クドラク
改めて復讐など関係なしに言う。
クドラク
私と結婚してくれ。
りゅう
………。
りゅう
ひとつ聞いてもいい?
クドラク
なんだ?
りゅう
クドラクの過去の話と結婚話。どんな関係があるのかなって。
クドラク
とても簡単な話だ。
クドラク
先程も言ったように、私は心を閉ざしていたが、お前と出会ったことで心をまた開いたと。
クドラク
実は言うとこの話はスバルやガルダにもしたことが無い。
りゅう
というと…??
クドラク
要するに、お前を信用している。好きだ。って事だ。そうでなければ私は誰にもこの過去の話はしないだろう。ひとつ屋根の下で共に暮らす者にも打ち明けたことがないのだからな。
りゅう
そ、そっか…。
りゅう
(クドラク…。怖い話も沢山聞いたけど、やっぱり好きだ。)
りゅう
クドラク。
クドラク
なんだ?
りゅう
俺も…結婚して………
クドラク
………。
りゅう
結婚していいかな?って。
りゅう
いや、したい。
クドラク
りゅう。
りゅう
クドラクの為ならたくさん働く。ご両親の分も、兄さんの罪償いとしても。
りゅう
この国を変えられるのならば。
りゅう
しかも、俺も人魚の女神の子守唄聞いてみたい。元々どんな世界か知りたい。
クドラク
え、あ、あぁ。
クドラク
そ、そうだな。あぁ。変えよう。この国。
りゅう
(いつもは冷静なクドラクが混乱してる。珍しい。)
りゅう
(てゆうか、可愛いすぎるだろっ…!!今のは反則だろ…!!)
クドラク
………。
クドラクは顔を赤くした。
りゅう
(照れてんのか?!クドラクらしくない…。)
りゅう
(くそ、余計に好きになるだろ…。)
りゅう
(こういう時は、違う話で場を和ませよう。)
りゅう
クドラク。
クドラク
な、なんだ?
りゅう
あのさ、嬉しかった。
クドラク
何がだ?
りゅう
俺がキスしたいって言った時にしてくれたり、昨日の夜にクドラクを治すためにあんなことしたり。
りゅう
はっきり言って、そういうのってお互いに好きだったりしないとできないっと思う……///
クドラク
………///
クドラク
あぁ…そうだな……///
りゅう
………///
りゅう
(ばぁぁぁかぁぁぁ!!///)
りゅう
(場を和ませようとしたのに、クドラクを余計に困らせてんじゃねーかよ!!///)
クドラク
あ、あのな…りゅう…。
りゅう
ごめん!嬉しいっていうのは、そういうことが出来てじゃなくて、クドラクが心を開いてくれてってだけで…///
クドラク
りゅう…。
りゅう
あの!結婚したいけど、迷惑って思うなら俺しなくても、でもね、クドラクはずっも好き!殺したくなったら殺されるからね!クドラクのためならいつでも死ねるから!
クドラク
りゅう!!
クドラクが大声でりゅうを呼んだ。
りゅう
わっ!
りゅう
(び、びっくりした…。急に大声で呼ばれたから…。)
クドラク
キスはな、私もお前としたくてした…。昨日の事はあんまり思い出せんが…。
クドラク
私も嬉しいよ…///
りゅう
っ…………///
りゅう
(クドラクのキャラが崩壊してる///)
りゅう
ごめん、暑くなった。上着返す…///
クドラク
あ、あぁ。///
その後、山の上から2人で国を見渡した。
クドラク
お前に、本当のこの国を見せてやりたい。
りゅう
見れるといいな…。
クドラク
流れ星にでも願ってみるか?
りゅう
そんなの迷信だよ。
クドラク
さぁ、どうだかな。
昼間であるのに星がきらめく夜空を2人して眺めた。
クドラク
なぁ、りゅう。
クドラク
いつか必ず迎えに行くからな。
クドラク
その時まで
クドラク
待っててくれ。
りゅう
クドラク??
りゅう
どういう事??
ーendー