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頬叩かれた(強め)⤴︎
昔、俺の両親は仲が悪かった
朝から晩までずっと喧嘩して
子供の居場所なんかなくて、家では1人ぼっちだった
親から毎月貰う金を使って生活してた
生活に必要な分だけ使って残りは少しづつ貯金して…を繰り返して生きているうちに小学生になった
小学三年生の夏。
事件が起こった
夏休みに入る前、最後の学校後
家に帰ると、
両親が家で腹を刺され倒れていた
泣きはしなかった
両親が俺を愛していなかったように俺も両親を愛していなかったから
…正式には両親を愛しているのか分からなかったから
少し経ってから救急車を呼んだ
生き返って欲しくなかったから、直ぐには呼ばなかった
数時間後に集中治療室から出てきた医者からは
「悲しいかもしれないけれど、お母さんとお父さんは亡くなってしまったんだ」
と言われた
悲しい、と言うより嬉しかった
それから少しして両親の葬式が行われた
周りからは同情の目を向けられた
その目が気持ち悪くて、早く抜け出したかった
葬式が終わったあと、隣の県に住む親戚の家へ送られた
「今日から君をお母さんやお父さんの代わりに一生懸命がんばって育てるよ」
と優しい声で言われた
あれから数年経って
12歳になった
まだ親戚の家に居た。
その親戚がさっきのおじさん。
ある日、
いつものように家に帰り、夜ご飯を食べよう。と言われ椅子に座った
疑いもせず目の前に置かれたものを口に運んだ
…いつもと違う、苦い錠剤の様な味が少しした
少しして、酷い睡魔に襲われそのまま眠りについた
目を覚ますとそこは、いつもと違う知らない部屋だった
目の前には妙に口角を上げ息を切らしたおじさんがいた
おじさんから腕を掴まれてより興奮したような瞳を向けられて気がついた
自分は襲われかけているんだ、と
その恐怖と気持ち悪さから涙が出た
自分でもこんなに泣けるんだ、と驚くほど
泣き叫んだ
意外にもその声は外に聞こえており、不思議に感じた近隣住民が家のチャイムを鳴らした
おじさんは明らかに不機嫌そうにドアを開け話をしに行った
その家は平屋だったこともあり窓を開けて直ぐに出られた
走って逃げた。息が切れ、倒れそうになるくらい走って、交番についた
全部話した
交番にいた人は真剣に話を聞いてくれ、「後は大人に任せて、よく頑張ったね」と言ってくれた
その後自分の元家に送ってもらった
家の中はあまり変わっておらず、
親が倒れていた場所は綺麗に掃除されていた
その後そこで一人暮らしをした
中学生になった
家には親のお金かあった為生活にはあまり困らなかった
入学式の日
幼馴染の2人と再開した
それからはほぼ何事もなく過ごし、高校生になって