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彼女はカラカラとよく笑う人で
細い体の割に大きな胸が
笑うたびに揺れて
高校生の僕はいつもドキドキしてた
家庭教師として週1会う
それだけの関係
ある時
彼女の苗字が変わった
光希
小春
光希
小春
小春
光希
小春
光希
本当に良かったと思った
彼女と付き合う妄想をしたこともあるけど
それから先は想像できなかったから
彼女が幸せならいいやと思った
寂しくなかったといったら嘘になるけど
それから半年後
駅のホームで彼女を見かけた
光希
声をかけようとして
やめた
彼女は泣いていた
次の日は、僕の受験前の最後の授業だった
いつもとなんら変わらない
明るく笑う小春さん
小春
小春
小春
小春
小春
光希
小春
光希
小春
光希
小春
小春
光希
小春
光希
小春
小春
光希
光希
小春さんだから
そう言いたい言葉を飲み込んだ
小春
小春
小春
小春
涙が
ポタリと落ちて
彼女のスカートを濡らす
小春
ポタ
小春
ポタポタ
小春
小春
小春
思わず
彼女を抱きしめた
小春
光希
光希
小春
光希
光希
小春
小春
小春
光希
ハッと我に返って、抱きしめた手を解く
光希
当たった胸の感触が蘇って鼓動が早くなる
小春
小春
小春
恥ずかしそうに笑う彼女が
すごく可愛くて
自分でも驚く行動に出てしまった
光希
光希
小春
光希
光希
光希
光希
小春
小春
光希
小春
小春
手渡されたお守り
光希
小春
光希
小春
お守り
めっちゃ嬉しかった
受験、上手くいかないわけがないって思った
その日の夜
光希
試験勉強そっちのけでデートプランを考える
光希
そもそも
デートというものをしたことないのに
光希
小春さんの好みがわからない
恋愛モノで微妙な空気になるのも嫌だ
光希
そういやお土産もらったことある
誰と行ったかわかんないけど
光希
ただ水着姿が見たいだけ
そもそも時期も外れてる
※
※
正直あんまり寝れなかった
水着姿がチラついたせいかもしれない
試験は
びっくりするほど楽勝だった
小春
大学の校門を出たら心配そうな顔
光希
小春
光希
光希
小春
光希
光希
さり気なく手を繋ぐ作戦
小春
光希
光希
小春
ヨッシャ!
彼女の手は、思ってたより小さくて
柔らかかった
手を繋ぐと
距離が近づく
彼女の匂いに包まれる
これはもう充分なご褒美だ
小春
光希
小春
光希
光希
小春
光希
光希
小春
※
光希
隣で叫び過ぎてグッタリしてる小春
小春
小春
光希
光希
小春
小春
光希
小春
光希
小春
光希
小春
光希
どさくさに紛れて呼び捨て
ちょっと緊張した
小春
光希
某有名チェーン店のハンバーグ屋さん
小春
光希
心の中でガッツポーズ💪
小春
光希
鍋焼きバーグを熱そうに食べる
小春
光希
なんか、本当のカップルみたいだ
小春
光希
小春
光希
間接キスじゃないか
ど、動揺を隠しながら食べる
光希
小春
楽しすぎる
楽しすぎて
永遠に続いて欲しいと願ってしまう
その時
机に置いてた彼女の携帯が
ピロリンと鳴った
彼女の顔が曇る
光希
小春
光希
小春
光希
光希
小春
小春
小春
彼女は
裏切られたと知った後でも
旦那のことが好きなのか
僕には
何が足りない?
いや
最初から勝敗なんて決まってた
光希
光希
光希
光希
光希
光希
光希
光希
光希
小春
小春
小春
小春
小春
小春
光希
光希
光希
小春の目から涙が落ちた
小春
小春
不意に唇に温かい感触
小春
光希
光希
光希
光希
最後まで
大好きなひと
始めて好きになったひと
※
※
結局、浮気相手の妊娠は嘘だったらしい
でも、そうゆうことをしたのは事実
男の浮気は甲斐性だって
小春は笑ったけど
僕なら
そんな思いさせないのにな
小春
光希
光希
小春
光希
小春
光希
光希
小春
光希
小春
光希
光希
いつか
僕にも
彼女できるかなぁ
でも今は
小春が可愛すぎて
比べてしまう
光希
小春
光希
小春
光希
小春
光希
小春
光希
小春
※
光希の野望は叶いそうな予感!笑
ではまた💓