完璧になれたなら。ー虹桃ー

それから私は、皆といつも通りの日常を過ごした

私は、走り回る皆をみて、微笑んだ。

あれから、生配信が終わり、各自部屋で過ごしていた

コンコンッ（ノック

「お誕生日おめでとうっ！」

パンッ、パンッ

クラッカーの音が響いた。

皆が持っていたのは、「お誕生日おめでとう！」とチョコレートで書かれた、大きなケーキだった

私は、皆から貰ったプレゼントで、両手はすぐに一杯になった。

「ありがとうッ！」

皆からの暖かい言葉で、私の心はいっぱいになった。

私はもう、一人じゃない。

皆が、側に居てくれる。

これから、辛い事、悲しいことは数え切れない程あると思う。

だけど、その度に皆が支えてくれるのなら。

一人じゃない、と言ってくれるのなら。

私はこれからも、どんな事だって乗り越えていける。

私達は12人でカラフルピーチ。

一人でも欠けていたら、こんなに最高のグループにはなれなかったと思う。

だけど、12人で居られるのなら。

私は、もう、完璧じゃなくて良い

本当の自分を、大事にしていかないと。

だから、もう、

「完璧」を演じる事を、辞めようと思います。

完璧になれたなら。

完

「完璧になれたなら。」を、最後まで見ていただいてありがとうございます！ この物語を連載している間、色んな方にフォローや♡、コメントを頂きました！本当にありがとうございます！ これからも、色んな連載を考えているので、そちらも見ていただけると嬉しいです！ それでは、また次の物語でお会いしましょう！

2025.4.17 鏡花水月_*