ふまじめな私が真面目な恋をした

ふまじめな恋でした。 part2 なおきりさんはいつも私の校則違反 をカバーしてくれる

トイレ

そう言ってなおきりさんは、 花柄のポーチからメイク道具を出した

それも、オレンジとかベージュとか私に合う色の コスメばかり…

いつも女子達の溜まり場でもあるトイレは 案外静かで…自分の鼓動しか聞こえなくて‥ なんか変な感じ

こうやって改めてなおきりさんと向き合うと なんだか照れくさい

なおきりさんからはお花のいい香りがする なおきりさんの匂いは私の一番好きな匂い この匂いをかいでいると心がストンと落ちるような

そんな感覚に陥る

そういえばなおきりさんって男子なのに メイク出来るの？こういうときこそなおきりさんってふざけるから ちょっと目開けるの怖い←失礼

恐る恐る目を開ける

目に飛び込んできたのは、紛れもないいつもの私 でも、なにか違う 可愛い！

その能力ほしい…

それって私の事考えてたってこと？/// やばっ顔熱い///

トンっと背中を押される そして、勢いよく先生の前に立った

なおきりさん、先生の前では私の事「夕日さん」って 呼んでるんだ…

なんか、恥ずかしい

こんなふうに私が校則違反で怒こられてると、すぐになにかしら カバーしてくれる

でも、たまにカバーしきれてない時もある…

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