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あてんしょん ・irxs様の名前等をお借りした二次創作(nmmn)となっています。 ・主に水さんと白さんでの物語進行となります。 ・人身売買・暴力の描写があります。 ・その他、不快に思われるような描写がある可能性があります。 以上の要素が苦手・嫌いな方は、この時点でのブラウザバックをお願いします。 いたずらでの通報等はお控えください。誤字脱字等、何か至らぬ点がありましたら、コメントにてご報告ください。 その他、内容に触れるコメントをして頂く際は、直接ご本人様達のお名前を出さずメンバーカラー等での表記を厳守してください。 検索避け及びnmmnのルール違反にならないよう、ご協力をお願い致します。 こちらの作品はnmmnとなっておりますので、拡散・無断転載等は禁止します。もし発見した場合、コメントでの注意喚起を致します。それでも同じ方が何度もされているようでしたら、ブロック・通報致します。
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久しぶりに見に来たこの部屋には想像以上に物が置いてあって、いむくんが頑張ってくれたにも関わらず、半分を出すのにも小一時間ほどかかった。
これでは先が見えない。
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大丈夫と言ったそばから、いむくんは鼻を押さえてくしゃみをする。
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ちょうどすぐそこに新のティッシュが置いてあり、それを開けて持っていく。
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ティッシュを1枚取り出して、それでいむくんの鼻を軽くつまむ。
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…
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やってしまった。
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そりゃそうだろう。
だっていむくん、僕と同じくらい身長あるし、年齢も大して変わらないと思う。
こんなこと急に言われても、ポカンとして当然だ。
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主人様が小さい声で何かを呟く。
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そう言って主人様はどこかへ駆け出して行ってしまった。
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困惑して数秒固まるも、ハッと我に返る。
何してんだ、僕。
主人様がいない内に少しでも片付けを進めておかないと…
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「な」その1文字で、いむくんは言い留まる。
僕のこともずっと主人様って言ってるし、誰かを名前で呼ぶことに抵抗があるのだろうか。
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ないこ様がフレンドリーに笑いかけてくれる。
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もしかして、勝手にこんなことをしたから怒っているのだろうか。
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満面の笑みで主人様はこちらに近付いてくる。
あはは、すごいないむくん!
こんだけしか出来へん無能やねんな!
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また殴られる。
また売られる。
…もう
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そう言って、主人様はそっと僕の頭を撫でた。
軽く髪に触れる程度。
それでも、主人様の手の温かさが伝わってきて。
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嬉しい、のだろうか。
よく分からないけど、僕がまだ幼い頃に買われた人から、優しくされた時の感情と似ている気がする。
まぁ、結局その方も僕のことは人形としか思っていなかったらしいけど。
今まで、優しくされてから裏切られたなんてこと、何度もあった。
きっと今回の主人様もそうなんだろう。
ここまで隙もなく優しくされるのは初めてだけど。
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誰かに「ありがとう」と言えたのは、いつぶりだろうか。