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とある日の昼休みの中庭
雨上がりの空気は湿っていて、花壇の花がきらきらしていた
私はベンチに座り、小さな箱を膝に乗せている
中身は、家庭科の時間に作ったクッキー
エルマ
ジェリー
聞き慣れた声に顔を上げると、そこにはジェリー君がいた
ソフィー先生に指摘されたのにも関わらず、例の殺意Tシャツは、そのまま普通に着ていた
エルマ
ジェリー
エルマ
ジェリー
エルマ
ジェリー
そう言った三秒後
ジェリー
エルマ
私は小さくため息をつきながら、クッキーを一枚差し出した
ジェリー君は受け取ると、勢いよくかじる
ジェリー
エルマ
ジェリー
エルマ
私はクスッと笑う
ジェリー君は少し戸惑ったような素振りを見せたが、すぐにいつもの調子に戻る
ジェリー
エルマ
素直に褒めたかと思いきや、ジェリー君は突然いらないことを言い始めた
ジェリー
エルマ
私は慌てて立ち上がる
その拍子に足を滑らせた
エルマ
次の瞬間、私の体は一瞬小人サイズに縮み、同時にジェリー君の腕が伸びて、私のことをしっかり受け止めた
ジェリー
血液強化で安定した腕の中で、私は元の大きさに戻る
二人の距離はやけに近い
エルマ
エルマ
ジェリー
エルマ
名残惜しそうに手を離すジェリー君
私の耳は、いつの間にか赤くなっていた
エルマ
エルマ
エルマ
ジェリー君は一瞬固まり、次の瞬間、耳まで真っ赤になる
ジェリー
ジェリー
エルマ
中庭に、また風が吹いた
そして、私達はいつものように口論をする
それでも、私とジェリー君の距離は、ほんの少しだけ縮まったような気がした
ジェリー
エルマ