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放課後の旧校舎。
"何言われるんだろう" とドキドキしながら、僕は扉を開ける。
そこには、いつものように窓の外を眺めてる、先輩の後ろ姿が見えた。
Suga
窓の外を眺めていた先輩が、僕に気づいて振り返る。
図書室で "明日、ここで待ってる" と言われてから、授業の内容なんて一つも頭に入らなかった。
Hobi
Hobi
先輩は何も言わず、古い椅子に座ったまま、僕の腕をぐいっと引いた。
そのまま先輩の膝の上に引き寄せられて、僕の背中が先輩の胸に重なる。
昨日、図書室で感じたあの温かさが、もっと濃く、熱く僕を包んだ。
Suga
Hobi
Suga
先輩の顎が、僕の肩にちょんと乗る。
あの日、廊下で呼び止められた時の自信満々な顔とは違う、少し震えるような声。
Suga
Suga
Suga
心臓が、耳元で鳴っているみたいにうるさい。
先輩が僕の肩に顔を埋めて、消え入るような声で続けた。
Suga
Suga
まっすぐな言葉。
その瞬間、転校してきてからの不安や、先輩に振り回されてドキドキした日々が全部込み上げてきて、視界が急に熱くなった。
Hobi
Hobi
泣き笑いしながら先輩の方へ向き直ると、先輩は驚いたように目を見開いた後、最高に愛おしそうな顔で僕の頬を拭った。
Suga
Hobi
僕が頷くと、先輩は僕を壊れ物みたいに優しく、でも力強く抱きしめた。 先輩の制服から、あの日と同じ、少し冷たくて清潔な香水の匂いがした。
花様高校での、僕の新しい生活。 これから先、この秘密基地で刻まれる時間は、きっと人生で最も美しい瞬間になる。
Suga
Hobi
僕たちの恋は、夕焼けに染まる旧校舎で、新しい音を奏で始めた。
泣き虫な僕と、不器用な先輩。 "終わり" じゃなくて、ここからが本当のスタート。 花様高校の空は、今日も僕たちを優しく見守ってくれています。
𝑭𝒊𝒏.
全10話、読んでくれてありがとうございました!!