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九条実花
私、記憶を無くしたままの生活は嫌だよ
九条蒼太
大丈夫。
九条蒼太
お兄ちゃんとお母さん、お父さんでなんとかするから。
九条実花
お母さん、、、お父さん、、、？
九条蒼太
ハッ
九条蒼太
君たち、実花の記憶喪失のことは前から知ってた？
山下颯人
い、いえ
花咲恋歌
今日初めて知りました。
九条蒼太
そうか、、、、
九条蒼太
名前は？
花咲恋歌
私は、花咲恋歌です！
山下颯人
俺は山下颯人です！
九条蒼太
僕は九条蒼太。実花が言った通り、僕は、実花の兄だ。
九条蒼太
ところで、もう二人は帰った方が良いと思うよ。
時間を見てみるともう5時を回っていた。
花咲恋歌
やばっ
花咲恋歌
もうすぐ塾の時間！
花咲恋歌
山下くんも塾の時間だよ！急ご！
山下颯人
あ、あぁ
花咲恋歌
お兄さん
九条蒼太
ん？
花咲恋歌
今から、実花のこと、よろしくお願いします！
九条蒼太
うん。
九条蒼太
塾、頑張ってね。
花咲恋歌
ありがとうございます！
花咲恋歌
じゃあ、失礼します。
花咲恋歌
じゃあ実花、早く、記憶、戻してね。
応援してるよ！
応援してるよ！
九条実花
うん、恋歌、ありがとう。
バタン
九条実花
行っちゃったね。
九条実花
なんか寂しいなあ。
九条蒼太
しばらく記憶は治りそうにないね。
九条実花
うん。
九条実花
最悪の場合
九条実花
治らないかもしれないね。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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