僕は君のことを沢山見てきた。
幼い頃の元気いっぱいな笑顔も、 少しだけ大人びて微笑む顔も、 辛くて悲しい時の顔も。
小さい頃に首元のリボンを引きちぎられたのはいい思い出だね。
僕よりも小さかった君はどんどん僕を置いてって大きくなっていく。
でも不思議と、嫌にはならなかったんだ。
君は、僕を新しい所に連れていこうとしてくれたよね。
だけどもう、僕は君には必要無い。
どうか、泣かないで。
君がいつか、帰ってくる日を待ってるよ。
私は貴方に沢山救われた。
幼い頃に喧嘩して、泣いて帰ってきたときも、君は優しい笑顔で迎えてくれた。
周りがどんどん大人になって、 それが嫌で、君を捨てようともした。
なのに君は、いつも変わらない可愛い笑顔で居てくれたんだ。
新しい転機がやってきて、君を連れていこうとしたけれど冷たい目線が私を刺した。
また、くるから。
今度は君を、連れていく。
またね。
ただいま。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!