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私の家系は先祖代々伝統のヤンデレ一族って話‼️
𝗠𝗶𝗞𝗔
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「安珍清姫物語」の粗すぎるあらすじ‼️ 登場人物 安珍:奥州から遥々熊野詣でをしに来た顔が良すぎる修行僧。今回の被害者。 清姫:面食いヤンデレ美女のお嬢様。宿を求めてやって来た安珍を盗み見して一目惚れする。(←先祖が元ネタ) 真砂庄司:清姫の父親で娘想い。真砂と言う地域を任せられたエリート公務員的な立ち位置。この人はマトモ。 ざっとした内容 時は平安。熊野詣での最中に屋敷へ泊めてもらおうと掛け合う修行僧安珍を快く招き入れる真砂庄司。どえらい顔がいい色男が来たってもんで真砂庄司は極度の面食いである清姫に会わせないように離れへと通した。しかし女中達が騒いでるのを聞きつけた清姫は父親の配慮をガン無視して離れの扉の隙間から安珍を盗み見し、その顔の良さに即堕ち。 恋仲を迫る清姫、安珍は困惑しながらも修行僧という立場を守り、帰りに寄ると伝えて翌日逃げるように屋敷を飛び出した。 清姫は毎日夢見心地で過ごしていたけど、全く戻らない安珍に気が狂いかけて近所で噂になるレベルに。待ちきれなくなって止める真砂庄司を振り切って探しに行く清姫。やっとの思いで見つけた安珍に声をかけると目が泳ぎまくる安珍に「人違いではないのか」と突き放され、清姫は恋心を裏切られたことを知る。 闇堕ち清姫は「嗚呼、お前だけは、お前だけはどこにも逃がすものか」と安珍を追い回す。安珍が仏に助けを祈ると激しい光が清姫の目を眩ませて安珍は逃げた。 これに清姫は完全に激怒。怨呪の念は清姫を大蛇へと変貌させ安珍を追い詰めていく。 安珍は命辛がら寺へと逃げ込み住職に下ろした鐘の中へ匿われることに。 やがて追いついた清姫が鐘の中の安珍に気づき、鐘へと火を吹き戸愚呂を巻いた。鐘は一晩中燃やされ続け、当然安珍は焼死。 我に返り人の姿に戻った清姫は裏切られたとはいえ好いた人を殺してしまったことに悲しみ入水自殺した。
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平安時代、この時代では本当に珍しく恋愛結婚をした夫婦がいた。妻は庄司の娘、夫は婿入りした庶民の出だった。 妻は夫の美しい容姿を心から愛していた。それはもう、閉じ込めてしまいたい程に。 夫は結婚してから本性を表し、仕事もせず、どんな些細な事だろうと気に入らなければ妻に手を上げた。それでも妻は夫を愛していた。この男が自分のモノなのだと思うだけで夢現つになる程満足だった。 結婚して4年足らずで二男一女を儲け、妻は夫によく似て美しい子供たちを慈しんで育てていた。流石の夫も子供たちには手を上げず、妻にとって至福の時間が過ぎていった。 状況が変わったのは末娘が8つの頃。夫が夫婦の布団に見知らぬ女を連れ込んでいたのを見つけてしまったのだ。 妻が愛していたのは"自分一人のモノである美しい夫"だけ。それを守る為ならどんな仕打ちにも耐えてきたのに、いとも簡単に裏切られてしまった。 妻は酷く悲しみ、怒り、見知らぬ女を服も着終わらぬ内に往来へと追い出し、その夜悪びれもせず文句を言いながら晩酌を楽しむ夫の頭部を漬物石で殴りつけた。 血を流して倒れ込む夫を見下ろして、妻は殺すのか、結婚当初抱いていた願望を実現してしまうのか迷っていた。殺してしまう方が簡単なのは分かっていた。けれど、人殺しになって死罪になれば愛しい子供たちから引き離されてしまう。妻は女中に子供たちを任せて山へ向かった。 夫が痛む頭に朦朧としつつ目を覚ますとそこは古びた山小屋だった。壁の至る所に農具や刃物が吊るされている。目の前には手に血が付着した妻が立っている。妻はあの後夫の頭に布を巻いて止血し、華奢な体のどこにそんな力があったのか夫を家の裏手にある山の山小屋へと運んだのだ。 幸いと言うべきか、夫の顔には傷一つ付いていない。夫は妻を怒鳴り罵り手を上げ躾するべく立ち上がろうとしたが、手首足首に巻かれた縄に阻まれた。妻は恍惚とした表情で出刃包丁を取り出し、夫の手足を切りつけた。しかし失血死させる気はなかったのか出血が多い部分は熱した鍋を押し当てて止血される。叫ぼうが誰も来ない山奥。 夫にとっては生き地獄、妻にとっては極楽だった。 妻は時々愛おしげに夫の頬に触れ、唇をなぞり、溢れる汗や涙を手拭いでそっと優しく拭いた。 こんな調子が数日続くと、夫はその一挙一動に恐怖し、許しを乞うたが妻の手は止まらない。意識が飛べば顔に水をかけて起こされた。 食事も水も妻からの口移し。妻は夫を恨んでいたが未だその容姿を愛していた。 二週間も経つと、夫は目に見えて衰弱していった。当たり前だ。夫から思い通りの反応を得られなくなってきた妻の手は、包丁ではなく夫の首へと向かった。 「私は、あなたと添い遂げたかっただけなのよ。なのにどうして。嗚呼、どうしてこんな酷いことができるのでしょう。」 窒息で狭まる視界と死の恐怖で妻の恨み言を聞く暇もない夫は返事も出来ず縛られたままで抵抗を続ける。首を絞める力は更に増していく。遂に息絶えた夫を見た妻はやはり死んでしまっても夫の顔はこんなにも美しいのだなと見惚れ、しばらく死体を弄んだ後山小屋へ火を放ち意気揚揚と屋敷へと帰った。 勿論、妻を夫殺しと疑った連中も居たが、聡明で利口な妻はのらりくらりと問答をかわし、寧ろ普段から暴力に晒されていたのだから何にせよ良かったではないかと周囲を丸め込んだ。
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コメント
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血縁だなこりゃ