そして俺らはこの狭い世界から逃げ出した
家族とかクラスメイトとか全部全部どうでもいい。 思い出も何もかも捨ててただ2人だけで、俺らしかいない二人の世界で死のうと、
赤
ほんとに俺に着いてきて良かったの?
桃
ん?今更〜?
桃
いいんだよ。俺もこの世界にうんざりしてたしね
桃
それにこんな世界に居たって息苦しいだけでなんも意味ないよ
赤
そっか、、
桃
何?心配?
赤
いや、そういうんじゃないけど、俺仮にも人殺しだよ?
桃
大丈夫。俺はなつの味方だよ。
桃
それにさぁ、よく考えてみなよ。
人殺しなんてそこら中に湧いてるよ。みんな気づいてないだけ
人殺しなんてそこら中に湧いてるよ。みんな気づいてないだけ
そうだ。この世界に意味なんてない。 そして君が苦しむことは無い。
君は何も悪くないんだから。
桃
これからどこいこうかね〜
赤
、、、
桃
なつ?
赤
あ、ごめん。考え事してた
桃
もー!何考えてた?
赤
んー?今までのこと?
桃
なんで疑問形?笑
思い返せば俺らは誰にも愛されてこなかった。友達は愚か実の親にすら愛されなかった。
桃
俺らの共通点ってなんだろうね〜
赤
急だなww
桃
ふときになってww
だって俺ら気づいたら仲良くなってたじゃん?
だって俺ら気づいたら仲良くなってたじゃん?
赤
まあ確かに
赤
んーそうだな、、
赤
『誰にも愛して貰えなかった』じゃね?www
桃
たしかに、それは有り得るwww
嫌な共通点。 でも俺らを結んでくれてる絆のようなもの。
桃
なつに会った時自然と俺と同じやつだ〜って思ったんだよなあ
赤
俺も。なんなら同じ目してるなって
桃
こんな共通点しかないのにお互いが信じ合ってたんだなwww
赤
こんな共通点だからじゃね?w
桃
そっかww
なつと飛び出してから数日が経った
なつの震えはなくてむしろ生き生きしてるようだった
もう何にもとらわれずのびのびと二人で線路の上を歩く
桃
そろそろ腹減らね?
赤
あーたしかに
桃
でももう金もないしなー
赤
盗む?
桃
は?
赤
もういいじゃん。どうせ死ぬんだし
この時の俺はほんとにどうでもよかったんだろう。 二つ返事で同意した
赤
はぁ、はぁ、
桃
っ、はぁ、はぁ
赤
こ、こまで、くれば、はぁ、大丈夫、だろ
桃
相変わらず、足速っ、はぁ、っ
赤
まぁね
近くのコンビニの募金箱を盗んだ。悪いことしてる感覚はあまりなかった。
額の汗も拭わぬままがむしゃらに走った。 昔なつとした鬼ごっこのような感覚になったりもした
桃
なぁ、なつ。
赤
ん?
桃
俺らが昔好きだった漫画の主人公ならさ、
桃
こんなに汚ったない俺らのこともさちゃんと救ってくれたのかな?
赤
んー、どうだろ?
そんな夢はるか昔に捨てたわ
そんな夢はるか昔に捨てたわ
桃
、、、
赤
現実見てみ?シアワセの4文字すら手に入れられないんだよ?
赤
俺らの人生で充分思い知ったくね?
桃
まぁ、確かに、
桃
誰も彼もが自分は悪くないって思ってるもんな
赤
変なこと考えてないで寝よーぜ
桃
うん。またあしたな。
赤
ん。
赤
おやすみ
らず
どうでしょうか?
らず
誤字脱字多いかもですが脳内変換よろしくお願い致します🙇🏻♀️
らず
最初に書き忘れたんですけど
⚠︎界隈のルールを守れる方のみご覧下さい。 ⇒リアルとは無関係の創作になります。関係者様にご迷惑のかからぬよう当方の配慮はもちろんですが、読者様にも配慮して頂けますと幸いです。ご協力よろしくお願い致します。
らず
ではまた次のお話で







