恋歌

小さい頃､彼女の歌を聞いた

その歌を聞いた瞬間､俺は

彼女に〝恋をした〟

この時､彼女と彼女の歌に 一目惚れしたんだ

この日以来､彼女に会うことは なかった

あれから月日は流れ 俺は大学生になった

ここで俺は運命の出会いを果たす

忘れたことがなかった

この〝声〟を

それから俺は大好き(苦手)な歌を先輩に教わり始めた

言っちゃった､､､

変なタイミングで 告白してしまった､､､

こんな幸せの日々に 悲劇が訪れたんだ

〝歌えなくなった〟って

謡先輩に会えたのは 3日後のことだった

この時､俺は

〝あることを決意した〟

〝取り戻せるかもしれない〟

謡が大学に戻ってきたのは 1ヶ月後だった

けれど謡は一度もサークルに顔を出すことはなかった

本当は行きたくなかった

声が出ない自分が

他の人が声を出して楽しそうに歌っているのを見たくなかった

でもずっと付き添ってくれた寧々ちゃんの頼みを断ることもできない

そしてコンサート当日

私たち以外誰もいなかった

ｼﾞｰｯ(幕が上がる)

.･*’’*･.♬.･*’’*･.♬(伴奏)

.･*’’*･.♬.･*’’*･.♬(伴奏)

ｸﾞｲｯ(服を引っ張られる)

それから1年後

俺と先輩はユニットを組み

世界へ駆け出した

𝐹𝑖𝑛.

引用:中島みゆきさんの｢糸｣

お借りしました