高2になって2週間ほど経って、 いつも通りの下校 だったはずなのに、その時は突如やってきた
紫耀
⚪︎⚪︎、俺さ、今日の昼になぎに告られたんだ
⚪︎⚪︎
え、?
紫耀
やっぱり⚪︎⚪︎には1番に報告して、一緒に喜びたかったからさ
⚪︎⚪︎
喜ぶってことは、紫耀も好きなんだ
紫耀
うん、多分、、
今まで誰かを好きになったことなかったから、
これが好きなのかわかんないけど、
嬉しかったのにかわりないからさ
今まで誰かを好きになったことなかったから、
これが好きなのかわかんないけど、
嬉しかったのにかわりないからさ
⚪︎⚪︎
そっか、おめでとう
紫耀
ありがと!
そう言って苦しくなるほどの満面な笑みを浮かべた紫耀。 ごめんね、紫耀、 私、失恋した相手と今まで通りは無理かな泣
なぎ
あ!おはよう紫耀くん!
紫耀
おはよう!
もう紫耀呼びか、 ま、そうだよね、カップルだし
紫耀
なあ⚪︎⚪︎、何で今日先行ったんだよ
家行ったのに先行ったよって言われてさ
家行ったのに先行ったよって言われてさ
⚪︎⚪︎
用事あったから
紫耀
なんか元気ない?
⚪︎⚪︎
べつに?
紫耀
帰りは待ってろよ
⚪︎⚪︎
なぎちゃんと帰りなよ、
彼女いるのに私に話しかけない方がいいよ
彼女いるのに私に話しかけない方がいいよ
紫耀
幼馴染はまた別だろ
⚪︎⚪︎
もう先生来るし、座んな?
紫耀
あ、うん、
とにかく、帰りは一緒な?
とにかく、帰りは一緒な?
そう言われても一緒に帰れるわけないじゃん こっちの気も知らないで もう、顔見るのも辛くなってきちゃった、、
先生
はーい注目〜
今日はこのクラスの新しい仲間を紹介する
今日はこのクラスの新しい仲間を紹介する
廉
初めまして、永瀬廉です。
本当は始業式から来れる予定やったんですけど、
家の事情で東京に来るのが遅れてしまって、、
ちょっと遅いスタートやけど、よろしくお願いします!
本当は始業式から来れる予定やったんですけど、
家の事情で東京に来るのが遅れてしまって、、
ちょっと遅いスタートやけど、よろしくお願いします!
永瀬くんは紫耀にも負けないイケメンで、 クラスの女子がざわざわしていた。
先生
永瀬の席、空けてあるから!
⚪︎⚪︎の隣な
⚪︎⚪︎の隣な
廉
はい
永瀬くんが私の方に来るとき、 紫耀と目があってしまった。 あからさまな逸らしかたをしたが、 流石にやりすぎかなと考える暇もなく、話しかけられた。
廉
⚪︎⚪︎さん、よろしくな!
⚪︎⚪︎
あ、うん、よろしく永瀬くん
廉
やめてや、廉でええよ
⚪︎⚪︎
じゃあ私も⚪︎⚪︎でいいよ!
廉
やった!なあ、今日、昼飯忘れてしまってん。
食堂案内してや
食堂案内してや
⚪︎⚪︎
あ、私も忘れちゃって食堂で1人だし、一緒に食べよ!
廉
まじ?ありがとな
⚪︎⚪︎
全然!
私は自分たちの会話に夢中で、 紫耀がこっちを見ているのに気づかなかった。







