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午後11時
無一郎
………………遅……何してるんだろ……
天元
さぁな……
ガラガラ……
義勇
………………
無一郎
義勇、何してたの……心配っ……
義勇
うるさい……
無一郎
え？
義勇
ほっといて……
無一郎
義勇……？
義勇
もう黙ってて……
無一郎
え？
無一郎
……………………(カバン濡れてる……)
義勇
………………(なんでこんな事……)
義勇
もう嫌……
無一郎
……(なんで隠すのかな……あの子……)
義勇
………………(……別れようなんて切り出せない……)
天元
どうした、あいつ
無一郎
さぁ……？
無一郎
分からない……
義勇
………………………ん……そろそろ帰ろ……
天元
義勇
義勇
ビクッ……
義勇
なに……
天元
お前、何か隠してんだろ
義勇
何も……
無一郎
へ〜？
義勇
ビクッ……
無一郎
はぁ……
義勇
………………
義勇
ごめん……もう別れよう……
無一郎
は？
天元
あ？
義勇
もう無理、迷惑掛けてらんない
義勇
じゃあね
無一郎
ちょっ、こらっ
義勇
触らないでっ！(ナイフ)
無一郎
っ……
義勇
…………ばーか！こんな私を好きになったあんた達が悪いのよ！
天元
こらっ、義勇っ！
お姉ちゃん
おかえり、私の可愛い道具(笑)
義勇
………………(これでいいんだ……)
お姉ちゃん
もう寝なさい
義勇
はい
お姉ちゃん
寝る前に点滴打って起きましょ
義勇
はい……おやすみなさい、お姉様……
お姉ちゃん
おやすみ(笑)
義勇
………………(私……は……何を……)
義勇
(別れよう……？むいにナイフ当てた……？)
ビリッ……
義勇
うあ"っ……
お姉ちゃん
余計な事を考えては、ダメよ
お姉ちゃん
あんたが余計な事を考えてると分かったら電気が入るそれは分かってるでしょ？
義勇
はい……
お姉ちゃん
お姉ちゃんの言う事を、ちゃんと聞きなさい
義勇
分かった……
義勇
ごめんなさい……お姉様……
お姉ちゃん
ふぅ……(しばらく明日から部屋に閉じ込めておきましょう。)
お姉ちゃん
(あの子は、私の復讐する為の道具なのよ)
お姉ちゃん
ふふっ(笑)(永遠に操ってあげるわね)
6年後
義勇
………………(殺す相手は……………懐かしいなぁ……朱里……)
義勇
………………(血の味が恋しいなぁ……)
義勇
ふふっ……
無一郎
…………義勇？
義勇
え…………ちっ……
無一郎
…………良かった……
義勇
…………何が……
無一郎
心配したんだよ？
義勇
………………心配なんて要らない、私はもう人間じゃないんだよ
ズキッ……
義勇
っ…………
義勇
ごめん……死んで、貴方は私の邪魔にしかならない！
無一郎
………………良いよ、それで君が幸せになれるなら
義勇
え…………(何言って……この人……)
無一郎
ん？(笑)おいで(笑)殺してご覧(笑)
義勇
………………あっ……
義勇
……っ……あ……
お姉ちゃん
何してるの？馬鹿
義勇
ビクッ……お姉ちゃ……
お姉ちゃん
お姉様……でしょ？
義勇
っ……
お姉ちゃん
お座り
義勇
………………
無一郎
何してるんですか？僕らの可愛い彼女に
義勇
………………え……？
お姉ちゃん
は？(笑)こんな子もう貴方達の彼女じゃないのよ？(笑)
お姉ちゃん
ただの化け物なの(笑)そうでしょ？義勇？(笑)
義勇
え……
お姉ちゃん
早く答えなさい？
義勇
あっ……そ……う……です……
お姉ちゃん
そうね〜、いい子(笑)なでなで……
無一郎
…………どこが、化け物だよ
無一郎
どう見ても、僕らの可愛い彼女だ
無一郎
恐怖で支配して何が楽しいのか、分からねぇ
無一郎
こちとらその子と
無一郎
6年も引き離されてんだよ
お姉ちゃん
義勇、あいつを殺しなさい
義勇
………………逃げて……
お姉ちゃん
義勇！殺して！
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