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君を振り向かせる為なら...

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"赤の他人"

♥

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2021年05月29日

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私は○○

私は放課後の今1人で教室を掃除している。

いつものように1人で、

すると足音が廊下に響いた。

私は「まぁいいか」と言わんばかりに 掃除を続けた。

すると足音は私がいる 教室の前で急に止まり、 勢いよくドアが開いた。

ドアがある方に目をやると痩せ型で、 目立つ髪色をした高身長の男性が立っていた。

すると彼は私の方に歩いてきてこう言った。

🦁

おい、お前このクラスの奴?

🐰

そうですけど、

🦁

ジェシーどこにいるか分かる?

この人が言っている人は私と同じクラスの 陽キャのルイス・ジェシーの事か。

いつも大声で叫んだり、クラスメイトと 暴れている人

正直私はそういう人が苦手だ。

どうしてあんなにうるさく出来るんだろうかといつも思っている。

🐰

いえ、

🦁

...そっ

🦁

((🐰をジロジロ見る

何この人。

人のことジロジロ見て、 私人に見られることが陽キャの次に嫌い。

🐰

なに

🦁

いやさ、お前なんで1人で掃除してんの

🐰

1人が好きだから。

🦁

1人が好き?

🦁

いや、そんな奴いないだろ

🐰

「この人馬鹿なの?」と思った私は つい彼を下に見るような顔をした。

🦁

なんだよ

🐰

あの、掃除の邪魔なんで

🐰

教室から出てってください。

🦁

ッんだよ。

🦁

せっかく話してやったのに((ボソッ…

彼はそう言い教室から姿を消した。

変な人だな。と思いならがも 私は掃除を続けた。

翌日。

私はいつもの電車に乗って 学校へ向かっていた。

朝イチの満員電車は 自分との勝負みたいな物。

周りの人に押し流されないようつり革に 捕まりじっとする。

最近電車内でのチカンが多いというニュースを テレビで目にした。

私には関係の無いことだと心配していなかった。

電車はとある駅で一旦止まり、 次々に人が乗り込んでくる。

大勢の人が乗り込んできたせいか 太もも付近に何かが触れているのを感じた。

まぁいいか、私は気にせず そのままつり革に捕まっていた。

少しして、太もも付近に何かが触れているのを感じて いたが、どんどん上へと上がってきていた。

とうとうおしりまでその感覚がきていた。

これってチカン?!と思い、 感覚がする方に少し目をやった

そこには中年男性がたっていて 明らかに私と距離が近い。

🐰

ウッ...

私は何をしたらいいのかわからなくなり 足と手の震えを抑えながら耐えようとした。

するとその直後、あの人が現れた。

🦁

おっさん

🦁

趣味悪いな

🦁

女子高生にチカンして楽しいか?

中年男性は顔を青白くさせた。

🦁

その手、こいつから離せ

中年男性は私から手を離した。

🦁

今度またチカンなんてしようとしたら
俺が許さないかんな

チカン男は走って逃げた

🦁

ッんだよあいつ

🦁

大丈夫か?

🐰

大丈夫、

彼は「警察に通報した」「学校まで一緒にいてやる」 と言ったが私は

🐰

1人が好きなの。

🐰

だからほっといて

🦁

...

ちょっと言い過ぎたと自分ですぐ思った。 でも、私は1人が好きだから、 1人で居なきゃダメだから、

一緒にいる人皆に迷惑かけるから。

🦁

そっか

🦁

おい

🐰

なに

🦁

次こんな事があっても誰かが助けてくれる
って思うなよ。

🦁

これからは自分でもできることしろ

🐰

...

「なんなのよコイツ」 赤の他人のくせに人に説教なんて、

まだお互い名前も知らない"赤の他人"なのに

君を振り向かせる為なら...

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