あれは
七不思議になる前の
はるか遠くの記憶
沙弥
沙弥
沙弥
何年前の事だろうか。
もう、随分前。
家族と海に来ていたはずなのに
気がつけば、辺りには誰も居なくて。
沙弥
沙弥
俺、タヒんだの?
沙弥
みんな、何着てんだろ…
布…
着物じゃない、
沙弥
この数日で、流行りが変わったのかな
沙弥
沙弥
沙弥
家があったはずの場所には
新しい、石…?で作られた家があった
僕によく似た赤髪の少年は
そこの…石?の家へ入っていく
沙弥
沙弥
沙弥
これ、この子には僕は見てないんだ
沙弥
沙弥
沙弥
沙弥
沙弥
沙弥
そこに飾られていたのは
僕の遺影。
やっぱり、僕はタヒんだんだ。
そしてここは僕の家には変わりない。
あの子は…子孫?
弟が結婚したのだろうか
幸せだったなら、いいんだけど。
沙弥
希咲羅と呼ばれた子は
やっぱり、さっきの小学生だ
彼も赤髪…遺伝子強いな
希咲羅
コメント
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え、え、え沙弥…え? ゴセンゾサマ……ってことですか? 着物…明治とか江戸ら辺か… 今回のも神っててすごい。