桜
次移動教室だ…めんど
桜
えっーと、科学の
教科書と…ノートだけで
いいんだよね確か
桜
早く行こ
クラスの女子
……………
クラスの女子
ねぇ、あいつほんと
ムカつかない?
クラスの女子
それな!ちょっとは
痛い目見た方がいい
よね…
クラスの女子
一ノ瀬君まで味方に
つけちゃってさ
クラスの女子
ねぇ…教科書とか隠し
ちゃおうよ
クラスの女子
それいい!!ジャージ
も隠しちゃおーよ!
クラスの女子
さんせー!きゃはは!
桜
……あれ、数学の
教科書がない…?
桜
…どこやったんだろう
家に忘れたのかな…
桜
今日提出の課題もない…
私朝に丸つけしたから
あるはずなのに
夏火
中村どうしたの?
桜
いや…数学の用意が
なくて…
夏火
え、家に忘れたんじゃ
なくて?
桜
うん、今日提出の課題も
朝丸つけしたからある
はずなんだけど…
夏火
………
クラスの女子
…ぷぷっ…
クラスの女子
笑っちゃダメだって…
……ぷっ
窓側を見ると、クラスの女子
達がこっちを見て笑っていた。
夏火
…あいつらか
桜
え?
夏火
ちょっと待ってろ
桜
え、う、うん
夏火
おい、お前ら
クラスの女子
一ノ瀬君どうしたの?
夏火
お前らだろ、中村の
教科書隠したの
クラスの女子
え…何の話?
クラスの女子
私達そんなこと
知らないよねぇ〜!
夏火
返さないんだったらさ
クラスの女子
え?
すると夏火君は、クラスのリーダー
格にいる女子の教科書を
ゴミ箱へ投げ捨てた。
夏火
全員分捨ててやる
クラスの女子
ち、ちょっと
クラスの女子
何すんのよ!最低!
夏火
その最低なことをお前ら
は中村にやったんだよ
クラスの女子
うっ………
夏火
中村の教科書全部
返せ
クラスの女子
どうする…?
クラスの女子
返すしかないでしょ
クラスの女子
…そこまで言うなら
返してあげるわよっ
クラスの女子一人が、黒いバック
の中から中村の教科書を取り出して
俺の前に投げた。
夏火
中村
桜
夏火君…って
私の教科書!!
桜
ありがとう…!!
夏火
どうしたしまして
夏火
また何かされたら俺に
言ってな
桜
…うん!
クラスの女子
…なによ…ムカつく
クラスの女子
…そういうこと
クラスの女子
これをあんた達に
任せたいのよ
男子
まーた俺らかよ
男子
まぁ暇だしいいぜ
力ならあるしな笑
クラスの女子
…頼んだわよ
桜
(次は技術…また
移動教室かぁ…)
桜
はぁ……んむっ!?
男子
上手くいったな
男子
さ、早く終わらそーぜ
桜
(この声…前の男子だ!)
桜
(やだ…力が強くて
抵抗できない)
私は前に襲われた男子に口を塞がれ
そのままトイレに連れてかれた。
男子
ほら、入れよっ
桜
んっ…!
男子
鍵かけちゃえば
終わりだな笑
男子
前の続きしたかった
けど、今回は女子達から
言われてないからな
男子
次にお預けだな
男子
じゃ、俺らも授業
あっから
桜
んっ…んんっ…!
桜
(待って、どこ行くの!)
桜
(声も出せないし、手すら
動かせない…私だって
授業があるのに…!)
桜
(どうしよう…)
先生
忘れ物チェックと…
今日休んでる人はー?
クラスの女子
仁奈さんと、村田さん
でーす
先生
後ろの空いてる席は?
クラスの女子
あー、中村さんですー
クラスの女子
なんかー、さっきから
授業だるいとか言って
たんでぇ
クラスの女子
サボりじゃないですかー
クラスの女子
うわ、さいてー!笑
先生
中村がサボり?
珍しいこともあるんだな
先生
ま、それだけの生徒
だったのか
先生
はぁ…じゃあ、授業
続けるぞー
夏火
(中村がサボり…?)
夏火
(中村がそんなこと
するはずがない…)
秋穂
ねぇ、夏火君…
桜ちゃんってサボり
なんてする子だっけ…?
夏火
いや…中村がするはず
がない…
秋穂
また、女子達かな…
夏火
何かあったのかも
…行かないと
秋穂
ちょっと、夏火君!
夏火
先生!俺腹痛いんで
ちょっとトイレ行って
きます!!
先生
え、お、おい!
一ノ瀬!!
秋穂
え、夏火君!
今授業だよ…!
夏火
悪いな、後でノート
写させてくれ
秋穂
な、夏火君…!
クラスの女子
ねぇ…やばくない?
クラスの女子
いやでも、女子トイレ
だし大丈夫だよ笑
クラスの女子
…そうだよね
桜
(どうしよう…もう
20分は絶対経ってる…)
桜
(さっきからずっと
ドア叩いてるのに…
誰も気づかないなんて)
???
…か…ら…
桜
ん…?
桜
(声が聞こえる…
誰だろう)
夏火
中村ー!!
桜
んっ…!?
桜
(この声…夏火君!?)
桜
(私はここだよ!
助けて!!)
夏火
中村!!
桜
んっ!!んんっ!
桜
(そうだよ!!)
夏火
ここにいるのか!
まってろ、すぐ扉
開けてやるから!
桜
んっ…!
夏火
よし、開いたな
桜
んっ…!
夏火
大丈夫か…って
口まで塞がれて…
桜
んんっ…
桜
……ありが、とう…
夏火
ほら、泣くな、な?
夏火
俺が泣き止むまで一緒に
いてやるから
桜
うん…っ…
夏火君は…私が泣き止むまで、ずっと
抱きしめてくれた。
コンニチヽ( *°ㅁ°* )ノ ワッ!!
yuzunamiです〜!
今回も、最後まで見てくれて
ありがとうございますっ!
感謝(*´ω`人)感謝
結構いい展開になった…かな?
私的に、この後は秋穂を…っと
(´ρ`*)コホン