約束だ···

無駄野無人(前世)

もし、死んで転生したら···

無駄野無人(前世)

お互いを探す、

一ノ瀬四季 (前世)

うん！

一ノ瀬四季 (前世)

約束だよ！

こんな、約束したのになぁー

無人、忘れてるし···有り得ねぇ、

一ノ瀬四季

もし、記憶を思い出したら、覚えておけよ

一ノ瀬四季

ムダ先！

一ノ瀬四季

いｯ、て！

無駄野無人

話を聞いていないようだな、

無駄野無人

四季、

一ノ瀬四季

ｷﾞｯｸ、

一ノ瀬四季

(思い出に浸っていたら、呼ばれてることに気がつかなかった···)

無駄野無人

お前にはたっぷりと言わなければいけないことがあるな···

一ノ瀬四季

いやーーｯ！

まるで女性のような甲高い男性の悲鳴が学校全体に響き渡った。

一ノ瀬四季

はぁ、なんでこんなことに···

無駄野無人

寝坊し、授業中俺の話を聞いていない、

一ノ瀬四季

ハイ、その件については反省しています···

無駄野無人

なら早く反省文を書け

一ノ瀬四季

だって〜、全然わかんねぇんだもん！

無駄野無人

俺が教えてるだろ、

一ノ瀬四季

、じゃあなんて書けば···

無駄野無人

まず〜〜～、

一ノ瀬四季

ｺｸｺｸ(頷き)

無駄野無人

ここは、こう書くんだ

一ノ瀬四季

なるほど···

一ノ瀬四季

じゃ、じゃあ、ここはこう書くのか！？

無駄野無人

そうだ

無駄野無人

よくわかったな

無駄野無人のごつごつとした大きい手が一ノ瀬四季の頭に乗せられる。優しくポンポンと撫でられ温もりが伝わってきた。四季は表情を緩ませ、目を細めた。

一ノ瀬四季

んー、

無駄野無人

撫でられるのが好きなのか？

一ノ瀬四季

、？

無駄野無人

いや、なんでもない

一ノ瀬四季

んー、昔からごつごつした手好きなんだよ、なんか···

無駄野無人

そうか、

一ノ瀬四季

(まぁ、昔つっても前世だけどな？)

一ノ瀬四季

(やっぱ、無人の手前世とあんま変わんねぇな)

無駄野無人

、？

一ノ瀬四季

どうした？

無駄野無人

四季、お前···

無駄野無人

俺を通して誰を見ているんだ？

一ノ瀬四季

？

無駄野無人

お前が俺と話す時、

無駄野無人

毎回、俺と誰かを重ねている

一ノ瀬四季

、重ねる？

無駄野無人

そうだ、俺はお前が知っているやつではない

一ノ瀬四季

、

一ノ瀬四季

なぁ、暗い話やめて反省文の続きしようぜ

無駄野無人

あぁ、そうだな

一ノ瀬四季

(決して、ムダ先と彼を重ねていたわけではない、)

一ノ瀬四季

(彼の生まれ変わりが、ムダ先だから···)

一ノ瀬四季

(本人、なんだと思って接してるつもりだった···)

一ノ瀬四季

(でも、ムダ先には···重ねられてると思われてたんだ、···)

部屋の中は静まり返った。夕日が窓を通し部屋は明るく照らしていた。一ノ瀬四季は気まずさを感じ黙々とペンを滑らせた。先程まで半分しか書かれていなかった反省文はいつの間にかほとんど書き終えていた。

一ノ瀬四季

、(いや、気まずｯ！)

一ノ瀬四季

(ムダ先、なんか喋ってくれよ！)

無駄野無人

四季、

一ノ瀬四季

、ん？

無駄野無人

俺は明日、少しここを離れる

一ノ瀬四季

なるほど、

無駄野無人

お前らを真澄達の所へ1度預けることになった

一ノ瀬四季

え！？マジ？

無駄野無人

あぁ、嘘は言っていない

無駄野無人

お前は戦闘経験が足りない、

一ノ瀬四季

確かに？

無駄野無人

だからちょうどいいと思っている

一ノ瀬四季

ちょうどいい、

無駄野無人

が、わかっていると思うが無理はするな

一ノ瀬四季

おう！

一ノ瀬四季

無理はしねぇようにする！

無駄野無人

あぁ、そうしてくれ

すみません、1度ここで切ります

書くのに時間がかかりましたね、すみません

では、さよなら！

ありがとうございました！

この作品はいかがでしたか？

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19件

むだ先思い出してッッ😭

続き楽しみにしてます(*^^*)

ＡＡ

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