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みこと
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⚠️・バチカン×ロアノークコロニー ・自設定 ・とても読みずらい ・誤字あり!
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白い服は、今日も汚れていなかった。
扉の前で、バチカンはふと足を止める。 静かな廊下に、自分の呼吸だけがやけに響いていた。 「……帰って、きているのでしょうか」 返事はない。けれど、分かる。 この気配は、間違いなく—— 「ロアノーク」 名を呼ぶと、すぐ傍で空気が揺れた。 「……っ、バチカン……!」 次の瞬間、腕の中に軽い重みが落ちてくる。 抱きつく力は強くはないが、離れようともしない。 「おかえりなさい」 そう言って、そっと頭を撫でると、ロアは小さく震えた。 「……えへへ……ただいま」 頬を擦り寄せてくる感触は、確かにここに“いる”証だった。 バチカンは、ふとその服に目をやる。 「……汚れていませんね」 ぴくり、とロアの身体が反応する。 「……うん……がんばった」 その一言に、思わず息が詰まる。 何日も。いや、もっとかもしれない。 この子は、本能を抑え続けている。 「……偉いですよ、ロアノーク」 優しく言うと、ロアはぱっと顔を上げた。 「ほんと……? 私、いい子……?」 「えぇ、とっても」 その瞬間、くしゃっと笑う。 「えへへ……じゃあね、これからもがんばる」 そう言って、またぎゅっと抱きついてくる。 「……褒めてくれる?」 「勿論です。ちゃんといい子にしていたらね」 くすりと笑えば、ロアは満足そうに目を細めた。 しばらくそのまま、静かな時間が流れる。 触れているだけで、安心する。 それはきっと、お互い様だった。 「……ねぇ、バチカン」 「なんですか」 「ここ、あったかいね」 胸に顔を埋めたまま、そう呟く。 「……そうですね」 手を重ねると、確かにそこに温もりがある。 消えてしまいそうだった存在が、 今はこうして、腕の中にある。 「……離れませんから」 ぽつりと呟くと、 「うん」 と、素直な声が返ってきた。 それだけで、十分だった。
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