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hotoke
眠気はまだ残っているけれど絶対今日も笑わなければならないという強迫観念が頭を支配していた
hotoke
鏡の前に立つと無理に笑顔を作る 笑顔が自然に浮かんでくることはなく 無理矢理筋肉を動かして笑った
hotoke
会議の時間が迫ってきた
hotoke
笑えているかという焦る気持ちを抱えながら会議に行く準備をしていた
車に乗りこみ会議に向かう道を走る 道中何度もこれでいいのか?という思いが頭をよぎる
hotoke
hotoke
hotoke
いつも通り笑顔を作ることに心がけていた
どこか自分がこの笑顔を本物と思えないことに気づいていたんだ
焦る気持ちがどんどん大きくなる
会議室に着くと僕以外のメンバーはみんな揃って座っていた
ないこ視点
今日のいむはいつもより元気がないように見えた
まあ日頃の疲れだろう
ないこ
悠佑
ないこ
会議が始まってからもいむはあまり発言することも無く黙っていた
心做しか会議が進んでいくにつれ表情が硬くなっていくような…
まるで自分に言いつけているような そんな顔をしていた
ほとけ視点
hotoke
hotoke
ないこ
hotoke
hotoke
ないこ
ないこ
会議が終わって帰ろうとしたその瞬間ないちゃんが僕に言ってきた
ないこ
ないこ
ないちゃんのその言葉で他のメンバーが全員こっちを見る
僕はないちゃんの言葉に心の中でガクッと力が抜けた気がした
hotoke
初兎視点
そう言った瞬間にいむくんの顔が少しだけ歪んだのを僕は見逃さなかった
hotoke
hotoke
そう言っていむくんはこの後もずっと自分のことを泣きながら「僕は馬鹿だとか」「アホだったとか」「死ねばよかったんだ」とかと自分を責めていた
僕は言えることは無いかと思ったので考えたんや
なぜあの言葉にしてしまったんや
初兎
これがいけなかったんや
僕の言った言葉にいむくんはさらに涙が込み上げて
全て崩れるような瞳をしていた
ほとけ視点
涙がとまらない
必死に堪えているのに それでも僕の感情は抑えきれなかった
hotoke
hotoke
いふ視点
その言葉にみんな言葉を失ってしまった