伝説のエルフは、あのあと試験会場の端っこで座り、考え事をしていた
You
You
その時 ゴオオォと、音を立てて炎の中から登場したのが、 試験官―――クロード・ルッチだった
You
You
伝説のエルフは動じない だが、普通の受験生達は違う
MOB
MOB
7位のクロード・ルッチさん!!
You
You
ここから、少しずつ伝説のエルフに火がつき始めた
〜筆記試験〜
クロード
( ただのガキには出来まい……!)
You
伝説のエルフがそう唱えた瞬間、ぴたっと文字達が止まった 問題用紙に回答を書くのすら魔法で仕上げ、提出する 提出する瞬間、伝説のエルフはチラッとクロードを見て、
You
と鼻で笑った
クロード
〜実技試験1〜
クロード
そう言って、受験生達に岩を配るクロード だが……
You
そう思うのも無理はない 何故なら、マッシュと伝説のエルフに配られた岩だけ 他の受験生と大きさが段違いだからだ
You
受験生の中には、伝説のエルフに同情や哀れみの目を向ける者もいた だが、そんな心配も、次の瞬間には吹き飛ばされることになる
You
伝説のエルフが呪文を唱えたその時
ガガガ!!!
と辺りに轟音が響く そして、伝説のエルフの前には、周りの地面ごと浮いている岩があった 他の受験生はもちろん、クロードでさえも唖然として固まっていた
クロード
伝説のエルフはクロードの肩に手を置き、
You
と、煽るように言った だが、クロードはまだ理解が追いついていないようだ
クロード
クロードの情けない返事を聞き、伝説のエルフは上機嫌になった
You
そして、次の試験会場へ向かったのだった