ゆい
ゆい
川島
川島
ゆい
ゆい
ゆい
川島
川島
ゆい
そう、私は若手のピン芸人「有栖ゆい」 川島さんに憧れてこの世界を目指した。
今日は、深夜の小さなネタ番組に出させてもらうことに。 こんなに近い距離で川島さんとお話ししたのは、この楽屋挨拶が初めてだった。
スタッフ
川島
川島
大悟
川島
川島
濱家
山内
濱家
川島
濱家
大悟
川島
川島
ーネタ終了後ー
川島
川島
濱家
山内
大悟
川島
濱家
川島
川島
私の番だ
私の番なのに
…体が動かない。
スタッフ
ゆい
川島
ゆい
ゆい
なんとか舞台には立てた。 あとは練習してきたものを出すだけ…
ゆい
ゆい
ゆい
よいしょ…、あっ! フリップ落としちゃった…
手、手が震える…
スタッフ
川島さんも、大悟さんも、 かまいたちさんも見てる…
みんな大好きな芸人さんたち だから失敗したくない…
でも焦れば焦るほど、声が出なくなって 冷や汗が止まらない
ゆい
ダメだ、頭が真っ白になる…
あ…やばい発作来るかも… 今日は薬飲んできたのに…
ゆい
結局私はそのまま、過呼吸で倒れてしまった。
スタッフ
ゆい
スタッフ
ゆい
川島
大悟
濱家
山内
ゆい
皆さんごめんなさい、すらも言えない。 苦しくて苦しくて、ただそれだけ。
パニックだ。
私はそのまま楽屋に連れて行かれた
スタッフ
スタッフ
川島
スタッフ
スタッフ
大悟
濱家
濱家
山内
山内
山内
みんな私が聞いてることに気づいてない
いつもテレビで見ていて、ずっと憧れで
私はこの人たちみたいになりたくて芸人になったのに
すごく悔しかった
ゆい
ゆい
ゆい
その時でした
川島
ゆい
川島
大悟
濱家
川島
川島
川島
大悟
川島
山内
川島
川島
川島さんが、
私の味方でいてくれた。
大悟
スタッフ
濱家
川島
川島
川島
スタッフ
山内
川島さん…
ありがとう、ありがとう、
ゆい
気がついたら涙が出ていた
スタッフ
川島
啜り泣く声で、私の存在がバレてしまった。
ゆい
大悟
ゆい
川島
川島
ゆい
思わず川島さんの方へ駆け寄ってしまった。
川島
ゆい
ゆい
川島
そう言うと、
ーガシッー
ゆい
川島
川島さんに、抱きしめられた。
暖かくて、柔らかくて、
そしてとても、いい匂いがした。
ゆい
ー楽屋にてー
ゆい
ゆい
ゆい
コンコン
ドアが鳴った
ゆい
ゆい
川島
ゆい
川島
川島
ゆい
川島
ゆい
川島
川島
ゆい
ゆい
川島
川島
ゆい
ゆい
川島
川島
ゆい
川島
川島
ゆい
川島
川島
ゆい
川島
川島
川島
ゆい
川島
川島
川島
ゆい
川島
ゆい
そのまま、川島さんは楽屋を去った。
遠ざかっていく背中は、いつまでも大きく見えた。
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