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瀬名 紫陽花
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#すちみこ
たむ
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323
みもざ。
みもざ。
みもざ。
みもざ。
みもざ。
ある日。
ねむがめいを呼び止めた。
甘月 ねむ
月実 めい
甘月 ねむ
めいは息を呑んだ。
ねむは真っ直ぐ言った。
逃げる気はないらしい。
甘月 ねむ
宣戦布告だった。
けれど。
甘月 ねむ
ねむは少しだけ笑った。
甘月 ねむ
それが本音だった。
おどおどしているけれど優しい。
だから余計に複雑だった。
夏休み前。
寮の中庭で開かれた花火大会。
めいは一人ベンチに座っていた。
緊張して輪に入れない。
するとうみが隣に座った。
餅月 うみ
月実 めい
餅月 うみ
月実 めい
餅月 うみ
めいは驚く。
うみは優しく笑った。
餅月 うみ
月実 めい
餅月 うみ
うみに背中を押され、 めいは立ち上がった。
そして中庭の奥。
きらが待っていた。
愁月 きら
月実 めい
愁月 きら
その声は思ったより真剣だった。
めいは胸が痛くなった。
違う。
きらは何も悪くない。
悪いのは自分だ。
勇気がないだけ。
月実 めい
きらが固まった。
めいも固まった。
言うつもりじゃなかった。
なのに出てしまった。
愁月 きら
月実 めい
立ち上がろうとした瞬間。
手首を掴まれた。
優しく。
逃がさないように。
愁月 きら
めいは振り返る。
きらは珍しく動揺していた。
愁月 きら
月実 めい
数秒の沈黙。
そしてきらは照れたように笑った。
愁月 きら
月実 めい
愁月 きら
月実 めい
愁月 きら
花火が夜空で大きく開いた。
少し離れた場所。
ねむはその光景を見ていた。
隣にはうみがいる。
ねむは少しだけ寂しそうに笑った。
甘月 ねむ
餅月 うみ
甘月 ねむ
うみはそっとねむの肩を叩いた。
餅月 うみ
甘月 ねむ
餅月 うみ
ねむは小さく鼻を鳴らした。
そして花火の向こうで笑う二人を見た。
悔しい。
本当に悔しい。
それでも。
甘月 ねむ
その言葉だけは素直に口にできた。
元男子寮の古い中庭。
花火の光の下で。
恋が叶った少女と、
恋が終わった少女と、
二人を支えた優しい親友。
それぞれの夏が静かに始まろうとしていた。
みもざ。
みもざ。
みもざ。
みもざ。
みもざ。
みもざ。
みもざ。
みもざ。
コメント
3件
最終回、お疲れ様でした〜!!🌸✨ めいちゃんがきらくんに「好きだからです」って告白しちゃうシーン、マジで胸が詰まったよ…😭💕 しかもきらくんの「俺も好きだから」で花火ドーン!!エモすぎて叫んだわ!!ねむちゃんの「幸せになりなさいよ」もグッときた…次のねむちゃんの恋物語も楽しみにしてるよ〜!⋆♡