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コメント
11件
最高に最高です🥹💗
だいふくちゃん今回も天才だよぉ ... いいねいっぱい押しとくね♡(?)
最━ヽ(○゚д゚○)ノ━━高
――翌朝
カーテン越しに差し込む光で、麗央はゆっくりと目を開けた
ほんの少し身じろぎしただけで、腰から背中にかけてズキッと鈍い痛みが走る
麗央
小さく呻きながら、隣を見ると、龍牙がまだ眠そうに片腕で自分を抱き寄せていた
龍牙
低い声と同時に、頬に軽くキスが落ちる
麗央
半分涙目で抗議すると、龍牙の口元が愉快そうに緩む
龍牙
わざとらしく首を傾げ、耳元で囁く
龍牙
麗央はふくれっ面で布団を引き寄せたが、その頬はほんのり赤かった
龍牙はそんな麗央の表情を見て、くすりと笑い、さらに布団の中で腕を絡めてきた
麗央
麗央がもぞもぞと逃げようとすると、龍牙は腰をしっかり抱え込む
龍牙
麗央
拗ねた声で言いながらも、抱き込まれた温かさに抗えず、麗央は小さくため息をついて身を預ける
龍牙はその頭を優しく撫でながら、低く囁いた
龍牙
麗央
耳まで真っ赤になって布団を頭までかぶる麗央
龍牙
その甘く危険な声に、麗央の胸がドキッと跳ねる――
布団の中で、麗央はもぞもぞと顔だけを出して龍牙を睨んだ
麗央
必死に拒否する声も、どこか弱々しい
龍牙は目を細め、まるで子猫でも見るように微笑んだ
龍牙
麗央
頬を赤くして視線をそらす麗央に、龍牙は軽く顎を持ち上げさせる
龍牙
胸の奥を掴まれるようなその声に、麗央は一瞬だけ息を詰めた
麗央
龍牙
そう囁かれると、もう何も言い返せなくなり、麗央はただ視線を落とした
龍牙は満足そうに笑い、髪をくしゃっと撫でる
龍牙
その“治す”の意味に気づいて、麗央の耳がまた赤く染まった――
麗央は枕に顔を埋めたまま、くぐもった声でぼやいた
麗央
龍牙はわざととぼけた顔で首を傾げる
龍牙
麗央
小さく呟く麗央の耳元に、龍牙は身を寄せ、低く甘い声を落とす
龍牙
麗央はバッと顔を上げ、「やだ!」と真っ赤になって拒否
その必死さに龍牙は肩を揺らして笑い、背中を軽く叩いた
龍牙
麗央
龍牙
その“たぶん”に、麗央はもう一度枕に顔を埋め、くぐもった声で「ぜったいやだ……」と繰り返した
龍牙はそんな麗央の後頭部を、くしゃっと乱すように撫でた
龍牙
麗央
龍牙
そう言って立ち上がると、キッチンへ向かおうとしたが――
腕をそっと掴まれる
麗央
振り返ると、麗央は半分眠たそうな目でこちらを見上げていた
その表情に、龍牙は苦笑しながらも再びベッドに腰を下ろす
龍牙
麗央
龍牙
呟きながら、龍牙はそのまま麗央を抱き寄せ、腕の中で再び眠らせた
しばらくして、リビングから零斗の声が響いた
零斗:おーい、朝飯できてるぞー!
麗央は布団の中で顔をしかめ、龍牙の胸に額を押しつける
麗央
龍牙
龍牙は呆れたように笑い、しかしその腕を緩めない
そこへ、部屋のドアがノックもなしに開き、蓮が顔を出す
蓮
麗央
麗央が即座に告げ口する
蓮は半眼で龍牙を見て、「……加減しろ」とだけ言ってドアを閉めた
零斗の笑い声と、朔矢のため息が廊下から漏れてくる
龍牙は肩をすくめ、「聞かれてんぞ」と耳元で囁くと、麗央は真っ赤になって枕に顔を埋めた
龍牙は布団から半ば強引に麗央を引き起こし、片腕で抱えたまま立ち上がった
麗央
麗央が抗議するが、腰をかばうように身をよじるその様子に、龍牙はニヤリ
龍牙
廊下に出ると、ちょうどキッチンから零斗が顔を出す
零斗
朔矢はコーヒーを飲みながらぼやく
朔矢
龍牙
龍牙が軽口を返し、麗央を椅子に座らせる
麗央は恥ずかしそうに背を丸め、小声で呟く
麗央
龍牙は涼しい顔でパンを皿に置き、
龍牙
と意味深に言いかけ、
蓮が即座に「黙れ」と制した
だいふく